日本のきのこ
突然ですが、キノコってお好きですか?
私は、かなり好きな方です^ ^
むっちりとした質感も、何とも言えない不思議な形も、噛み締めるとじんわり広がる独特の旨味も。
上からつるつるのかさを触ってみたり、下から繊維の様子をじっくり観察したり、見れば見るほど興味はつきません。
気付くと、ソテーにしようとして出してきたブナシメジの束に見とれていたりして、「・・・・私は一体何をしていたんだ!」とハッとすることも(^_^;)
しかーし。
そんなキノコ好きな私でも、バターで炒めてパクパク食べたい気持ちが湧いてこない、カラフルなキノコ達がこの図鑑にはたくさん出てきます。
全部で、なんと945種類ものキノコが紹介されていて、どれもググッと迫ってくるような写真ばかり。
「こ、これがキノコ・・・?」と言いたくなるような、道端に落ちているゴミにしか見えないものや、今にも動き出しそうな何か別の生き物に見えるものもあり、かなりワクワクしてきます。
そういえば、キクラゲってキノコだったんですね(-_-;)
特に目を奪われるのは、見るからに悪そうな毒キノコ達。
ヌメヌメテラテラしていて、心なしか他のキノコよりも生命力に満ち溢れているような気がします。
しかし!
一見地味で謙虚そうなキノコの中にも猛毒を隠し持った恐ろしいものがあったりして油断禁物。
〝派手なキノコに毒がある〟というのは、あんまり当てにならないようですね(-_-)
ちなみに、★マイベスト・キノコ★は、美味しそうな名前の《タマゴタケ》と鳥みたいな名前の《コガネヤマドリ》です。
どちらも、いかにもキノコっていうメルヘンチックな可愛らしい形をしていると思いませんか(*^o^*)
《タマゴタケ》はバター醤油炒めが、《コガネヤマドリ》は刻んでパスタやピラフに入れると美味しいそうですが、チャレンジする勇気がちょっと・・・・(-_-;)
どこかで実物を発見しても、観賞用ということで楽しもうかな、と思ってます。
大きなサイズの本なので、持ち歩くには不向き。
家でパラパラめくって、じっくり楽しむ方が向いていると思います。
身近なようで意外と知らないキノコの世界、見てみたら結構はまっちゃうかも!?
ブルーデイ・ブック
この本は、〝誰でも落ち込む日がある〟をテーマにした、動物の写真集です。
馴染み深い動物、そうでない動物も含め、「へえーっ!こんな表情をするんだ~(*o*)」と呟いてしまう、貴重な写真がもりもり納めされています。
前半は、しょんぼり、途方に暮れたような表情の写真。
後半は、ほのぼのした、ユーモラスな表情の写真を中心に構成されています。
ぎっくり腰のカンガルー、 逆立ちをするゾウ、ヨガをするペンギン、カラオケをするシマウマ・・・・などなど、「よくぞ、この一瞬を撮った!」と拍手したくなるような写真の素晴らしいこと^ ^
本当にカラオケを楽しんでいるワケではなく、たまたまそういうポーズに見えるだけなのだけど、一緒に添えてある文章とあいまって、「うんうん、確かにそう見えるよねっ!」と作者に相槌を打ちたくなってしまいます。
このショットを撮るために、きっと気の遠くなるような時間を費やしたのだろうなぁ~(-_-)
写真集だけど、一連の流れがちゃんとあるのでお話のような、ひと粒で2度美味しいお得気分の本です(*^o^*)
どんぐりと山ねこ
金色の野原にたたずむ、ちょっと〝いい男風〟の山ねこの絵に心魅かれて、思わず手に取ってしまった絵本です。
くるっと裏返すと、金色のどんぐりの絵がびっしり。
ひとつひとつ違う顔つきをしているのが可愛いらしくて、まじまじと観察してしまいました(*^-^*)
このお話全体がかもし出す、ふんわりとした不思議な世界にぴったりの絵だなぁ~、と思います。
お話は、一郎のうちに、間違いだらけのこんなおかしなはがきが届くところから始まります。
かねた一郎さま 九月十九日
あなたは、ごきげんよろしおほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。
とびどぐもたないでくなさい。
山ねこ 拝
一郎はわくわくしながら山ねこに会いに向かいます。
言葉をしゃべる栗の木、笛を吹く滝、演奏をするキノコや木の上のリスに道を教えてもらいながら、 たどり着いたのは山ねこの裁判所でした。
