熱い想いでワインを造るワイナリー・ヴィンヤードの応援団長。余市・仁木・小樽のワイナリーガイドの「ばたやん」こと田畑茂人です。

多くのブログや投稿のなかから「ばたやんブログ」をお読みいただいて、ありがとうございます。


北海道産ワインのファンでしたら、一度は耳にした事がありでしょう。
ドメーヌ・タカヒコ。
オーナーは曽我貴彦さん。

今や、ワインラバーの聖地と言っても良いのではないでしょうか。

造るワインは入手が困難。収穫のボランティアには、わざわざ本州から駆けつける人がいる人気のワイナリーですよね。

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何度か訪ねていますが、今日は曽我貴彦さんとじっくりお話しさせていただきました。

自社畑を拓いたのは、7年前。無肥料、低農薬で、栽培が難しいとさせるピノノワールだけを植える畑を作ることに異論を唱える人もいたときいています。

そのような環境を乗り越え、日本でも有数のピノノワールの作り手として名を馳せています。

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醸造棟もじっくり拝見しました。

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ステンレスタンクではなく、ポリタンクで発酵するスタイルは醸造開始以来、変わらないスタイルです。

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自社畑のピノノワールだけで造る「ナナツモリ」の2015年を、樽から汲んでいただいて試飲させてもらいました。

ナナツモリは瓶で3年は熟成して欲しいとおっしゃっていました。熟成途中で、樽から出したばかりですから、酸が豊富で固いのですが、タカヒコさんのピノノワールらいし香りが立っていて、飲み頃を想像するとわくわくするワインでした。

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北海道を代表する造り手の一人の曽我さんが、北海道産ワインのこれからについて話して下さいました。

「外国産のワインと比較し、追いつけ追い越せという考えではなく、海外のワインにはない旨味が北海道産ワインにはあるのだということを発信しなくてはならない」

「北海道で作られる、北海道のワインを確立することが重要」

こういう視点をぶれずに持ち続けている曽我さん。

お話しで、印象に残った言葉は「旨味」。日本人にか表現しない言葉ですが、「後味のふくよかさ」が感じられる日本ワインは多いと思います。北海道産ワインを理解してもらう上で、大切なキーワードです。