「絵本ってけっこう奥が深いかも。あなどれないないなぁ」と思って、ひそかに収集中です(^-^)V

とにかく絵がキレイで画集を見ているようだし、文芸書が何百ページもかけて長々と語っていることを、簡単な言葉で数ページでさらっと表現していたりして、「やるなぁ~」って感心することもしばしば。

疲れ果てた時、気持ちがささくれだっている時、落ち込んだ時、絵本を見ると和みますよ~。

すぐに読めるから、忙しくっても大丈夫♪

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テーマ:絵本
2005年11月08日(火)

つきよのくじら

つきよのくじら 《つきよのくじら》 戸田 和代(著) 沢田 としき(絵)


くじらって―― ユーモラスでのんき、というイメージを抱いていました。

くじらもくじらなりに、結構大変なのかもしれませんが・・・・・

なんとなく、「細かいことは気になさんな」と言いそうな太っ腹な旦那、って感じがしたりして(^-^)

でも、

この絵本のタイトル《つきよのくじら》のように、〝〟とセットになると、途端に神秘的な感じが漂う気がします。

月明かりに照らされた広い大海原をゆったりゆったりと泳いでいる姿を想像すると、神々しいくらいの迫力に満ちているようです^ ^



ある海に、くじらのお母さんと坊やが暮らしていました。

くじらのお父さんは坊やが小さい頃――

シャチの群れに襲われた時に、母と子を守るために1番大きなシャチに食いつかれたまま、海の底に沈んでしまったのでした。

月の輝く晩、お母さんは坊やに話してくれました。


「とうさんは すごい くじらだった。

とうさんが しおをふくと

おつきさまに あたって

あめに なって おちてきたほどだよ」


くじらの坊やは、その話をいつまでも忘れませんでした。

この話を思い出す度に、

「そんな立派なお父さんなら、きっとどこかで生きているはずだ」

と思うのでした。


そんな坊やにも、ひとりだちの時がやってきました。

お母さんと別れた坊やは、お父さんを探す旅に出ることにします。

やがて、行く先々で耳に入るお父さんくじらの偉大な噂。

坊やは、お父さんが生きていること、そしてお父さんの居場所に近づいていることを確信します。


ところが、ある日。

坊やは凶暴なシャチの群れに取り囲まれてしまいます。

「もうダメだ・・・・」

そう思った瞬間、どこからともなく声が聞こえてきました。

その声の主は―――



長い旅の末に、

くじらの坊やが出会ったのは本物のお父さんだったのか、それとも幻だったのか・・・・・

この本ではどちらにもとれるような終わり方をしています。

でも、「どうか本物のお父さんであって欲しい!」と強く願ってしまいました。

「月に届くまで潮を吹けるくじらなんているはずない」とは思っても、

坊やにとっての父親は、誰よりも強くて永遠の存在なのだと、何だか泣きそうになりました。


羨ましいような、切ないような、心がしんとするような余韻を残す絵本です。

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テーマ:小説
2005年11月07日(月)

ぼくの小鳥ちゃん

ぼくの小鳥ちゃん 《ぼくの小鳥ちゃん》 江國 香織(著) 荒井 良二(絵)


今回ご紹介するのは《ぼくの小鳥ちゃん

真冬から春の初めにかけての―― ぼくと、ぼくの家に迷い込んだ小鳥ちゃんの日常を綴っています。

冬の日のパキッとした空気や、ヒーターの効いた部屋の暖かさ、春が近づいてくるあのワクワクする感じが、ページのあちこちから感じられるお話です。

カラフルで柔らかな挿絵は、うっそうとした冬の風景に彩りを添えてくれて、幸せ~な気持ちになってしまいます。

「そろそろ寒くなってきたなぁ~」

という季節になると、つい手に取ってしまう1冊です(*^-^*)


