本日の1枚は、シドニィ・シェルダンのベストセラー小説「真夜中は別の顔」を

NHKがドラマ化 した際のサウンドトラック「23時の音楽」を紹介します。


音楽担当はみなさんおなじみ、菅野よう子。

アニメ・ゲーム・CM音楽のイメージが強い作曲家ではありますが、

ドラマ、映画などの音楽も多数手掛けていたりもします。

今作では数々のアニメ主題歌などでタッグを組んできた

歌手・声優の坂本真綾 をシンガーに迎え、

スリリングな愛憎渦巻くサスペンスを

都会的かつ無国籍なサウンドで表現しております。

(坂本ボーカル曲も挿入歌として劇中に流れておりました)


菅野作品としては「ビバップ」劇場版 の翌年、

「WOLF'S RAIN」「攻殻S.A.C.」 の前年であり

実写映画「tokyo.sora」「水の女」と同年の作品ということで

まだ「アクエリオン 」「マクロスF 」の歌謡曲感を身に着ける前の

クールでクレバーな肌触りのサウンドを

たっぷりと堪能することのできる1枚です。


菅野曲でない今井美樹の主題歌(夫の布袋作曲)は未収録、という一点は

ドラマサントラとしては少し残念でありますが、

菅野+坂本サウンド(ヴォーカル曲は14曲中6曲)を堪能できる1枚として

特に「ビバップ」期の菅野サウンドが好きな方には

ドラマを知らなくても声を大にしておすすめしたいサントラ作品といえます。

秋の夜長の読書BGMとしてもおすすめです。

(そういえばシェルダンといえば「超訳」で売れてましたねぇ・・・)



23時の音楽/kanno yoko feat.sakamoto maaya/TVサントラ: 真夜中は別の顔
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