失敗したり、成功したり、学んだり、一応他にも様々な事業に携わっています | 商売の世界を知った上でクリエイターやデザイナーに教えたい事があったのでブログ書いてみた。

僕がクリエイターとして手掛けた事業について


の記事では僕がクリエイターとしてやってきた事業をまとめて書きましたが、
実は今までにアクセサリー制作と平行して様々な事業に手を出してきました。

体験談も含めて紹介していきますので、
もしかしたらあなたが気になるジャンルの事を僕は既にやっているかもしれません。

この中で現在進行中のもあれば過去にやっていたのもありますので
体験談なども交えて書いていくので何かの参考になったら幸いです。



少し長くなりますので、
興味の湧いた部分だけ読んだらいいと思います。

・転売ビジネス
・BAR経営
・ヘアサロンのWEBマーケティング
・WEBデザイン
・スマホアプリ開発
・WEBシステム&サービス開発

この上記の業種に興味持った事が少しでもあるなら
楽しんでもらえる可能性が結構高いかもしれません。


それでは早速書いていきますね。


◯過去にやっていたもの◯


転売ビジネス(21歳)

昔、シルバーアクセサリーの仕事だけで生活がキツかった頃、
リサイクルショップでバイトしていた時期がありました。

そこで利益が出る値段で買い取って売るというプロセスを始めて体感しました。

「こんなんでも本当に利益でるんだなー」

「知識の差がお金の大小に繋がるのか」

とかを体感で学べました。


これ書いちゃっていいか謎ですが、
そこらへんのリサイクルショップで売るより
自分でネットオークションで売った方がよっぽど高く売れます。

サラッと書きますが街のリサイクルショップ(家具系を除く)は
店舗に売りにきた時点でもうネットオークションで値段の相場を見て
買い取った時点で利益がでる買い取り方をしています。

つまり

・ネットオークションが使えない人
・出品がめんどくさい人
・即金を求めてる人
・商品知識が無い人

上記のような人がいるから儲けが出るわけですね。

これは簡単に言えば情報の差で儲けている状態です。

今になって考えてみればこの頃、
商売の基本的な部分に触れられたと思っています。

バイト辞めた後しばらくはこの時得た知識でお小遣い稼ぎも可能だったので
いい経験だったなと思います。

僕の中で学生のオススメのバイト先ナンバーワンです。


BAR経営(22か23歳)

この当時、丁度シルバーで独立してそこそこ軌道にのった時、
ひょんなキッカケでBARをオープンする事になりました。

理由は凄くいい条件で先輩から居抜きの物件の話しが回って来たからです。

「BARの物件空いてるけど使う?」

先に言っておきますが僕はBARで働いた事は無かったです。

流石に僕もやるかどうか非常に悩みました。

こんな時、あなたならどうしますか?

僕の古くからの友人は飲み屋で働いてる子が多いため、
よくこんな話しが皆で飲んでる時に飛び交ってました。

「いつか自分の店開きたいよねー。」

が、しかし当時まだ22、3だったので中々難しい状態です。

ですが、何故か一番飲み屋と関係のない僕にそんな話が回って来たのです。

「いつかっていつだろう?」

こんな言葉が数日頭の中をグルグルして
でた結論がBARをやることでした。

これまたシルバーを始めた時と似たような会話が繰り広げられます。

「絶対潰れるって」
「さすがにちょっと厳しいんじゃないのー?」
「オープンしたら飲みにいくわー」
「え?BARで働いた事ないでしょ?」

こんな声を聞きながらとにもかくにもやる事を決めたので早速準備を始めました。

突然ですが質問です。
飲食店を始める為にはどんな資格が必要でしょうか?

「調理師免許??」

こう思った方は残念です。

実は調理師免許は必ず必要ではありません。

食品衛生責任者という認定を貰えばOKです。

ちなみにこれは6時間くらいの講習を受けたらとれます。

テストとかはありません。

実は飲食店って誰でもその気になれば始められます。

だからかもなのですが、
講習に受けに来る人めっちゃ多いです。

僕の時もなんか予約キャンセル待ちとかだった気がします。

この講習受けて後は保健所に申請して他の手続きとかを淡々と進めていけば開業です。

思ったより簡単ですよね?

で、オープンした結果は・・・?

