アルゼンチン政府が再び債務(借金)を返済できなくなるデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが目前に迫っている。全額返済を求める米ファンドと反発するア ルゼンチンが今月30日までに和解しなければ、ファンド以外の債権者(借金を返してもらう権利がある投資家)への利払いができないためだ。しかし、24日 のアルゼンチン政府とファンドとの協議は不調に終わるなど進展がみられず、このまま時間切れになる可能性も高まりつつある。

 ◇ファンドとの協議難航

 「本日、アルゼンチンは来週にデフォルトを選択することを明確にした」。米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントが運営するNMLキャピタルは24日の協議後、「アルゼンチンは問題を解決する気がない」と非難する声明を発表した。

 米連邦地裁は、アルゼンチンに対し、NMLなどのファンドに債務全額の約15億ドル(約1500億円)を支払うように命じた。さらに仲介人を指名し、デ フォルト回避に向けて支払い方法などをファンドと協議するよう促してきた。24日はアルゼンチン政府と、ファンド側の代表者がニューヨークの仲介人のもと に集合。仲介人はそれぞれの代表者と個別に話をしたうえで、双方に初の直接対話を提案したが、アルゼンチン側が拒否し、実現しなかったという。

 アルゼンチンは2001年に国債のデフォルトを宣言。9割超の債権者が債務減額に応じたが、米ファンドは格安で債権者から減額前の債権を買い取り、全額 の支払いを求めている。これに対し、アルゼンチンはファンドを「ハゲタカ」と非難。裁判所に支払い命令の一時停止を求め、ファンドに対する債務返済を拒ん でいる。

 しかし、このまま30日の期限を越えれば、アルゼンチンは債務減額に応じた債権者への利払いが滞ることになる。アルゼンチン政府は、支払い原資の外貨準備を約280億ドル持っていて、「払う意思があり、デフォルトではない」とデフォルトを宣言しない構え。

毎日新聞より引用、続きがあります

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アルゼンチン、倒産 

そういえば、どういう産業が盛んなんだろう。。。