バナナキャラが意外な場所ですれ違っていたら面白いかな。。。と思ったのですが、どうでしょう?
会話するわけでもなく、ただ近くにいた、、、という感じです。
原作では絶対に出会うはずのない二人ですが、ショーターとブランカの組み合わせで考えてみました。ほぼ会話のみで書いたコメディです★
シ「ちっくしょう、麻雀負けちまったよ。財布の中はスッカラカンだ。」
街のショーウィンドウに映る自分の姿を見て、ショータはふと立ち止まった。頭髪を見てつぶやく。
シ「そろそろ髪の手入れをしなくちゃな。でも当分金ねぇしなーラオにでも借りるかな」
他人にはつるっぱげにしか見えない頭髪を彼はじーっと見ている。お店の中に居た店員や客達はヒソヒソとショータを見てささやいている。
客1「何なの、あの怪しい人は? 自分のはげ頭を見ているわよ、こわーい」
客2「目を合わせちゃだめよ、何されるか分からないわ!」
ショーターは自分が噂されている事に何となく気がつき、二カッと笑った。
シ「へへ、、オレのことが気になる?? 一緒にデートするか??」
客「「ギャー!!笑ってる!怖いわ!!」」
お客たちは慌てて逃げ出した。
シ「恥ずかしがらなくてもいいのにーーー!ちぇ、、、散髪する金もないんだからデートなんてできるわけないか」
空しくポケットに手を突っ込み歩き出したかれは、ポケットの中に何か入っている事に気がついた。
シ「なんだこれ。。。美容院の招待券?? そっかユーシスが新しい美容院をオープンさせたって言っていたよな。。。お!無料で手入れしてくれるのかよ!ラッキー!!」
ショーターはいそいそと美容院へと向かった。
***
ユーシス邸にて
月「ミスター、今度新しい美容院をオープンしたんだ。漢方や東洋医学を取り入れたヘアケアやマッサージを受けられるよ。招待状を渡すからぜひ来てほしい」
ブ「えぇ、ぜひとも。ありががとうございます、若様」
月「ミスターはお洒落だから、ぜひ意見を聞かせてほしいな」
ブ「では近々行ってみます」
月「よかった。セレブ向けの美容院だからきっと気に入ってくれると思うよ。スタッフも一流のヘアスタイリストばかりだ。綺麗なチャイナ服が似合う美人を採用したよ」
ブ「。。。では今から行ってきます」
月「え。。。??」
ブ「ムッシュウと会う予定がありますが、まだ時間がありますので。。。」
月「あぁそうなんだ(美人に食いついたんじゃ。。。)」
***
美容院にて
店員「いらっしゃいませー」
ブ「。。。。。」
店員「お客さま。。??」
ブ「いや、、、こんにちは。あなたがとても美しいので思わず見とれてしまいました」
店員「え。。。///(赤面)あ、あの本日はどうなさいますか?」
ブ「あなたのお薦めするコースを教えてほしい」
手を握りながら微笑むブランカに店員はコースメニューを見せた。
店員「こちらなどいかがでしょう?ダンディな男性にお薦めしております」
『今からでも遅くない!! スペシャル漢方スカルプケア ★ダメージヘアを回復★ 10年後も元気な髪を目指すコース』
ブ「。。。。。」
店員「お客さま?」
ブ「いや、これにします。。。」
(続)