みなさんこんにちは。
バタコです~。(^∇^)
今日は、ちょっと、「いかなごのくぎ煮」について、延々と語らせていただきますね。
バタちゃんの居住する、関西H県あたりでは、とてもおなじみな食べ物、「いかなごのくぎ煮」を作りました。
「いかなご」というのは、スズキの仲間(ちがってたらスンマセン)だそうで、
ここでいう「いかなご」とは、その稚魚であり、3月上旬に、「いかなご」漁が解禁になって、
関西のスーパーなどに出回るのです。
1キロパックになったものが売られ、スーパーでは、買うのを待つ主婦が並んでいることもあります。
買った「いかなご」は、その日のうちに、「くぎ煮」と呼ばれる調理法で、煮られます。
「くぎ煮」は、煮上がったいかなごが「釘」のように見えるから、ということからそう呼ばれるようです。
春先には、バタちゃんの住むエリアのあちこちで、
このいかなごを煮る匂いが、ふわぁ~~んと、住宅街から漂います。(笑
「もう、10キロほど炊いたわー」とか言うオバちゃんもいる、そんな料理なのです。
材料は、各家庭により違いますが、生姜、しょうゆ、ざらめなどを入れて煮ます。
バタちゃんの買った「いかなご」は、大阪湾で取れたやつでした。
大阪湾って、きれいのかな~?って一瞬思いましたが。(笑
パックをあけて、指先でとってみると。
こんな風な、小さな魚です。
このままゆでて、ポン酢とかで食べても、ウマーなの。
バタちゃんは、醤油200cc、ざらめ200g、しょうが千切り50g、みりん50cc、酒100ccを煮たたせて
そこへ、洗ったいかなごを一気にどばっ、と入れて、強火で。
少しアクをすくったら、クッキングシートを丸く切ったやつにところどころ穴をあけた落し蓋をして、
煮汁が少なくなったら、水あめを50g、はちみつ大さじ3くらいを入れました。
水あめは、レンジの弱でチンして、やわらかくしてから鍋に入れました。
煮てるあいだは、箸とかでいじってはアカンのです。小さくてつぶれるから。
じっと我慢で見てるだけ。(笑
水分が少なくなったら、鍋を傾けて、汁気がほとんどなくなったのを確認。
さめるまで、いじらずに、これまた我慢。(笑
で。
煮る事30分ちょい。さっきの小魚。
こんな風になりました。
うーん、今度煮る時は、もっと水あめをいれようかな。醤油は180ccぐらいでいいわ。
この、「いかなごのくぎ煮」、材料は同じでも、各家庭に寄って味が違うんです。
バタちゃんの亡き母も、炊いていました。あのヒトのは、ちょっと軟らかかったわ。
山椒を入れたりしていたわ。
亡き義母も、春先に炊いては定形外郵便で送ってきました。
よく、ポストに、「いかなごのくぎ煮」がささってたわぁ。(笑
義母の「いかなご」は、甘くって、硬くって1本1本がしっかりしていたわ。
もらってばかりだったのですが、母も義母も亡くなって、自分で炊くようになりました。
ちょっと、そんないろんなことも思い出しました。
ご飯にのせて食べると、おいしいし、おにぎりの具にも。
関西に、春を告げる食べ物です。
「いかなご」の稚魚は、すぐに大きくなるので、今だけ、この季節だけのものなのです。
今日か明日に、また買ってきて、ちょっと違った配合で煮てみたいと思います。
あ、ちなみに、「いかなご」の発音は、関西では「な」の部分がやや高く強めに発音されます。( ´艸`)