大人になってわかること ~マウントスノー編~ | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

今ドラクエ6やってましてね。DSじゃないですよ、SFCですよ、スーファミ。ドラクエ10で大騒ぎの中、6ですよ。

もう子ども時代から高校、大学とアホほどやってて、それこそツボやタンスの中身とかもだいたい覚えてるぐらいやりました。やり込んではデータ消えるの繰り返しで。地面に落ちてる小さなメダルの位置とか未だに覚えてる自分にちょっと引いたりしてます。

今、ネットの攻略サイトって凄まじい情報量ですね。ちょっと検索しただけでもむちゃくちゃサイトあるじゃないですか。隠しアイテムどころか住民全員の台詞とか、熟練度の戦闘回数までリスト化されてて。

もう少年時代に公式ガイドブックの内容で満足してたのが信じられない。


で、今回主人公とバーバラ以外全員モンスターでクリアしてみようと。これまでは普通にやってたら主人公、ハッサン、アモス、ミレーユが一軍で、チャモロとバーバラが馬車、であと二名がホイミンやピエールあたりになってたんですけどね。


まずモンスターを仲間にするのが難しいだろうなと思ってたんですよ。ところが少年時代あれだけ苦労したはずのリップスやキングスライムがものの数回で仲間になってくれましてね。クソ嬉しくて。(確率1/64)

また、腐った死体のスミスがハッサンを超える逸材であることも発見しまして。一回のレベルアップで力7、HPが22もあがるとか。こりゃ凄いと。15年の時を超えて、今感動してます。


そんな中、少年時代はなんの感慨もわかなかったシーンに今日俺はズシンときたのです。

マウントスノーで雪女の封印を解いたときのゴランの台詞です。

このゴランという人は50年前に雪女に助けてもらったときのことを酒の勢いでポロッと漏らしてしまって、それで村に氷の呪いがかかって、自分以外全員氷漬けのフリージングコフィン状態になってしまったのです。その封印を主人公たちが解いたときのシーンです。


「なあ、旅の人よ。若い頃のあやまちは誰にもあるものだといわれておろう。だからこそおそれずに信じた道を進むべきじゃと・・・そして人は成長すると・・・」
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「ならば、わしのおかしたあやまちも、わしの人生にとって意味のある事だったのじゃろうか?」

「わしにはよくわからん。50年の月日は・・・・・・あまりにも長すぎた。」


少年時代の俺には、この言葉の重みは理解できませんでした。タンスの小さなメダルを取ってそのままザム神官のもとに直行してたと思います。

これは・・・本当に重い。深い。涙がでる。このゴランだけでなく、ドラクエ6は大人になって初めて気づく名シーンがありました。

トム兵士長の死とかあんだけ欝イベントだったとはと。