焔くんの脱け殻写真「アオイホノオ現場裏方様のご苦労」 | 一本木蛮電脳公司

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キャストが写りこんでるといけないな~と思い、焔モユルくんの脱け殻写真。
ここにこの脱け殻が三着あるということは、モユル現場到着前の写真ということです。

アオイホノオのドラマをご覧になった方々の全員が思ったであろう感想の一つに
「柳楽優弥という人は、”漫画家志望青年役主演”で、まさかこんなにドタバタしたり走る役だと思ってなかったんじゃなかろうか?」
がありますね。きっと。

どう考えても太陽にほえろの新米刑事並みに走らされています。
しかも吼えながら。
やったことある人は「腹から発声し続けながら無酸素運動を続けるなんて…これはテストや段取り、リテイク含めたら…一体どれだけ柳樂くんは走らされたのだろう?」
と、そのしんどさを察するはず。

でも、走ったり転げまわったりするということは、ひとつの衣装、一枚では足りないのも想像がつくと思います。
汗・泥・草・ホコリ…
焔くんのヌケガラは毎日3枚フル稼働で洗濯されています。

エンドロールに出てくる「衣装」って、それを用意する人だよね…程度の認識の方はいませんか?
…もちろんそうなのですが、深夜まである撮影・早朝集合>この間に衣装さんはこの抜け殻たちを洗濯して乾燥させて現場に向かうのです。

そして、衣装さんが手がける衣装はメインキャストのものだけではありません。
ゲストや、エキストラのものも準備します。
アオイホノオは時代劇ですから、エキストラの中には「この頃だからこんな感じ?」って準備した服装で来てくださるありがたい方もいらっしゃいます。
でも、やっぱりそのカットに映り込む人分(ちなみに同日中に時系列や季節の変化がある場合はその分も)準備するわけです。
…80年ころの、エキストラの皆さんの体型とサイズに合わせたものも。
(もちろんそのあと洗濯ww)
あの当時っぽい人数分の「運動靴」サイズ合わせて…とか手配するのがどれだけのことか、おそらく想像する方は少ないと思います。

当然ながら、エキストラの数が多い場合はヘアメイクさんも大変なわけです。
当時らしいヘアメイクを施し、微妙な方にはかつらをかぶせる。

…一体、現場にいくつのかつらが用意されていたのかは…私は私の役割で忙しかったので確認できていませんが^^;

役者さんを彩る衣装さん、ヘアメイクさん、美術さん。
時代劇では大変な役職なんです。

漫画で「それ」を描くときも気をつけるけれど…実写物は実際に用意しないといけないので、島本和彦(スタッフ含め)以上に大変だったと思います。

追記
あの時代のオタクたちの作り込み、ヘアメイク頑張っちゃダメだよ(もっとダサダサのモサモサだ)とかのツッコミはなしです!!
画面から、時代を「誰にでも、よりわかりやすくする」すごく大切なお仕事の一つだと思います。