重版出来! | Bitter Sweet Days Again!

Bitter Sweet Days Again!

人生楽しく、備忘録

なぜ今、去年の春ドラマ「重版出来!」なのか。


実は当時、好評を聞いて見逃したことをかなり悔しがったドラマが
昨日、TBSチャンネルで一挙放送することを知り、すべて録画。
土曜日に一気に見たわけです。全10話。一日でこんなにドラマ見続けたのって
冬ソナ以来かなあ?

当時は「じゅうはんでき」って読んでたら、妹に「しゅったい!」って直されて(笑)
まあそこからってわけなんですが。
噂にたがわず面白く良いドラマでした。
こちらを見ると、その後のクールで放送した「校閲ガール」と同じタイプ。
あ、校閲ガールが二番煎じなんだと思いますが。

とにかく、私の好きな要素が詰まっていてドンピシャ好みでした。見てよかった。
①主人公の女子が元気をくれるキャラ
 ヒロインの黒沢心。新入社員で出版社に入社。マンガ雑誌編集部に配属。
 純粋で熱い。今回、黒木華が主役だったのですが、今までの役のイメージを覆す
 可愛くて明るい。元気キャラ。表情がクルクル変わる。
 黒木華ってこんな役もできるんだね、とっても良かったです。
 先日、私の大・大・大好きな時代劇小説「みをつくし料理帖」のドラマ化が発表されましたが
 そのヒロイン澪の役が黒木華。ぴったりだな~、本当に嬉しい配役でドラマが楽しみです。
 今回のドラマでまた期待が高まります。

②最初はみんな無関心なようで、実は熱い。最後は連帯感で結ばれる。
 編集部の人たちは曲者ぞろいだけど、みんなマンガを愛していて、漫画家さんを
 一心に応援しているというベクトルが一緒。唯一違う人がいたけど、その人さえ最後には
 愛おしい存在に思える。こういうのが好き。
 そして心たち編集者が担当する漫画家たちも一癖ある人ばかり。
 本当に漫画家と編集が二人三脚でマンガを世に送り出しているその裏側もとても面白かった。

③ヒロインにはステキ男子がいる。
 今回の場合、それが坂口健太郎だし、オダギリジョーだし、永山絢斗だし。
 坂口くんの最初はやる気のない営業マンが、心の仕事への向き合い方に感化されていくところもリアルでよかった。副編集長のオダギリジョーも何だか人間味があってよかった。
 オダジョー、こういう役すごくいいと思う!
 そして永山絢斗、、もはや私の中では「紀夫くん」なんだけど、彼の暗い感じが天才的漫画家の役に合っていて、え、何だか永山絢斗が好きになってしまいました(笑)
 恋愛要素はほとんどなかったのですが、それがまた清々しくてよい。
 もう恋愛話はどうでもいいと思う年な私・・・・

④1話ずつ何かをクリアしていく
 基本、1話完結なんだけど、このドラマは回毎にナレーションが変わるんです。
 主役は黒沢心なんだけど、毎回のメインパーソンが違うというか。
 その人それぞれの見方から入り、最後には話がつながって、まとまっていく。
 面白い方法だなと思いました。
 
特に②の要素が重要。ストーリーがこういうの、本当にベタなんだけど大好きです。
ムロツヨシも小日向さんも良かったしね~、とにかく最終回はどの人も愛おしく思えちゃうというか。「人を動かすのは人」っていうようなドラマが本当に好き。
また登場する漫画家さんとそのマンガの背景、ストーリーがよくできているんですよね~


気が付いたら、どんどん先を見てしまい、夜中の2時頃。
たまには名作ドラマの一気見も楽しいですね♪