雪の降る寒い冬の朝、

いつものように〝ぼく〟が外の景色を眺めながら泡の立ったミルクコーヒーを啜っていると―――

突然、窓枠に1羽の小鳥ちゃんが不時着。

体長10cm、真っ白で、くちばしと華奢な脚だけが濃いピンク色の小鳥ちゃん。

どうやら、家族や友達とはぐれてしまったようです。


心細くて途方に暮れているかと思いきや、

「あたし、教会を探しているうちに迷子になっちゃったの。ご存知だったら案内してくださる?」

「あたしはそのへんのひ弱な小鳥とは違うんだから」

と、ちょっとエラそうな小鳥ちゃん。

その日から、ぼくと小鳥ちゃんの共同生活が始まります。


栄養バランスなんてお構いなしで、ラム酒のかかったアイスクリームばかりを食べたがる。

ぼくの彼女に対抗意識を燃やして、デートには必ず付いてくる。

たまに仮病を使って、ぼくに心配をかけたりする、ちょっと手のかかる小鳥ちゃん。

でも、

「あたしはあなたの小鳥ちゃんなんだから」

迷いのない目でそう言う小鳥ちゃんとの暮らしは、静かな絵に鮮やかな色を付けたようなハッとする驚きに満ちているのでした。


ぼくの小鳥ちゃん1      ぼくの小鳥ちゃん2      ぼくの小鳥ちゃん3

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テーマ:絵本
2005年11月03日(木)

八方にらみねこ

八方にらみねこ 《八方にらみねこ》 武田 英子(著) 清水 耕蔵(絵)


今回ご紹介するのは《八方にらみねこ》という絵本です。

先日、bunbun-story1000さんの記事 を拝見して私も読んでみたくなり、図書館で探してみました^ ^

とっても迫力のある表紙です・・・・妖気というか、何だか不思議なパワーのようなものが漂っているような。

手にした瞬間からすでに、この猫の眼力に押され気味の私です(^_^;)


さて、あらすじです―――



ある寒い冬の日、迷子の子猫が山あいの村の細い道をトボトボ歩いていました。

雪は激しくふりかかり、日もとっぷり暮れてきます。

鳴き鳴き歩いている子猫の姿を見かけたのは、村はずれに住むおじいさんとおばあさん。

子猫が可哀想になり、《ミケ》と名付けて家で飼うことにしました。


おじいさんとおばあさんは、蚕を育てて慎ましく暮らしています。

しかし、

一生懸命育てた蚕が、夜更けになると現れるネズミ達に食い荒らされるのに、ほとほと困っておりました。

ある晩。

おじいさんが囲炉裏端でミケを撫でながら、ふと呟きました。

「おまえが蚕を守ってくれるといいのだがのう」

これを聞いたミケ、今こそ恩を返す時だと思いました。


みんなが寝静まり、ネズミ達がソロソロ集まってきた夜更け。

張り切ったミケはネズミの前に進み出ますが―――

目の前の猫がまだ小さく、迫力もないのを見て取ったネズミ達はケロリとした顔のまま。


「 にらみ目 でかい目 にゃんこの目

  だけど ちびねこ へっちゃらだ

  おれらが こわいの ヤマネコさまよ

  四方八方 にらみの術だ

  チュー チュー 」


そう歌って、ミケの前で平然と蚕を食い荒らして帰って行くのでした。

自分の不甲斐なさにしょんぼりしてしまったミケ。

ネズミ達の歌に出てきたヤマネコ様に会って、にらみの術を教わろうと決意します。

家を出て、暗くて深い山をどこまでもどこまでも登っていくと――

突然、 恐ろしい形相、草木も震えるような声のヤマネコ様が現れました。

怯えながらも必死に、にらみの術を修行したいことを頼むミケ。

「にらみの修行は厳しいぞ。何より大事なのは、にらみに負けない強い目だ」

ミケの固い決意を見たヤマネコ様は修行を許可しました。


・・・・・それから1年。

毎日厳しい修行に励んだ末、

ミケの目には力がこもり、らんらんとした大目だまになっていました。

とうとう、自分の目力で四方八方で燃える炎を消すことができる程の術を身に付けることができたのでした。

久々に帰る、おじいさんとおばあさんの家。

すっかり逞しく成長したミケの姿に2人はびっくりです。


そして、その晩。

再び、ネズミ達との対決の時がやってきました。

現れたネズミ達は、にらみの術にびっくり仰天。

1匹残らずミケににらみ殺されてしまいます。

今度こそ、おじいさんとおばあさんへの恩に報いることができたのでした。

にらみの評判を聞いた村の人達。

それからこの村では、ミケの絵姿をネズミよけのお守りとして、蚕棚のそばに貼るようになったのでした。



とにかく絵に圧倒されてしまいました!

