「意見を言わない人は、意見が無い人だ」と切り捨てられた経験は、音楽で癒せる。

意見を言う人と言わない人。

僕は元々意見が言えない人。イジメられてた頃に発言権などあるわけないし、仕組まれた「発言の場」で大笑いされた事もある。

「意見を言う」という行為に嫌な思い出しかなくて、「それなら何も言わないでおこう」と。

そりゃ元々人より「考えるスピード」が遅いから意見それ自体が的外れな事もあったし、「こう思う」という自分なりの結論が出る頃にはとっくにその議題が終わってたなんて事もある。

それでも、それは「意見が無い」ではない。

だから「意見を言わない人は意見が無い人だ」と切り捨てられると、辛い。

そう思う時、音楽は素晴らしいと思う。

いくらでも意見を追加できるから。

「やっぱりギター重ねよう」

「今更だけどこう思う」

いわゆる「リアレンジ」というやつだ。

他のものづくりだと中々こうは行かない。

映画なんかはわかりやすくて、無の状態から行き当たりばったりで例えばアベンジャーズなんて出来るわけがない。

音楽は後からいくらでも変更できるから、考えるスピードが遅い人間でも、曲が「一旦完成したあと」でも意見を出せる。

そして何より「どの意見が採用されるかわからない」。

自分では「これ的外れかもな」と思う意見も、言った方がいい。

いざやってみたらそのアイデアが曲にバチコーン！とハマる事なんてザラにあるから。

そんな事を思った、昨日の合同レッスン。

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