本日の1枚は、MOON CHILD解散時の99年にリリースされたベスト盤
「Treasures of MOON CHILD~THE BEST OF MOON CHILD~」です。
95年に「Brandnew Gears」でデビュー。
Mr.Childrenのツアーメンバーとして活躍していた浦清英をプロデューサーに
爽やかさを前面に出したポップロックを中心に活動していましたが
シングル「微熱」、そしてブレイクすることになった代表曲「ESCAPE」では
元サディスティック・ミカ・バンドの今井裕をプロデューサーに迎え
ORIGINAL LOVEなどを彷彿とさせる妖しい空気感を出した
渋谷系直系のロックサウンドを聴かせました。
その後再度浦清英をプロデューサーに迎え爽やかなポップ路線に戻り
「アネモネ」「Hallelujah in the snow」をスマッシュヒットさせます。
代表作となる2ndアルバム「
MY LITTLE RED BOOK
」をリリース後
B'zサポートメンバーとして人気であり、SHAM SHADEを大ヒットさせた
明石昌夫をプロデューサーに迎え、「requiem for the man of nomad」を
リリースするもセールス的に振るわず、
セルフプロデュースの「フリスビー」を挟み、
「ルビーの指環」のアレンジで知られる井上鑑のプロデュースの元
「グロリア」「STAR TOURS」、アルバム「POP AND DECADANCE」を
リリースするも、アルバムリリースの翌日に解散を発表、
その約8か月後、このベストがリリースされました。
アルバムのオープニングとなっている未発表曲「Gold」、
もともと「MY LITTLE RED BOOK」に収録される予定だった
浦清英アレンジバージョンの「requiem for the man of nomad」や、
最後に3分のブランクを挟んで収録されたデビュー曲「Brandnew Gear」の
ラストライブでの演奏などがこのアルバムの聴きどころといえるのですが
だんだんと歴史を遡っていく曲順が
彼らの音楽性の変化をグラデーションのように反映しており
リリース順の収録よりも却って彼らの変質を実感できる
そんな作品であるといえます。
解散後ヴォーカル・佐々木とベースの渡邊によって結成された
SCRIPT
も今年活動休止を発表し、これからは佐々木のソロとしての活動が
表に出る活動としては中心となっていく彼らですが
90年代後半のヒットチャートを駆け抜けた彼らのサウンドの魅力は
10年以上の時が過ぎても普遍的なものなのだなぁと
久々に聴き返してみても思わされます。
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