特に、暗闇から突然現れるヤマネコ様の、なんと恐いこと(^_^;)

口から火を吹いちゃうし、顔なんか歌舞伎役者のメークのようです。

小さな子供なら・・・・もしかしたら泣くかも、なんて思ってしまいました。


それにしても。

猫というのは犬に比べていまいち忠誠心に欠ける、というイメージがあったのですが―――

この本に出てくるミケちゃんは、かなり仁義を重んじる猫のようです。

〝猫と修行〟というのはいまいちピンとこない組み合わせに思えますが、どこかにこういう熱血な猫もいるかもしれませんね。

《忠猫ミケ公》なーんて言ったりして(^-^)

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テーマ:絵本
2005年11月01日(火)

シェイカー通りの人びと

シェイカー通りの人びと 《シェイカー通りの人びと》 A&M・プロベンセン(著) 江國香織(訳)


〝シェイカー通り〟の住人は、決して裕福な人達ではありません。

家の裏庭には拾ってきたガラクタが山と積まれていますし、たくさんのノラ犬が自然に集まってきて自由に出入りするような家もあります。

「エイカー、ベイカー、びんぼうシェイカー」と、スクールバスの子どもに叫ばれたりもします。

でも、住人は気ままな性質の人達らしく、あまり気にしません。

たまにケンカをしたりもするけど、お互いに助け合って暮らしていました。

ところが。

そんな〝シェイカー通り〟に貯水所建設の計画が持ち上がります。

工事のため、1人また1人と住人は住み慣れたこの土地を去っていくのでした・・・・・。



「地味な本だなぁ~」

この絵本を手に取るたび、しみじみと思います(^-^;)

普通、絵本というのは読み手の心をググッとひきつけるようなエピソードだったり、魅力的なキャラクターだったりが散りばめられているものだと思うのだけど、この本は・・・・・

「山場がいつ来るか、いつ来るか」

ドキドキしてページをめくっていると、そのままスーッと終了してしまうのです。


でも、なぜだか何度も手にとってしまうのは―――

シェイカー通りの住人の媚びない姿に、何か清々しいものを感じるからかもしれません。

この本にはたくさんの人物が登場してくるけれど、その表情にはほとんど笑顔はありません。

かといって、不幸そうというのもなく、

「そんな大したことじゃないんだけど・・・」

「生活って、こういうものだよ・・・」とでも言いたげな、のんきな感じです。


それは〝あきらめ〟というのでもなくて、

世の中の流れにすぅっと身を任せているような淡々とした日常は、引き気味のアングルで描かれる街の風景とあいまって、遠いような近いような不思議な感じがします。

静かで、きっぱりしていて、少し悲しくて、でも妙に安心感のある絵本だと思います。

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テーマ:絵本
2005年10月31日(月)

でこちゃん

でこちゃん 《でこちゃん》 つちだ のぶこ


幼稚園生のてこちゃんは、イチゴが大好きな女の子。

ある日曜日、伸びすぎてしまった髪の毛をお母さんに切ってもらうことにしました。

張り切ったお母さんはチョキチョキ、チョキチョキ、豪快に切っていきます。

そして出来上がったのは――― 前髪が異常に短いおかっぱ頭(←まるでワカメちゃんorちびまるこちゃんのよう!)

