2016年6月議会 一般質問 市長答弁① | 大平一貴の政治家への険しい道

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新潟県議会議員 おおだいらかずたか のブログです。

斎藤副市長さんについてのおたずねであります。
 まず最初に申し上げたいのは、斎藤副市長さんは、市長や市議会議員同様特別職であったということであります。
 従って、いわゆる兼職することは許されておりますし、勤務場所も市役所のことがあり、自宅のことがあり、病院のことがあり、また、それ以外の場所のことがあります。私なども自宅で仕事をすることもありますし、土、日は、行事が多く、びっしりと言っていいくらいでありまして、そのときの勤務場所は、その行事の場所になります。
 特別職の勤務場所についての一番いい例が市議会議員の皆様でありまして、議会が開かれていないときは、自宅で勤務され、或は、市役所でも自宅でもない場所で勤務されているのであります。従いまして、市民は、「市会議員は勤務を休んでばかりいる」などとはいわないのであります。
 斎藤副市長さんも同様でありまして、特発間質性肺炎と診断されますと、病気の療養につとめながら、市役所で、或は自宅で、或は病院で、或はその他の場所で勤務されたのであります。
 私の行政の進め方は、重要事項はすべて幹部会議を開いて十分に議論をして決めていくというやり方であります。行政は原則として失敗の許されないものでありますので、このようなやり方をしているのであります。
 従いまして、私は、斎藤副市長さんが市役所におられれば市役所で、自宅等におられるときは、お電話で相談していたわけであります。
 また、斎藤副市長さんは、むかしの収入役と同じ任務を持っておられましたので、部下達は、斎藤副市長さんが市役所へ来られるときは市役所で、自宅や病院におられるときは、そこへ行って説明や相談をして、判子をもらうこともあったわけであります。
 従って斎藤副市長さんが、勤務を休んだということはありません。
 また、辞表を提出したということもありません。
 斎藤副市長さんは、そのようにしっかりと勤務されながら、検査の数値がよくなるのを待たれたのでありました。検査の数値がよい方に向かってくれば斎藤副市長さんには副市長の職務を継続していただけますので、私達は、それを待ち続けたのでありました。
 しかし、検査の数値が短時間で好転するという病気ではなく、私達は、時間をかけて、待ったのでありました。
 待ったのでありますが、これまでの間、数値は悪くはならないのですが、よくはならず、横ばいの状態でありました。
しかし、斎藤副市長さんは、お元気であられまして、加茂市の竹中半兵衛といってよい智慧袋でありますので、私としては、これまで同様の特別職としての勤務形態で、副市長の職務を続けていただくようお願いしたのでありました。
しかし、斎藤副市長さんは、去る五月下旬における検査の数値が変らず好転しないのを御覧になって、副市長を辞し、療養に専念したいという強い意志を表明されたのでありました。
そこで私といたしまして、まことにやむを得ず、退職されることに同意したところであります