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IXI 元社長ら逮捕  循環取引も大切だ!?
システム開発会社「アイ・エックス・アイ」(IXI)の粉飾決算事件で、大阪地検特捜部は29日、同社の元社長ら旧経営陣の4人を証券取引法(現金融商品取引法)違反容疑で逮捕。


msn産経ニュースに会社ぐるみのマネーゲームの内幕が書かれていました。


IXIが架空循環取引に手を染めたとされる平成15年ごろは、ITベンチャー企業が業態拡大に走っていた時期にあたる。証券市場の規制も緩和され、ブームに乗って台頭したのが“ホリエモン”こと堀江貴文被告=証券取引法違反罪で有罪判決、控訴中=が社長を務めた「ライブドア」やネットの仮想商店街を運営する「楽天」などだ。

IXIは14年3月、初めてナスダック・ジャパン(現大証ヘラクレス)に上場した。ブームに乗り遅れまいと焦ったのか、元社長から不正取引を認める発言が飛び出したのは、上場直後だった。

IXIが旧経営陣による架空循環取引の調査を依頼した弁護士らでつくる外部調査委員会の資料や関係者によると、社内の会議で元常務の吉川良昌容疑者(51)が役員らの前で、企業名や商品の仕入れ時期などが書き込まれたチャート図を机に広げ、循環取引を説明。同席していた元社長は「われわれは新参者。会社を大きくする上でそういう取引も大切だ」と話したという。この直後から同社の売り上げは急激に上昇した。

IXIはこの後、東証2部上場を目指す。さらなる売り上げ増が必要となり、不正取引にのめり込んでいく。

15年5月、循環取引の手法を元常務から引き継いだ元役員の桑山隆容疑者(46)は、外部調査委員会の調査に「私と部下2人で各企業を回り、商売の流れをコントロールするために納品時期、支払い時期、各企業の手数料を指示してお願いした」と証言。循環取引で資金繰りが苦しくなり、元常務に相談すると、「お前らで何とか処理しろ」と怒鳴られたという。

また16年ころ、社内で勤務評定の話になった際には、元常務が元役員ら3人に「君らは循環ばかりやっていて価値を生んでいないので評価はできない」と言い放った。

元役員が「それはおかしい。こんなことは自分もしたくない」と涙ながらに抗議すると、元常務は「それもそうだ」と元社長に相談。その直後、元役員ら3人全員の給料が上がったという。

同社管財人は「売り上げの8~9割は架空だった。社会常識で考えても、会社ぐるみで不正に手を染めていたとみて間違いない」と話している。
(msn産経ニュース 2008/5/29より抜粋、太字は当社)