てこちゃんの広いおでこが全開になったこの髪型、家族のみんなは「てこちゃんが、でこちゃんになった~」と大笑いです。

お兄ちゃんは、てこちゃんのおでこにマジックで落書きをするし、お母さんと買い物に行っても町のみんなが自分を笑っているように思えてしまいます。

でこちゃんは、自分のおでこが大嫌いになってしまいました。


翌日。

でこちゃんは、「もしかしたらおでこが元に戻っているかも!」と期待して鏡を覗いてみますが・・・・・

もちろん昨日と同じままです。

ガックリして布団から出てこなくなってしまう、でこちゃん。

見かねたお姉ちゃんが取り出したのは、イチゴが付いた可愛い髪留めです。

これをでこちゃんの前髪にパチッと留めると―― でこちゃんのおでこに大好きなイチゴが。

でこちゃんは、すっかり嬉しくなってしまいました。


少しドキドキしながら幼稚園に行くと、お友達が羨ましそうにでこちゃんを見ています。

「でこちゃんのおでこ、可愛いね」

でこちゃんは、なんだか自分のおでこが誇らしくなってきました。

そして、次の日。

幼稚園のお友達はみんな、でこちゃんと同じ髪留めを付けています。

先生までもが羨ましそうに見ています。

でこちゃんは、次は自分の家の飼い猫にも同じ髪留めを付けちゃおうかな、なんて考えるのでした。



小さな頃、母親に髪を切ってもらうのはちょっとした恐怖でした。

「子供の髪なら私で充分!」

という母親の信念のもとに容赦なく切られた髪は、いつでも〝前髪が短すぎ&前髪の量が多すぎ〟

切りすぎないようにね、と何度念を押しても、その度に裏切られ―― 幼心に「子供って無力だな・・・(-_-)」と思ったものです。

その後、長い闘いの末にようやく美容院に行く権利を勝ち取った時は嬉しかったなぁ~^ ^


ですので、《でこちゃん》のお話は「わかる、わかる」のオンパレードで、深く頷きながら読んでしまいました。

私に、でこちゃんのお姉ちゃんのような人がいなかったのが残念・・・・。

髪留めでわざと広いおでこを全開にするシーンは、小学生の時に教科書で読んだ《さわださんのほくろ》を思い出させました。

おでこに大きなホクロがあって「大仏」とからかわれるのが嫌で、前髪をうんと長く伸ばしていた沢田さんが、ある日思い切って前髪を留めておでこを出してくる、というお話だったような気がします。


でこちゃんも沢田さん(←なぜか登場)も、

他人から見たら「大したことないじゃない」と思うようなことでも、本人にとっては大問題だった訳ですが、

考えようによっては―― これから先、誰でもぶつかるであろうコンプレックスとの闘いの、第1回戦に早くも勝てた、と言えるのでは?

これは、かなり大きな収穫なのでは?なんて思いました。

こうして、人はタフに、創意工夫の人になっていくのではないでしょうか~(^-^)

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テーマ:絵本
2005年10月29日(土)

ねぎぼうずのあさたろう

皆さんは、《時代劇》ってお好きですか?

実は私、結構好きだったりします(^-^)

振り返れば―――

鬼平犯科帳に出てくる、長谷川平蔵の渋さとお茶目さには「きゅん」とし、

水戸黄門に出てくる、風車の弥七の愛妻ぶりには「うっとり」し、

暴れん坊将軍に出てくる、徳川吉宗のジェントルマンぶりには「ほわーん」としたものでした。

波打ち際を白馬で疾走している印象が強すぎて、未だにマツケンサンバを踊っている松平健を受け入れられない私です(-_-)


