ニアミス(1)ショーター&ブランカ | BANANAFISH DREAM

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バナナキャラが意外な場所ですれ違っていたら面白いかな。。。と思ったのですが、どうでしょう?
会話するわけでもなく、ただ近くにいた、、、という感じです。
原作では絶対に出会うはずのない二人ですが、ショーターとブランカの組み合わせで考えてみました。ほぼ会話のみで書いたコメディです★



シ「ちっくしょう、麻雀負けちまったよ。財布の中はスッカラカンだ。」

街のショーウィンドウに映る自分の姿を見て、ショータはふと立ち止まった。頭髪を見てつぶやく。

シ「そろそろ髪の手入れをしなくちゃな。でも当分金ねぇしなーラオにでも借りるかな」

他人にはつるっぱげにしか見えない頭髪を彼はじーっと見ている。お店の中に居た店員や客達はヒソヒソとショータを見てささやいている。

客1「何なの、あの怪しい人は? 自分のはげ頭を見ているわよ、こわーい」

客2「目を合わせちゃだめよ、何されるか分からないわ!」

ショーターは自分が噂されている事に何となく気がつき、二カッと笑った。

シ「へへ、、オレのことが気になる?? 一緒にデートするか??」

客「「ギャー!!笑ってる!怖いわ!!」」

お客たちは慌てて逃げ出した。

シ「恥ずかしがらなくてもいいのにーーー!ちぇ、、、散髪する金もないんだからデートなんてできるわけないか」

空しくポケットに手を突っ込み歩き出したかれは、ポケットの中に何か入っている事に気がついた。

シ「なんだこれ。。。美容院の招待券?? そっかユーシスが新しい美容院をオープンさせたって言っていたよな。。。お!無料で手入れしてくれるのかよ!ラッキー!!」

ショーターはいそいそと美容院へと向かった。



***

ユーシス邸にて

月「ミスター、今度新しい美容院をオープンしたんだ。漢方や東洋医学を取り入れたヘアケアやマッサージを受けられるよ。招待状を渡すからぜひ来てほしい」

ブ「えぇ、ぜひとも。ありががとうございます、若様」

月「ミスターはお洒落だから、ぜひ意見を聞かせてほしいな」

ブ「では近々行ってみます」

月「よかった。セレブ向けの美容院だからきっと気に入ってくれると思うよ。スタッフも一流のヘアスタイリストばかりだ。綺麗なチャイナ服が似合う美人を採用したよ」

ブ「。。。では今から行ってきます」

月「え。。。??」

ブ「ムッシュウと会う予定がありますが、まだ時間がありますので。。。」

月「あぁそうなんだ(美人に食いついたんじゃ。。。)」


***


美容院にて

店員「いらっしゃいませー」

ブ「。。。。。」

店員「お客さま。。??」

ブ「いや、、、こんにちは。あなたがとても美しいので思わず見とれてしまいました」

店員「え。。。///(赤面)あ、あの本日はどうなさいますか?」

ブ「あなたのお薦めするコースを教えてほしい」

手を握りながら微笑むブランカに店員はコースメニューを見せた。

店員「こちらなどいかがでしょう?ダンディな男性にお薦めしております」

『今からでも遅くない!! スペシャル漢方スカルプケア ★ダメージヘアを回復★ 10年後も元気な髪を目指すコース』

ブ「。。。。。」

店員「お客さま?」

ブ「いや、これにします。。。」


(続)

もし二次創作マニアが三次元で人生謳歌マダムを目指したら♪BANANAFISH DREAM