クリスマス特別企画第2夜は、キリンジの3rdアルバムです。
名曲「アルカディア」「エイリアンズ」を収録した、
キリンジのオリジナルアルバムで1枚奨めるならこの1枚、と
高い評価を受けている「3」の最後を飾るのが
キリンジ流のクリスマスソング「千年紀末に降る雪は」です。
邦楽ポップスのクリスマスソングといえば、
大きく分ければ「恋愛中で幸せ」(例:恋人はサンタクロース)か
「クリスマスに一人で寂しい」(例:いつかのメリークリスマス)の
どちらかになるわけですが、
この曲の題材はずばり「サンタクロース」です。
サンタクロースの抱える「孤独」にスポットライトを当てた
いかにもキリンジらしいひねくれた楽曲ではあるのですが
ただ「ひねくれてるなぁ」で笑って済ませられないほどの
冬の冷たい空気の中の深い孤独をひしひしと感じる
名盤を締めくくるにふさわしい名曲となっております。
決して定番クリスマスソングにはなりえない1曲ですが
寂しいクリスマスを過ごすあなたに是非聴いて欲しい
そんな冷たくも優しい1曲です。
- 3/キリンジ
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