13.カフェ・ソサエティ | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

ウディ・アレン監督の新作、

カフェ・ソサエティ

 

ハリウッドで成功している叔父を訪ねてNYからやってきた青年ボビー。

叔父の秘書ヴェロニカに恋するようになるが、実はヴェロニカには恋人がいて・・・・・・・

 

再会したボビーとヴェロニカ、お互い幸せをつかんでいるはずなのに、

また気持ちが寄り添い・・

別れた理由が嫌いになったということではないと、

ずっと気持ちが残ってしまうものだよね。

でもお互いの「今の相手」がなんだか気の毒だなあと思いました。

ボビーの妻(こちらもヴェロニカ)が「浮気していないか?」と聞くところ

女は鋭いよね~、何か感じてるんだよね。

 

恋愛ものとしても面白かったけど、

このボビーの家族もそれぞれ面白かったなあ。

ボビーの兄の思いがけない展開、かなり重い話だけど

例のごとくサラリと進み、そんなもんなのかなあって感じ。

 

ウディ・アレン、御年81歳でありながら、毎年新作を発表するバイタリティ。

しかもいつも洒脱で、軽妙なレトロ美しい作品の数々。

本当にすごいですね。

この映画でもナレーションをされているのですが、

本当にご自身でストーリーを説明してくれている、

その語り口も軽妙で、老人な感じはまったくなし。

ストーリーとしては深刻な場面もあるんですが、その軽妙さでさらりと流れていき

心地よい映画でした。