はい、半年で潰しました。

「予想通り過ぎるww」

「思った通りのオチだ」

あなたもそう思ったかもしれません。

ですがこの結果を予想するのは難しい事ではありません。

でも僕がこの経験と引き換えに何を手に入れたか予想ができますか?

僕が手に入れたものが分かる人は僕と同じ経験をした事がある人くらいでしょう。

少なくとも、飲食店を開業し潰した事がある人です。

僕がこの時得たものは簡単に書き出すと下記のような事です。

・飲食店開業までのプロセス
・仕入れルートの探し方
・レシピ通りに作ればそこそこの味が出る
・意外と応援してくれる人も多い
・店が暇な時の退屈感&プレッシャー
・お酒はカウンター越しで飲むのが一番美味しい
・女子会はハードコア
・常連さんが大切
・自分の人間関係がメインな事
・借金で泥沼化する直前の感覚
・独立開業した人は止める人が少ないがした事無い人は必死に止める
・マーケティングが出来ていれば儲からなくても余裕で続けれる
・やってみた結果後悔は特に無い

書き出せばキリがなさそうなのでこの辺りで止めますが、
正直めちゃくちゃ色んな事を半年で経験して学びました。

金銭的にマイナスになったけど、体験価値としては思いっきりプラスです。

思い出も沢山ありますし、
その時の常連だった子が僕の元に最近働きに来たりしました。

体験してみないと分からない価値は非常に多いです。

周りからみたら失敗に見えたでしょうし
潰れたのは事実です。

ですが僕の予想していたより悪くない終わり方でしたし
マーケティングがしっかりできてたら潰れてなかったなという確信も今ではあります。

失敗のパターンを知ってこそ、正解のパターンも知れると僕は考えています。

今までの経験も失敗と成功の繰り返しの連続でしかありません。

こけても転がりながら進めばいいと思います。

なんだかんだ生きてれば次に繋がっていきますからね。


スマホアプリ開発(23歳~)

スマホアプリ開発はちょっと不思議なキッカケから始めました。

丁度BARを潰して半年後か1年か位の話です。

元々は僕がiPhoneでゲーム作ってみたいなーという思いつきから、
MACを買ってみたのが始まりです。

ちなみに僕はこの時まったくプログラミングの知識はありません。

ですが、どうしても好奇心に勝てずMACを買いました。

しかし、始めてみたものの最初のプログラミング本が難解すぎて意味不明でした。

なんか記号やら謎の英単語が並んでる・・・うううむ。

そうして挫折して2ヶ月くらい経った頃、
このためだけに20万以上だしてわざわざMac買ったのにもったいないと思い始めました。

このままだともったいないし、
周りの友達にiPhoneでゲーム作る為にMAC買ったって言った手前なんか悔しくなったのです。

そこからとにかく集中して僕に出来る範囲でゲームを作る方法を調べまくりました。

そうしたら不思議な事に解決策にたどり着いたのです。

その解決策とはゲームエンジンというゲームを作る為のツールの存在を知った事。

ちなみに興味のある人用に書いておきますが、
僕が使用したゲームエンジンはゲームサラダというツールです。


このツールはプログラムに何が書いてあるか分かんなくても
プログラムを書いた結果のパーツを組み合わせて作っていくため
プログラム言語が分からなくても動くゲームがつくれます。

これと出会ったお陰で僕は自分の可能性を広げる事に成功しました。

プログラムを書かなくてもいいと言っても、
どういう風に組み立てたらどういう結果になるのか?

この考え方のプロセスを体感で学ぶ事が出来たのです。

僕はこれでゲームを作るまで考え方が抽象的で
ニュアンスで色々な事を考えていました。

これ以降は不思議と同じ事を考える時でも2パターン選べるようになったのです。

そして同時にトライ&エラーの繰り返しに慣れました。

当たり前ですけど、いきなり完成品って作れないんですよね。

「あれ?動かない!?」

「逆方向じゃねーか!!」

「ジャンプしっぱなしで戻ってこなくなったww」

修正しては、動かしての繰り返しです。

時々、解決方法が分からなくて1週間くらい同じ所で悩んでみたり。

解決して爽快感で絶叫してみたり。

色々なトラブルがありましたが、
なんとか半年ちょっとで完成しました。

これはもう、
公開時にはとてつもない達成感とワクワク感がありましたね。

で、気になる結果はどうなったかっていうと・・・

全然DLされなかったんですよ(笑)