ですので、今回ご紹介する絵本《ねぎぼうずのあさたろう》を図書館で見つけた時は、「時代劇の絵本があるんだなぁ~」と嬉しくなってしまいました。

時代劇》と《寅さん》が混じったようなこのお話、何だかツボにはまってしまいました♪


ねぎぼうずのあさたろう 《ねぎぼうずのあさたろう》 飯野 和好


あさつき村の畑には、色白で丸顔のねぎぼうず〝あさたろう〟が住んでいました。

あさたろうは正義感が強く、腕も達者です。

ある日、幼馴染の椎の実の〝おようちゃん〟が、やつがしらの〝ごんべえ〟と小芋の〝ちょうきち〟にいじめられているのを見かけます。

「我慢ならぬ!」

と思ったあさたろうは畑をピュンと飛び出し、おようちゃんの元へ。

あさたろうがくるくる回ると、身体からは目が痛くなるねぎ汁が飛び出し、ごんべいとちょうきちはたまらず退散です。


しかし。

「ごんべいとちょうきちは、きっと復讐に来るに違いない」

と考えたあさたろうは、生まれ育ったあさつき村を出ていくことを決心します。

家族とおようちゃんに見送られ村を後にし、旅を続けていると・・・・・

峠の茶店で不気味な浪人と出会います。

実はこの浪人、ごんべいに雇われた殺し屋、きゅうりの〝きゅうべい〟

あさたろうの命を奪おうと襲ってくるきゅうべい。

得意技のねぎ汁も効かず一旦は窮地に陥るあさたろうですが、おっかさんが持たせてくれた秘密兵器の唐辛子とワサビを投げつけて撃退します。


難を逃れたあさたろうですが、まだまだあての無い旅は続きます。

いつになったら故郷のあさつき村に帰れるのか・・・・。

この先、あさたろうの前にはどんな敵が現れるのか・・・・。



「格好いいぞ、あさたろう!」

思わず掛け声をかけたくなってしまう、痛快なお話。

登場人物が野菜ばかりなのも、なんだか可愛らしいです^ ^

謎の浪人きゅうべいの怪しさ、ごんべいの悪そうな佇まいといったら、もう~~♪

チャンバラあり、人情あり、笑いありの本格的な時代劇に、すっかり魅了されてしまった1冊です。

この先どんな運命が待ち受けているのか―― 続きのお話が読みたくなってしまいました。

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テーマ:その他
2005年10月28日(金)

◆男脳女脳診断◆

先月の記事で、芸能人占い というサイトをご紹介しましたが、今回もまた《診断もの》です(^-^)

それは――― 男脳女脳診断


男性と女性とでは脳の構造が違うそうです。

そういえば、以前にそんな内容の本が流行ったような・・・・読みませんでしたが(-_-;)

でも、さすがに全員が性別だけでどちらかに振り分けられるワケではないですよね。

ジャニーズJr.が好きで、地図を見るのが苦手で、お風呂にラベンダーの入浴剤を入れる男性もいるでしょうし、

全日本プロレスが好きで、地図を見るのが得意で、髪の毛を石鹸で洗う女性もいることでしょう。(ちょっと極端かしら・・・・)

きっと、

「どちらかといえば男脳」

「どちらかといえば女脳」 

というような人がほとんどな気がします^ ^


ちなみに、私の診断結果は下のようになりました♪

男脳より女脳の方が優勢らしいです。

「ふ~ん・・・」という感じで終わるかもしれませんが、もし良かった試してみませんか?

今まで知らなかった自分を発見するかもしれませんね~。



あなたのポイントは 25ポイントです。 (男脳度数:37.5%/女脳度数:62.5%)
ポイントは、-100~100ポイントで計算され、マイナスが大きいほど、男性脳で、それに対し、プラスが大きいほど、女性脳となります。

中性的女性脳 あなたは、標準的な女性脳の持ち主ですが、同時に男性的な面も、いくらか持ち合わせています。どちらかと言うと、他人とのふれあいに喜びを感じる方で、洞察力があり、わずかな情報で物事を深く認識する事が出来ます。その一面、冷静で論理的に物事を考える事を苦手として一緒にいる人はもどかしさを感じることも。 努力次第で、男性的な考え方の理解や能力もえられます。

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テーマ:小説
2005年10月26日(水)

初恋

=========================================================================

    恋愛はリンゴの皮をむくのと同じだ。

    いったんむいてしまうとすぐに腐ってくる。

    変色して腐ってきてウジがわく。

    それがリンゴだなんて誰も思わない。

    ナシでもスイカでも同じことだ。

    どれも一皮むけばどうなることやら。

    君も僕も見たことがない。

    きっと―― 面白いぞ。

=========================================================================


初恋 《初恋》 ウォン・カーウァイ、エリック・コット(原案)


初恋》―― ずいぶんとストレートなタイトルです。

今回ご紹介しようとして、我ながらちょっと恥かしくなってしまいました(^_^;)

