今年の選手権予選は例年にも増してたくさんの方々に応援していただき、ありがとうございました。

特に久々に進出した4回戦は期末テスト明けの土曜日とあって、吹奏楽部やチアダンス部の協力のもと、素晴らしい声援をいただきました。

玉川学園においてこのような応援は初めてだと聞き恐縮しておりますが、テスト期間を突破した選手たち、特にこの試合で引退することとなった4人の3年生への最高のご褒美だったと思います。

 

 

 

この大会で【チーム2016】の一年が終わったので、総括を。

2015年8月1日、埼玉県立南稜高校との練習試合から数えること36戦13勝20敗3分

前年チームに比べ個々人の能力は高いものの、そこは下級生中心のチーム。

心技体すべてにおいて基礎から順序立ててやってきた。

秋、春とコールド負けを喫する中でも、ひたすら【正しい野球】の話を繰り返してきた。

以下は秋季大会後、部室に掲示したメッセージ。

2015秋季大会を終えて
この2年間で野球部は少しずつだが着実に成長してきた。
「負けて当たり前」から「1回は勝つだろう」そして「次も勝つかもしれない」と周囲の見方も変わり、強い相手との練習試合も組めるようになってきた。
より成長する環境は整い、周囲の期待も大きい。
自分の希望と同時に他人の期待に応えることが、結局は自分の成長につながる。
二度と大会で恥をかきたくなかったら、そして応援してくれる人たちの笑顔を見たかったら、自分の弱点から目を背けずに練習するしかない。


そしてこの10ヵ月後、チームは期待通りの成果を出した。

2回戦は36℃の猛暑の中、最後は二死満塁(汗)

3回戦は一転雨の中、最後は得意の二死満塁(笑)

この若いチームを引っ張ってきたのは4人の3年生。

少し生意気な下級生たちをまとめるのに苦心したのも知っている。

しかし結局は、最後の夏にかける彼らの強い気持ちが下級生たちの力を正しい方向に導いた。

彼らが11年ぶり2回目の4回戦進出を果たした代として玉川学園高等部野球部の歴史にその名を刻んだことを嬉しく思う。

↓活躍した4人の3年生と11年ぶりに4回戦進出を決めたメンバー(父兄撮影)