検査結果報告 | 何によって憶えられたいか

何によって憶えられたいか

“What do you want to be remembered for?”

11月12日(月)

今日は、主治医の先生に呼ばれ、両親と一緒に先週金曜日のCTの検査結果と今後の治療方針について話を聞いた。

まず、結論的には非常にシリアス...。



CTの結果、、

2週間前に撮ったCTに比べて、大きな悪化が2点見られた。

1)腹膜に転移している癌が悪さをして、肝臓から十二指腸につながる管の部分につまりのようなものが見られる

2)左の腎臓から出ている管に対しても、同じく腹膜の癌が働いて流れにくくしている


特に1)に対しては何らかの処置をしないと危険との事。

2)に関しては緊急性はないものの、悪化すればカリウムなどが腎臓にたまってしまい命にかかわる事態になってしまう可能性もあるとの事。


そして、これら2点の悪化から考えて、これまでに行ってきた抗がん剤治療がもはや効果が薄れてきたと判断し、抗がん剤治療の内容も変える必要があるとの事。

また、新たな抗がん剤の候補は二つあるが、二つとも肝臓に副作用を及ぼす懸念があって、まずは1)の問題を何とかしないと始められない。

よって、まずは1)に対する処置が最優先。



対処方法としては、

(a)内視鏡で細くなっている管の部分にステント(金属製の土管のようなもの)を挿入する

(b)肝臓から体外にチューブを通して肝臓に溜まる排泄物を外に出す

の二つ。


今日、(a)が可能がどうかを確認するために急遽エコーの検査を行って、担当の先生いわく、内視鏡で出来る可能性があるので試してみるとの事だった。

そして、その手術が水曜日に行われる事が決定。


これには一安心。

だって、身体からチューブが出ていて、排泄物をためる袋をぶら下げて生活するなんてとても想像出来ないから。

でもまだどうなるか分からない。水曜日の手術で内視鏡で対処出来る事を祈るしかない。



そして、腎臓の方は、もし対処するとしたら、こちらはチューブを通して体外から排泄物を出すのが一番との事。

ただ、現時点では緊急性はないので、1)の治療が終わって、抗がん剤の治療を始めて、それによって腎臓の管に悪さしている癌が小さくなってくれることを願うばかり。

それが叶わなければチューブを通すことになってしまうから。


そう、最悪のケースは、肝臓と腎臓のそれぞれから体外にチューブを通して、袋を二つぶら下げて生活をすることなのだ。

こうなると、もう普通の生活は難しく、会社に行く事も困難とのこと。



今日、これらの話を聞いて、、、正直言って、相当落ち込んだ。

1種類の抗がん剤が結局5ヶ月程度しか持たなかった。これはほぼ平均的な長さとのこと。でも平均であってはだめだ。

以前聞いた話では、平均的には1-2年程度しか生き延びられない病気。

そんなのは嫌だ!!最長記録を作りたい!!

それが、今のところは平均点しか取れていないという現実。

ん~、現実は厳しい。


辛い、落ち込む、そして怖い、どんどん衰弱していく自分を想像すると。


でもでも、諦めたらおしまいだ!!前向きに!!

人間だれしも、1秒先に何が起こるかすら分からない。

奇跡は起こるかもしれない、いや、起こすのだ!!

そう考えるしかない。


と、一生懸命自分を奮い立たせている。

頭の中で、落ち込み、不安になり恐怖になってる自分と、前向きに、奇跡を起こしてやろうと考えている自分の二人が壮絶な戦いを演じている。

正直、今日のところは負の考えの方に軍配が上がっちゃいそう。でもたまには弱音を吐かせてほしい。

そして、明日からは気持ちを切り替えて、前向きの自分になろう!!!

うん、それしかない!!


負けるな自分!!!







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