だけど公開当時は凄く満足感あったし、
誇らしくもありました。

「俺はやりきったぞ!」 こういう気持ちです。

ですが公開から数ヶ月経つとテンションが戻ってきます。


実際、作ったら儲かるかなぁーとかちょっと期待してたんですよね。

自分の努力もプラスされてるんでなんかいける気がするんです。

「良いもの作ったぞ!よし!」 みたいな。

自分で作った料理はなんか美味しく感じるみたいな。

でもこの時の僕はまだマーケティングを意識して
考えた事がなかった時期なので
DL数が伸びない原因が
具体的に分かっていませんでした。

宣伝が必要なのは分かる。

でもどうしたらいいか分からない。

今思えばこの時が一番のキッカケかもしれません、
マーケティングを強く意識するようになったのは。

作ったものは作っただけでは不完全です。

誰かに触れなくては不完全な存在です。

ゲームであれば遊んでもらわないと始まらないし、
アクセサリーならつけてもらわないと始まらない。

世に出す以上、それはスタートであり最低条件です。

自分が知らないだけでも素晴らしいものは世の中に膨大な数があるでしょう。

ですが自分が知らなければそれは存在しないも同然です。

クリエイターにとって、これほど悔しい事があるでしょうか?

わざわざ作って世に出したのに誰にも知られないまま存在が消えていく。

これほど悲しい事があるでしょうか?

実際、僕はこれまでの10年で沢山のクリエイターさんと会ってきました。

プロ、アマ含めたら結構ビックリする数です。

途中で辞めたり続けれなくなった人を僕がどれだけ見たかわかりますか?

恐らくあなたの想像以上の数だと思います。

「技術が無かったから?」

「センスが無かったから?」

今ならはっきりと言えます。

マーケティングに対してあまりにも無関心で無知だった。

これが最大の原因でしょう。

辞めていった人の言葉はいつもこうでした。

「生活が厳しい」

ほぼすべてがこういう理由です。

表面上は違うように思える理由でも深堀していけばここに繋がっていきます。

つまり売れないという事ですね。

これに対して明確な解決策は簡単です。

マーケティングを学べばいいんです。

そしてトライ&エラーを繰り返して、
徐々に徐々に理想型に近づけていけばいいんです。

辞めてしまう前にやれる事が本当に沢山あります。


◯現在進行形◯


ヘアサロンのWEBマーケティング(25歳~)

やりだして2年近くになりましたが(ヘアサロン自体は4年目)
2013年の年末に過去最高の結果が出せた事が嬉しかったです。

お店の売り上げが上がった事が嬉しいのももちろんありますが
なにより知名度の向上という点で最高の結果がでました。

地方のヘアサロンが東京のコンテストで全国1位に選ばれたのは
サロンのスタッフさんたちの頑張りが非常に大きいですが
WEBマーケティングに力を入れていたのもポイントに繋がったかと思います。


貸会議室&セミナールーム運営(26歳~)

ビジネスと会議は切っても切れない関係性があると思いますが
頻繁に行う事が多いからこそ普段の環境と変えてみると面白い発想や
質の高い会議が出来るんじゃないかと思って運営を始めました。

会議だけではなくスクール運営にも向いている内装なので
最近では色んなジャンルのスクールも開催されるようになりました。

もちろん僕もセミナーやスクールで使用しています。

動画撮影もしやすくなっているので
最近ではウェビナー撮影ルームとしてもご好評を頂いています。

個人的には友達同士のサプライズパーティーの利用の時が
とても面白い使い方だなとも思いましたが空間は使い方次第ですね。


シルバーアクセサリー製作&デザイン(16歳~)

これは他の記事でガッツリ書いているので今回はサラッと書きますが
僕が一番継続して行ってる事業であり、ライフスタイルの一部です。

僕は現在、基本的にオーダーメイドに絞って制作していますが
時々新規でブランドを立ち上げたい人やブランドの新商品ラインナップとして
アクセサリーを始動したい企業向けにOEMとして関わっています。

もちろん、僕一人だけではこの規模は回らないので
付き合いの長い職人さん達と一緒に仕事を回しています。

さすがに10年やっていると仲間も増えますので
ここは本当に人との縁に恵まれたなと感謝するばかりですね。

オーダーメイドは1対1で。

OEMはチームで。

一人だけの力じゃ限界があるので
これからも強力な仲間を探し続けようと思います。


WEBデザイン(本格的には25歳から?)

