確かにタイガースは熱烈なファンが多い | 神戸加納町「BAR志賀」と昼の顔(中毒性日記Blog版)

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日曜日。神戸を昼には出ようと思っていたら、朝方までの久々カラオケ、そこから仕事をやって起きたら午後だった。まぁ京都へは急ぎの用事もなかったし、暑さもあるからとゆっくり支度をした。ちなみにカラオケはもう何年振りかのことである。前回は北野坂と山手幹線の交差点、キティちゃんのカラオケ(ビッグエコー?)だったがそれはもうなくなっている。それほど時が経った。

三宮に18時過ぎに着き、店の1階駐車場に停めて徒歩5分の駅、JRを待った。休みの日に店、三宮にいることはほとんどないが、平日にはあまりに見ない人出が、日曜にはあるんだなと思った。新快速を待つホームでも結構な人で、思わず列に並ぶ。旅行者みたいで新鮮である。

何とか座れてPCを開き、移動中の通信をチェックすると快適に何でもできた。しかし、この至便さは危険だと思う。子供の頃は、つくりかけのプラモデルやパズルを途中にして、どうしても外出しなければならないことが何だか寂しい感じがしたものだった。あの頃の気持ちを、忘れてしまいそうで恐い。

そうこうしている間に大阪に着く。一気に乗り込んできたのは阪神タイガース。つまり、甲子園のデーゲーム応援帰りの団体だと解る。金本選手の割合が多いが、ユニフォームの色も白以外に黒や黄色もあるんだと知った。

「お隣、座ってもよろしいですか?」

2名席の窓際に座る僕に丁寧にそう言われて、どうぞと返せば、それは黄色のレギンス、トラ柄のスカート、黄色いユニフォームとキャップ、リストバンドは左右にして白と黄色のメガホンバット、大きなバッグを持った「見た目は若い」女性だった。 PCを覗いている僕のすぐ横に、ぬいぐるみが手招きをする。多分阪神のキャラクター(トラッキー?)が、その女性の手に収まっている。

「どちらまで行かれるのですか?」そう聞かれたので、山科までと答えると「私は彦根なんです!」と返してきた。愛想が悪いのもナンだから、「デーゲームやったんですね、どうでしたか?」と聞くと「快勝でした!」と彼女は喜んでいた。「このみんなで行ってたんですか?」「いいえ、一人です!」…直感で、これ以上会話はしない方が無難だなと思い、PCを閉じ寝た振りを始めた。映った窓越しに見ると、今度は他の席にトラッキーと、その女の子版(トラ子ではあるまい)を左右にはめて、また立ってる人達に手招きをしている。

通路を挟み、ユニフォーム姿の小さな子供を連れたオヤジさんと会話が始まり、その女性は滋賀県彦根から来ていて、田淵、江夏の頃が好きだということ、今シーズンだけで33試合目の応援だということが分った。真弓監督の采配に苦言を呈し、金本のあとは新井だと力説している。筋金入りだった。

山科に着いて、その女性の前を通り出ようとすると「凄い荷物ですね お気を付けて!」と大きな声で言われた。車両の乗客が一斉に見たので、思わず「僕は特に阪神ファンだというわけではありません!」と言いそうになった。


※今日のヒトゴトではないヒトコト&ヒトリゴト&ヒメゴト
カラオケは、何と男3人だった!

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