今回も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
前回は「なにげなく使ってしまっているよくある間違い…1と2」という事で、
“語尾に無意味に「ね」”をつけてしまっている場合や、
“「語尾を伸ばして」”話してしまっている場合のお話をしました。
今回はその続き、「3」と「4」と「5」です。
●なにげなく使ってしまっているよくある間違い…その3
★「あいまいな発言」を使う
「~みたい」や「~っぽい」、「~らしい」といったような言葉です。
例えば…、
「この辺りの筋肉が堅くなってしまっているようですね。」
などと言われたら、
患者さんの立場からすると…
「ちゃんと見てくれているの?」
「じゃあ、どうしたらいいの?」
という事になってしまいます。
このような、あいまいな発言も
患者さんの治療院の信頼感が損なわれる為、
医療関係に携わる者としてはふさわしくありません。
多少曖昧であったとしても、
はっきりと断定してあげる事で患者さんは安心し、
治療院への信頼感も高まります。
●なにげなく使ってしまっているよくある間違い…その4
★会話のはじめにつける「口癖」がある
「あの」
「その」
「え~」などくらいなら
あまり気にならないかもしれませんが…
「いや」
「っていうか」
「だから」
などが口癖になってしまっている方がいます。
例えば…
患者さんの話を聞いて
「いや。○○はですね…」なんて言ってしまうと…
患者さんは、
自分の話が否定されたように感じて
不快な気分になってしまいます。
この場合、
「いや、」は全く用をなさないばかりか
その一言だけで
患者さんからの信頼をなくすことに繋がりますので
注意しておいた方が良いでしょう。
●なにげなく使ってしまっているよくある間違い…その5
★自分が話した後に「自分で相槌を打つ」
例えば…
「今日で治療が終わりましたね。…はい。」
のような言葉づかいです。
使っている本人は確認しているつもりだけなのかもしれませんが…
患者さんからすれば
自分の言葉をさえぎられたうえ、
勝手に自己完結されたようで疎外感を感じてしまいます。
つまり、会話になっていないという事です。
前回と今回、2度にわたり5つの例をあげてみました。
先生の治療院でも
“思い当たるふし”
があるのではないでしょうか?
少しでも“思い当たるふし”あるようだったら
治療院内の会話をチェックしてみることをお薦めします。
人はつい無意識のうちに、普段の口癖が出てくることがよくあります。
ですが、
その場ですぐにスタッフさんに注意できれば
「しっかり教育している」という印象を患者さんに与えることができます。
注意するときは、
話の内容には一切ふれないでください。
スタッフさんが「聞き耳をたてられている」と警戒し
不要なトラブルに発展しかねませんので。
(もちろん、不適切な内容の場合は別ですが…)
最近は、
若いスタッフさんに気を遣いすぎていたり、
注意することが億劫になってしまっている先生もいらっしゃるようですが、
しかし、
患者さんには“しっかり見られて”いますので
気をつけていただきたいと思います。
今回も最後まで読みいただきありがとうございます。
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