古き良き喫茶店〜21〜 | SHOKKAのブログ

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SHOKKAとは、書家であり、食家でもある 晴風庵の庵主の肩書。「書」の作品や「食」に纏わる事を中心に、あれやこれやと戯言を申すブログです。

   空の表情も不安定だったので、散歩は延期して、映画を観る事に。贔屓の CRAZY KEN BAND の映画、「イイネ!イイネ!イイネ!」を。ネタバレする氣はないので、内容はさておき、一時期通っていた お店が出ていた事に、小躍りし、楽しめた。剣さんの演技の中に、ビートたけしさんを感じた...きっと、あたしだけだろうけど...。
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   映画を終え、汐入駅から歩いて横須賀中央駅界隈、「古き良き喫茶店」の宝庫を逃す術は無いなと、一軒セレクト「Cafe de la prix」。要所に花と「進次郎」氏がお出迎え、流石、横須賀。
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   扉を開けると、暗めなトーンと、大勢の常連さん、賑わいは品も良く、愛されている お店 と、伺える。1973年の開店で、半世紀も間近というところ。とは言え、古ぼけた感は全くなく、随所、綺麗で、行き届いている。

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   天井からは、アンティークなライトが、壁には時計が、一体化し、醸し出す情緒に、ホッとさせられる。
   ここの魅力は、入口にもあったが、タイルで、カウンターにも、びっしり張られている。そして、邪魔をしないようにと、花が飾られている。
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最近すっかり「コロンビア」推し。夫婦で営まれているのだろうか?多くは語らねど、息のあった絶妙な呼吸を感じられた。安堵感に包まれて、すっかり珈琲が冷めるまで、長居してしまった。店名に偽りなく、「平穏な喫茶」で、まだまだ寛いでいたい氣分だった。

  渋々と表への扉を開けると、夏の始まりを告げるモワッとした空氣で、現実に戻される...。