この本は、ウォン・カーウァイのプロデュース、エリック・コットの監督で作られた香港映画《初恋》のノベライズ本。

カレン、ラム・カートン、ヤッピンという香港で暮らす3人の若い男女の、初恋にまつわる3つのエピソードが綴られています。

どれも、シニカルなのに夢見がちなところもあって、掴みどころのない不思議なお話です。

公開が1994年ということで、「なぜ今さら・・・」という気がしないでもないですが、なかなか気に入っている本なので記事に選んでみました^ ^


中でも1番気に入っているのは、《ラム・カートンの初恋》というお話。

内容は・・・・・


ラム・カートンの職業は、夜間清掃員。

毎晩毎晩、相棒と共に香港の賑やかな街でゴミを集めて回っている。

最近、5年間一緒に暮らした彼女がアパートを出て行ってしまった。

「つまりは振られたんだな・・・・」

と、なんとなく寂しい気もするが、悲しみ方がよくわからない。

とはいえ、もともとラム・カートンは物事を深くは考えない性質なので、あまり気にしていないようだ。


そんなある晩。

いつものようにビルでゴミを収集していると、目の前に見知らぬ少女が現れた。

「昔、可愛がっていたハムスターに似ているな」

そう思ったラム・カートンは彼女に一目惚れをしてしまう。

声を掛けてみるが、返事はなし。

そういえば、彼女の目はずっと閉じたままだ。

どうやら夢遊病らしい。


毎晩このビルにやってくる彼女。

ラム・カートンは目を覚まさせようと、様々な方法を試みるが効果はないまま。

「どうせ眠っているのだから、何をしてもわかりはしない・・・」

なんて、よこしまな考えも一瞬浮かぶが、神々しいような寝顔を見ていると結局は何もできない。

ただ彼女の傍らにいるしかできないのだ。


一方、夢遊病の少女ウェイウェイは薬局に勤めている。

自分が夢遊病で、毎晩街をさまよっているらしいことには気付いているが、どんな治療をしても効果が得られない。

せめて、自分がどんな行動をとっているかだけでも知りたいと思い、ある晩身体にビデオをくくりつけて眠りについてみた。


翌朝、テープを巻き戻してみると、ビデオには自分以外に見知らぬ青年が。

思わず警戒してしまうウェイウェイだが、青年は肩を抱くでも手を握るでもなく、ただ自分に寄り添っているだけ。

一緒に公園を散歩したり、バスに乗ったりする姿を見ているうちに、青年の自分に対する想いを感じるウェイウェイ。

いつしか自分も青年に好意を抱くようになるが、名前も住所も知らない相手。

ウェイウェイは、眠ったふりをしてこの青年に会いに行こうと考えるが・・・・・



「恋愛は人を変えるもの?それとも、知らなかった自分を呼び起こすもの?」

初めて恋に落ちたラム・カートンの変貌振りを見ると、ふとそんなことを考えてしまいました。

なにせ――


「私のこと、好き?」

「もちろん好きだよ」

「ありがとう。でもそれは、パイナップルが好きとか、ゲームが好きとかそういうのと同じ好きなんじゃないの?」

「うーん、みんな大好きなんだけど同じじゃいけないのかな」


なんていう、女性からしたら頭をかかえたくなるような会話(←そりゃ、振られるワケだ)を元彼女と交わしてしまう人が、「傍にいたい」という理由だけで、いつ会えなくなるかもわからないような彼女を毎晩待ち続けるのですから。


初恋というのは、こんなにもまっすぐで、もどかしくて、傍から見ていてハラハラするものなのですね~^ ^

いつの間にか―― 周りを取り巻く環境や、今までの経験、外から入ってくる情報なんかが気になって、「好きになった」というだけではちょっとね・・・・なんて考えてしまう私からしたら、この本の主人公は羨ましいような、痛々しいような人達に思えます。


ただし。

この本は、実は「初恋は実らない」ということがテーマ。

同僚がラム・カートンに言う最後の言葉、

「・・・きれいなままで終わらせとけば、いつまでも夢に見ることができるぜ。永遠にだ」

には、理想とあきらめが混じり合っていて、何だか切なくなってしまいました。

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テーマ:絵本
2005年10月23日(日)

