通院している病院にはがんサロンがあります。月に2回午前中と時間が限られているのでなかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、いいお天気だしドライブがてら行ってみました。

化学療法室の奥まったところにあるので、ふらっと誰もが立ち寄れるという雰囲気ではないです(^▽^;)

ドアを開けると1人の男性が座っていました。お世話人の方で奥様をがんで亡くされボランティアでサロンをお手伝いされているそうです。
何を話したらいいのか全く分からず、とりあえず自分の病状とセカンドオピニオンについて相談しました。サロンに来られる患者さんの体験などを話して下さって、まだ受けていないなら是非した方がいいですよと勧めて下さいました。

ある患者さんの話になって、その方(Nさんと呼びますね)は、ここでの治療は抗がん剤しかないと言われ、セカンド、サード、フォースオピニオンまで受けてやっと4つ目の病院で「うちなら手術できます」と言われ、難しい胆管がんの手術をされたそうです。8年経った今でも、とてもお元気にされているそうで、病院選び(医師選び)は本当に大切だと改めて思いました。

そんな話をしていたら、なんと当の本人のNさんが来られたんです!!

Nさんは治療の経緯や今の病状など話して下さいました。お話の中で印象的だったのが、3つありました。

黄色い花セカンドオピニオンでどこの病院(医師)を選ぶかは自分で決める

Nさんの場合は家族が住んでいる大阪で探したそうです。他のサロンにいた方も県外に住む家族や親戚のいるところで探しておられる方がほとんどでした。


黄色い花いい医者に出会うには運に左右されるが、「 絶対に諦めない」「何事にも感謝する」「前向きに考える」この3つを心がければ運が良くなりきっといい医者に出会える

フォースオピニオンで出会った医師に難しい手術を受ける不安について話したら、
「外科は切って終わりじゃなくて患者さんが普通の生活に戻れるようにするまでが仕事だから心配しなくていい」
と言われ、この医師なら大丈夫だと確信して手術を選んだそうです。


黄色い花自分の病気について一所懸命勉強して、治療法は自分で選ぶこと

Nさんは検査数値やがんの知識など詳しくて、私の病状や数値を聞いてアドバイスもしてくれました。腫瘍マーカーいくつなの?とかとっさに聞かれうろ覚えだったりして...^^; 

Nさんの場合、兄弟が大阪にいて、がんだと分かった時「まだ死にたくない」と治療に前向きになれたのは、兄弟との別れが辛かったからだそうです。がんのおかげで以前よりも兄弟と頻繁に連絡を取り合うようになり絆が深まったという話を講演会でされた時、奥様もいらっしゃったそうですが、何も言われなかったと笑っておられました^^;


みなさんが口を揃えて言われたことは
「自分が納得する治療法を選ぶ。治すのは自分」
「毎日歩くこと」
でしたクローバー

サロンに来られた患者さんはとにかく明るくよくしゃべり、みなさん発病後5年以上経った今でも治療、経過観察しながら日々大切に過ごされているのに元気をもらいました音譜