シルバーのデザインをしていく中で気がついたら
WEBデザインもコツやポイントがそんなに変わらない事に気がつきました。

特に僕はオーダーメイドが一番得意なので

「こういうのが理想」

という部分を探す作業には自信があります。

イメージを固めていく作業はものが違っても
応用が効きますからね。

WEBデザインも僕一人でやってるわけではなく、
チームで動いています。


WEBシステム&サービス開発(26歳~)

ゲームを作って公開してみた事で思わぬ変化が起きました。

1つはマーケティングを意識し始めた事。
2つめは優れたシステムを作っても使われなければ意味が無い事。
3つめはクリエイターとマーケッターの間に壁がある事。

簡単に言えばシステム開発やサービスを開発する時に

依頼者「こういうシステムが欲しいんだけど」

制作者「あいよー!」

制作者「出来たよー!」

依頼者「なんか思ってたと違う」

制作者「これはこうでこれはこういう注文じゃないんですか?」

依頼者「やべぇ、専門用語が多くて分かんない・・・」

結果として当初期待してたのもと違った

こういう流れもの凄く頻繁にあると思います。

専門家同士がやり取りしてる場合はスムーズに進んでも、
専門家とそうじゃない人のやり取りだと通訳みたいな人が居ないと
結果的に期待してた結果になるケースが多いわけです。

なので僕は丁度その中間くらいをやっています。

これはシステム開発の話しもそうですが
クリエイターとマーケッターの間も同じようなもんです。

知識0からゲームを作ってみた経験がこんな所で役立つとは
まったく思っていませんでしたがこれはこれで楽しいですね。

特に最近はマーケティングに役立つツールを中心に作ってるので
僕が過去に悩みに悩んだからこそ問題解決に繋がるシステムが考えれるような気がします。

是非マーケティングで悩んでる人に使ってもらいたいですね。


スクール講師&セミナー講師

これは貸会議室を始める前からちょこちょこやっていたんですが、
もっと言えばシルバーアクセの職人時代も先生みたいなことを途中からしていました。

今はマーケティングなどを中心にお話していますが
その前はシルバーの先生だったりとカオスな感じです。

教える事は結構好きなようです。

教えるようになると知らない状態から分かる状態まで持ってくのを考える事になるので
よく自分で理解していないとなかなか上手く教える事ができません。

教えることって結果的に自分のスキルを上げる事にも繋がります。

シルバーを6年前に教えていた人はお店を開いてもう5年も経ちますし、
マーケティングを教えていた人はここ1年でだいぶ変化が起きました。

教えるというとなんか偉そうに聞こえるかもしれませんが
僕はどちらの場合も相手が知らなかった事を伝えて自分も一緒に学んでいっただけです。

でもその結果様々な事が起きたので、
教える事はこれからもどんなジャンルであれ僕が学んだ事を伝えていくと思います。

需要があれば供給する。

衝動があれば作品にする。

疑問があれば解決する。

この3つが僕のライフワークです。


ps

一応時系列になってますが
改めて振り返りながら書いてみたら自分でもビックリするぐらいカオスでした(笑)

特にアプリ開発やってみてからWEBの面白さが加速しましたね。


多分、同い年の人より沢山の事に触れて来たのでネタのストックは多いと思います。

少しでも何かの参考になったら幸いです。

特に興味の持った事に片っ端から突っ込んでった成れの果てが僕なので

「やりたいことを実際にやってみたらどうなるの?」

あなたがそんな事をもし今考えていたら、恐れずにやってみてください。

失敗しても成功しても得るものが必ずありますよ。

もし、不安なら気軽に相談してみてください。

僕で力になれそうな話しなら力になろうと思います。

人は案外、周りに1人でもマジで応援してくれる人がいたら動けるもんですよ。


ps2

今年の夏に27歳になります。

30歳はNYで個展やろうと企んでます。

人間は自分が想像した事以上の事は実行できないので、
自分の限界っぽい目標を決めて生きていますが
結構後から振り返ると進んで行けば近いとこまでいけるんでこの方法は地味にオススメです。

今もっとも自分が思う馬鹿げたやりたい事を想像してみてください。

そこが 今の自分の限界です。


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