意識は生体反応の一部

意識を見つめると、それ自体で存在しているように感じます。

しかし、そう感じていること自体が生体の反応なのです。


生命は肉体と魂に分けられるものではないのです。


身体がないところに意識は存在しません。

宇宙空間が存在するから宇宙意識が存在するのです。


私たちの意識はその一部です。


生命体として全体から分離して始めて意識を持ちました。


本来の意識は潜在意識と呼ばれます。


生命体と化した潜在意識には条件反射を作り出す機能があります。


私たちが言葉を使えるのも条件反射の働きがあって、生体が学習するからです。


言葉を利用することによって顕在意識というものが現れます。


わたしたちは、言葉にならなくてもすでに分かってしまっていることがたくさんあります。
ところが、言葉にならないことで、わからないと思ってしまっています。


この記事に書いてあることはあなたは知っています。
それがあなたの使っている言葉に繋がらなかったりしたら、わかろうとして考えたりします。


そうしてあなたが考えること自体が獲得された条件反射の働きによって行われています。

この記事は言葉によって伝えようとしているので、意識で考えてもらうことによって伝わるのですが、実際にわたしにあなたがあったとしたら、私の態度から、それが言葉に変えることができなくても理解してしまうことがたくさんあるでしょう。


実際に、動物は言葉で意識することがなくても、経験の記憶にその刺激が伝わることによって理解します。そして即行動します。

言葉はたんに、体験した映像やイメージの間に介入しているシステムだからです。

人間は言葉である思考が刺激と行動のあいだに介在するので、行動に移せないことがあるようです。

それによって、積極的な思考のできる人間と消極的な思考しかできない人間にわかれてしまったようです。

そして、積極的思考の行動人間は極めて少ない。

誰もが成功者になれない理由です。


積極的な思考も消極的な思考も、生体がもっている条件反射を獲得する機能によって獲得されたものであり、この条件反射を書き換えることは可能です。


私たちの本質は魂や独立した意識体でもなく、身体という潜在意識で、パブロフの犬となんらかわりません。


違うところは、言葉を使って思考できることです。
この思考する能力を使って私たちは、どんな自分にもなれる可能性をもっています。


ものごとをポジティブに考えることによって、夢を実現してみませんか？


私はできると考えない以上、可能せは閉ざされるそうです。