(`・ω・´)始めに週刊ポストの記事を紹介
記事の冒頭、不妊治療で訪れた男性に医者の診断結果が告げられた話。
「精子がぜんぜん動いてないですね」
現在、世界規模で男性の精子数が足りないといわれている。冗談で言っているのではなく事実としてだ。
1リットルあたりの平均精子数は40歳代に比べ20歳代は約半分近くまで減っているという。 なぜだろうか?
『はらメディカル』 の原利夫 院長は
「環境ホルモンが言われ始めた20年ほど前から精子減少、女性ホルモン化が分ってきました。ワニのメス化、魚のメス化など化学物質による作用で睾丸に害を及ぼし、精子数が減少しているのではないか」
他にも工場排水、たばこ、家畜のえさに混ぜられている成長ホルモンなど様々な要因が挙げられているが、原因の特定が難しいのだという。
(`・ω・´)b モンサントの話です。
ポストさんの記事を進めていくと・・・
関東地方の山中にとある男性を訪ねた記者。 そこで待っていたのは『タネがが危ない』の著者、野田勲氏。
そこで氏が栽培した野菜と話の内容に驚愕する(野田氏は農家ではなくタネを売る業者です)
氏が育てた野菜は甘く、美味い。 固定種・在来種と呼ばれるタネからできた野菜だ。 そうでないタネは F1種 とよばれている。
F1種とは何か?
『 First Filial Generation (交配によって生まれた雑種第1代) 』
1代限りで使命を果たし、発芽しないタネを実らせる種のことである。
野田氏の説明によると
F1種からできた作物は成長が早く、収穫量が多い。規格(大きさ、形)がそろっている。除草剤への耐性があり、病害虫にも強い。
だが、そういった遺伝子組み換え操作をしたタネは
雄しべができないメス花ばかりになるという (これを雄性不稔と呼ぶ)
現在流通しているタマネギに関していえば、1940年代に細胞のミトコンドリアを異常なものにつくり替えたもので花は咲くが花粉はできない。
男性の不妊症もミトコンドリア遺伝子の異常が原因の一つといわれ
精子数や運動量の減少がマウスの実験でわかっている。
収穫量が多く、耐病性を持ったいいとこ取りのタネに思えたが、問題も出てきた。
ミツバチがいなくなったのだ。”雄性不稔”の蜜や花粉で育った蜜蜂が子孫をつくれない無精子症になったのでは?ミツバチで起った事がヒトでも起こるのでは?という。
”First 1(世代)” だから F1種。
私たちは ほとんどこのF1種からできた野菜を食べている。
とうもろこし、小麦、大豆、コメなど、品種改良技術は世界各地で導入され収穫量を増やし、緑の革命と呼ばれた。
しかし、同時に増えたものもあった。化学肥料と農薬である。
モンサント社
アメリカのミズーリ州セントルイスに本社を持つ多国籍バイオ化学メーカー。
2005年の売上高は62億ドル、2008年の売上高は110億ドル、
遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。
研究費などでロックフェラー財団の援助を受けている。
また自社製の除草剤ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで開発、販売している。
「仏、英は国と種苗会社が認可したもの意外のタネを販売すると逮捕されます。そういった国にアメリカはタネを売れません。ですから日本に売りにくる。”タネを制するものが世界を制する”そのためのTPPなのです」(野田氏)
(`・ω・´) いささかオーバーなw とも思えるが、思い当たるフシがあるんだ。
次回 に書いてみたいと思う (明日必ずね)