みけねこキャラコ

今回ご紹介する絵本《みけねこキャラコ》は、毛の模様が家族と似ていない三毛猫が主人公のお話。


みけねこキャラコ 《みけねこキャラコ》 どい かや


キャラコの悩みは毛の模様のことです。

三毛猫といえば、白、黒、茶の3色なのに・・・・・キャラコには茶色がありません。

いえ、失礼しました!無いわけじゃないのです。

隠れた位置―― 腕の付け根に小さな茶色の丸がありました。

でも、腕を高く上げていない見えない場所なのです。

「お母さんもお姉ちゃんも、ちゃんとした3色模様なのに・・・なんで私だけ」と思うキャラコ。


家族のようになりたくて、

茶色の紙を身体に貼り付けたり、茶色の絵の具で身体を塗ってみたりします。

でも、すぐに元通り。

模様にこだわり過ぎるキャラコに、お母さんもお姉ちゃんもあきれ顔です。


そんなある日、お隣りのお年より黒猫から

「大人になれば模様は変わるんだよ、私なんか黒と白の模様だったのさ」という話を聞きます。

この先、自分がどんな模様になるのか楽しみになってきたキャラコ。

そうなると、今ある小さな茶色の丸も何だかいとおしく思えてくるのでした。



小さな頃、よく周りの人に「私の顔って、お父さんお母さんと似ている?」と聞いていたのを思い出しました。

自分では全然似ていない、と思っていたので―――

「目は父親似、鼻は母親似だね」とか

「笑うとお父さんにそっくりだね」なんて言われると

その都度、「ふ~ん、そう見えるのかぁ」と、照れくさいような安心するような不思議な感じだったものでした(*^-^*)


「これから先、私の顔も、キャラコの模様みたいにどんどん変わっていくんだろうなぁ~」と思うと・・・・

恐いような楽しみなような、不思議な感じです。

もちろん年相応に衰えていくのはドキドキですし、「あの頃は○○だったわ~」なんて懐かしく言っているかもしれません(-_-;)

でも。

「それも私!」という感じで笑っていられたらいいな、と思います♪

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テーマ:絵本
2005年10月22日(土)

オニヤンマ空へ

オニヤンマ空へ 《オニヤンマ空へ》 最上 一平(著) 市居 みか(絵)


今回ご紹介するのは《オニヤンマ空へ》という絵本です。

まだ残暑の残る頃、「季節感のある絵本を・・・・」と思って、このトンボの本を見つけました。

でも―― 気付いたら、もうすっかり秋本番。

ご紹介する時期が少ーし、遅くなってしまいましたね(^_^;)


さて、あらすじです。


夏の初め、

毎年たけるくんの家ではお父さん、お母さんと3人でお墓参りをすることになっています。

誰のお参りかというと・・・・ことみちゃん。

心臓の病気で生まれてから7日で亡くなってしまった、たけるくんの妹さんです。

お母さんは、お墓参りの日は必ずたけるくんに500円玉を渡して、

「1番好きなお菓子を2つ買ってきて」と言います。

1つはたけるくん、そしてもう1つはことみちゃんの分なのでした。


今年、

お墓参りの帰りに寄った公園の川で、たけるくんは大きなヤゴを捕まえました。

家に連れて帰り、水槽に入れて毎日楽しく観察していると・・・・

いつの間にか、そのヤゴがオニヤンマに変化しているのを発見してびっくり!

オニヤンマを見ているうちに、たけるくんはふと思いました。

「ことみにも見せてやりたかったなぁ~」

山も川も見れず、ひとかけらのチョコも食べられずにこの世を去った妹――

外の世界を知らないこの生まれたばかりのオニヤンマが妹の生まれ変わりのように思えてきました。

いてもたってもいられなくなり、たけるくんはオニヤンマをもといた場所に返そうと決心しました。


道に迷いながら、やっとの思いで辿り着いた公園の川。

虫かごを開けると、オニヤンマは青い空へツイッと飛び立ちます。

その時、

たけるくんの頭の中には、飛んでいくオニヤンマの背中に可愛い女の子が乗っているイメージが浮かびました。

女の子は、きっとことみちゃんです。

トンボと一緒に、この世のいろいろなものを見て欲しい・・・・・

そう願う、たけるくんでした。


1番好きなシーンは、お母さんが、「お菓子を2つ買ってきて」というところです(^-^)

〝妹の死〟という、小学生の子供にしたらショックかもしれない出来事。

それを必要以上に暗くならずに、包み隠さずに話して共有しましょう、という家族のあり方に胸がじーんとしました。


辛い出来事は忘れ去る、というのもひとつの手かもしれません(-_-)

でも―― このご家族は死を受け入れ、きちんと乗り越えられたからこそ、ことみちゃんのことを穏やかに話し合えるのかな、と思いました。

だからこそ、当時は小さすぎて妹の顔を覚えていないたけるくんでも、普段から妹の存在を近いものに感じられたのでしょうか。


表紙では、腕を大きく開いたたけるくんが、オニヤンマと一緒に青い空を飛んでいます。

のびのびとして、楽しそうな顔です。

水彩画でさらさら描かれたこの素朴な絵を見て、

「外の世界は厳しい・・・・それでも、自由であることの幸せはかけがえないなぁ~」と感じました^ ^

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