ここでは、たくさんのドングリ達が、誰が1番偉いかをめぐってケンカ中。
頭のとがっているもの、丸いもの、大きなもの、背が高いもの、どれが1番かを決めることができず、山ねこは困って一郎の知恵を借りようとしていたのです。
そこで一郎が出した解決策は・・・・
宮沢賢治にはしんみりとした作品も多いですが、《どんぐりと山ねこ》は純粋に楽しめるお話です^ ^
植物も動物も、人間と同じようにしゃべったりケンカをしたりする奇妙な世界。
ユーモラスなキャラクター達。
一郎くんの優しさと賢さ。
微笑ましい気持ちになる最後の1行。
そして、作品中に溢れる、自然や生き物に対する深い愛情。
宮沢賢治の話はよくわからん・・・(>_<)
とお思いの方にもオススメの絵本です♪
100万回生きたねこ
小学校低学年の頃に出会って以来、長い長~いお付き合いの絵本です。
う~ん、改めて読んでみると、淡々としたなんとも不思議なお話(-_-;)
あらすじは・・・・
主人公は、自分が大好き!いつも自信まんまんのトラ猫です。
いろんなタイプの飼い主に飼われ、一様に深く深く愛されるのですが、いつも不慮の事故で亡くなります。
飼い主達はその度に、先立った猫を抱きしめて嘆き悲しむのですが、トラ猫はへっちゃら。
またひょっこり生き返っては、さっさと別の飼い主のもとへ。
ある時、トラ猫は野良猫になります。
誰のものでもない自由を満喫している時、恋をするのです。
今まで、自分以外に興味を持たなかったトラ猫が、初めて愛した白猫との幸せな生活。
しかし、白猫はトラ猫をおいて先に死んでしまうのです。
トラ猫は100万回泣いて悲しみます。
後を追うようにして死んだトラ猫は、今度はもう生き返りませんでした・・・・。
う~む。
何度も何度も同じ猫として生き返るって、どんな気分なんでしょうね。
100万回ともなると、「不死身でラッキー♪」というよりかはもう、試練とか罰のよう(-_-)
私だったら5回目くらいで、「もういい加減にしてっ!」と言いたくなりそうです。
「いずれ死ぬ」とわかっているから、今日を悔いなく生きようと思うし、
「幸せだなぁ」と思うことがあるから、生きてて良かったなと思う 気がします(*^-^*)
この本を悲しい話だと感じる人は多いみたいですが・・・・
私は逆に、「お疲れ様っ、短い間だったけど幸せな時を過ごせて良かったね。それに、子孫もできたし^^」とトラ猫の肩をぽんぽん叩いてあげたい気分でした。
・・・・前向き過ぎかしら?
しゃっくりがいこつ
《しゃっくりがいこつ》 マージェリー・カイラー(著) 黒宮純子(訳)
よくお邪魔させてもらっているhadzukiさん のBlogで紹介されていた絵本です。
思わず私も読んでみたくなり、仕事帰りに本屋さんへ寄ってしまいました(*^-^*)
「しゃっくりはどこだぁ~」「がいこつはどこだぁ~」
ちょっとナマハゲ風にギョロギョロ探していると・・・・ありました、ありました♪
季節柄、お化けが出てくる絵本が集められた特設コーナーの目立つ場所にでん!と置いてあったので、すぐにわかりました。
人気がある、ってことですね^ ^
改めてストーリーを紹介しますと・・・・
いつものように寝床から目覚めたがいこつは、ある異変を感じます。
しやっくりが止まらないのです。
あの手、この手でしゃっくりを追い出そうとし、友達のおばけにも手伝ってもらうのですが、どうしてもうまくいきません。
そこで、最後にとった手段は・・・・
〝がいこつ〟と〝しゃっくり〟・・・・なんて意表をついた組み合わせ!
それに、シャワーを浴びたり、歯磨きをしたり、大事な骨のお手入れをしたりと、がいこつのライフスタイルがユーモラスに描かれているところが気に入りました♪
そして。
この本を読みながら、ふと小さい頃によく聞いて大好きだった歌、ホネホネ・ロック を思い出しました(^o^)
ひとつ年上の兄は、昔から背が高い上にカマキリのように痩せていたので、《ホネホネ・ロック》を兄のテーマソングにして、よく歌っていたものです。
・・・・嫌がられていたっけな(-_-)
個人的には、稀にみる名曲だと思うのですけど、ストライクゾーンは何歳くらいまでなのでしょう?
ホネ関係の本も、ちょっと探してみようかな、と思いました。
☆世界のとびだす絵本☆
今回は、欲しいなぁと思っている絵本を紹介します ^ ^
先日、こちらのサイトを見て、ハートをわしづかみにされてしまいました。
飛び出す、動く、音が出る、ワクワクするような仕掛け絵本が何冊も紹介されている中、特に私の目が釘付けになってしまったのは《不思議の国のアリス》です。
もともと大好きなお話で、《不思議な国のアリス》、《鏡の国のアリス》は今でもしっかり私の本棚のスタメンです。
これが三次元で見れるなんて!
紹介文がまた、見たい気持ちを倍増させる内容です。
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ポップ・アップ物語絵本の感動傑作!
キャロルとテニエルのイマジネーションと創造力を、多彩なしかけで表現。
開くごとのお話ミニブックにもポップアップしかけが満載。
何度も楽しめ、観るたびに発見がある見どころいっぱい。
大人をも魅了する飾っておきたい美しい作品です。
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「ぜひ見たいっ!触りたいっ!飾りたいっ!」と鼻息荒く思ったのですが、残念ながら品切れ中。
次の入荷予定は11月になるということです。
む、むねん・・・・(-_-)
その代わり、といっては何ですが。
在庫があったので、思わず注文してしまった本があります。
・・・・・それは、《ぴょんたのたいそう》
こちらはつまみを動かすことで、カエルが体操をするという仕掛け絵本です。
白い体操着に赤い短パンをはいた、体操する気まんまんのカエルの姿に、思わずキュンとしてしまいました(*^o^*)
カエルと体操・・・・何だか妙にしっくりはまるなぁ(-_-;)
あの柔軟性で、ものスゴイ前屈とかを見せてくれそうな気がしませんか?
紹介文によると
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ぴょんたくんを動かすたびに、つい、かけ声をかけてしまいます。
体操が好きになることうけあい!
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本当にかけ声かけたくなっちゃうのでしょうか。
う~ん、早く見てみたい♪
手元に届いたら、改めてBlogで紹介したいと思いますので、楽しみにしていてくださいね^ ^
リラックマ生活
「最近、イライラすることが多くて・・・・」
「毎日がもう、いっぱいいっぱい・・・・」
そんな、ちょっと心に余裕がなくなっている時にオススメの絵本が、この《リラックマ生活》です。
OLのカオルさんが、ある日一人暮らしのアパートに帰ると、見知らぬクマがわがもの顔で居座っています。
以後、なんとなく一緒に暮らすことになるのですが、このクマのなんてグータラなこと!
サブタイトルが〝~だらだらまいにちのススメ~〟というのも、深く深く頷けます(-_-)
やりたくないことは、なんだかんだと理屈をつけて、絶対にやらない。
欲しい物は、あの手この手で手に入れる。
どんな失敗をしても、あくまですっとぼける。
そんな、一貫して自己肯定し続ける姿勢には苦笑いを通り越して、憧れすら感じてしまう・・・。
この本には、そのなんとも憎めないキャラクター、リラックマのひとりごとが納められています。
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★腹八分目って
あとのニ分目のおなかのキモチは どうなるんです
★失敗?
人生のほんのスパイスですよ
★からっぽの方がいいんですよ
たくさんはいるから
★やってみたかったんですよ
それだけでいいじゃないですか
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う~ん、含蓄のあるような、無いような・・・(-_-;)
そして、どこまでもポジティブ!
でも、読んでいると不思議と心がほぐれてくる(というか脱力する?)ような気がします。
リラックマ効果・・・・なかなか、あなどれません。
一家に1匹、いや1冊いかがでしょうか?
我が家のリラックマ(UFOキャッチャーにてゲット、触り心地も脱力系です)
↓
さかなはさかな
この本は、今年の誕生日に彼からプレゼントされたものです(*^o^*)
小学校低学年の頃に読んで以来だったので、久々の再会は「うひょ~、懐かし~い!」を連発。
かなり嬉しかったです^ ^
正直、ストーリーは「えっと・・・・どんなお話だったっけ(-_-)」とあやふやだったのですが、カラフルなお魚の絵はしっかり記憶に残っていました。
改めて見てみると、本当に綺麗な絵本でびっくりです!
クレヨンで描いたような優しい線も、柔らかい色合いも、奇抜な色の組み合わせも素晴らしいぃ~。
しかも、全体を通じてユーモアが溢れている所がとても気に入りました。
魚が、友達のカエルから外の世界で出会ったいろいろなものの話を聞くところ。
鳥の話を聞いて、羽の生えた魚みたいな奇妙な生き物を想像するシーン。
牝牛の話を聞いて、足が4本、角があって草を食べ、ピンクのミルク袋をもっている怪しげな生き物を想像するシーン。
魚が想像する人間の姿なんて、もう・・・・。
見ているだけで楽しくなるような絵です。
タイトルの《さかなはさかな》って、最初に聞いた時はネガティブなお話かしら、と思ったのですけど(「魚はどんなに頑張っても、所詮は魚よ」みたいな)、そういう意味じゃないんですね。
自分の世界に固執するのではなく、といってやみくもに知らない世界に憧れるのでもなく、思い切って自分で体験してみて(痛い目なんかにも合いつつ)、最終的に自分の最も居心地の良い環境を見つけられたという前向きな魚のお話だったのですね。
この本を読んでふと、「井の中の蛙大海を知らず」という言葉を思い出しました。
この言葉には続きがあって、「されど空の青さを知る」というのだそうです。
なんだか悪い意味で使われることが多いけど、私は続きを知ってからこの言葉が好きになりました
「大海を知らなくても、空の青さを知ってればいいんじゃない?」と思ったりして。
幸福な質問
この本は、仲の良い犬のカップルが、「もしも~だったら?」という質問をお互いにし合うお話です。
くすくす笑っちゃうような微笑ましい質問と、心が温かくなるような回答ばかり。
例えば・・・・
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もしも
明日の朝 おきたら わたしが、まっ黒なクマになってたら
あなた、どうする?
そりゃあ びっくりするな
「ぼくを食べないで」って言うよ
それから 朝ごはん 何が食べたいかきみにきいて、用意してあげる
やっぱりハチミツ、好きかな?
★
★
★
じゃあ
公園を一緒に歩いていて、あなたが ぱっと振り返ったら
わたしは 大きな木になっていて 言葉をしゃべる 女の子の木になっているの。
すぐに 住んでいる家をひきはらって テントを買うよ
きみの好きな服を枝のあちこちにつってあげる
木のぼりは得意なほうなんだ
★
★
★
ぼくが きみに
もう少し おなかをひっこめて きれい好きになってほしいって頼んだら?
大丈夫
あなたは そんなこと言わないわ
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などなど♪
「そうねぇ~、私だったら・・・・」と、思わず一緒になって考えてしまいました(^-^)
安心してこういう質問ができる相手がいるって、とても幸せな感じがします。
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じゃあね
明日 一日で世界が なくなってしまうんだとしたら?
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さてさて。
この質問の回答はどんなだと思いますか?
もし良かったら、実際に本屋さんで確認してみてくださいね。
ランスロットのきのこがり
一見、普通(-_-)
でも実は、ひと手間かけて作った技あり絵本(*o*)
それが今回紹介する《ランスロットのきのこがり》です。
この本はロボットのランスロットシリーズの1冊。
ロボットのランスロットとネコのもんじゃが、美味しいキノコを探しに森に行くと、そこにはとっても奇妙な・・・・・というお話です。
「でも、一体どこが技ありなの?」と思われた方!
もし本屋さんや図書館でこの本を手に取る機会があったら、ぜひともジーッと絵を観察してみてください。
何だか少ーし、不思議な感じ。
絵に奥行きというか、厚みがあって、とても立体的な印象を受けませんか?
それは、この絵本の作り方に秘密があるのだそうです。
まず、CGで作ったキャラクターを印刷し、切り抜いて、紙人形を作ります。
この時、人形の後ろに割り箸やつま楊枝を固定して、ちゃんと人形が立つようにします。
そして、作った人形を所定の場所に配置した上で写真を撮るのだそうです。
そんな風にして、独特の遠近感や陰影を生みだすのだそうですよ~。
「こんなに手間のかかる作業をしているんだなぁ」と思うと、この絵本に対する愛着が何だかむくむく湧いてきちゃいます。
工作みたいな手作り感溢れるこの本、良かったら探してみてくださいね♪