2月24日 金曜日の日記です。

この日は会社の帰りに東京・六本木にある国立新美術館で開催中の「草間彌生 わが永遠の魂」展に行きました。

 

草間彌生さんについてはあえてここで語ることもないでしょう。

草間さんの作品はとてもパワフルでエネルギーに満ちています。

この様な画家は日本では他に岡本太郎さんしか思いつきません。

 

私も昨年長野に旅行した時、草間さんの故郷松本市にある松本市美術館で草間さんの作品に触れ、圧倒されました。

 

こちらの日記。

http://ameblo.jp/balthazarfrancis/entry-12203346249.html

 

その草間彌生さんの回顧展を国立新美術館で開催するのだから、これは行かないとダメでしょう。

 

今回の回顧展の概要です。

 

「世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生。
1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、
さらには小説や詩に至るまで、広範な活動を展開してきました。デビュー以来一貫して
時代の最先端を走り続け、今もなおその創作意欲はとどまるどころか、さらに加速しています。
近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させており、
今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではないでしょう。
今回の展覧会では、2009年から草間が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ
「わが永遠の魂」を中心に据え、一挙約130点を日本初公開。
さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌を総合的に紹介します。
草間芸術の魅力を余すところなく伝える集大成となる展覧会に、どうぞご期待ください。」

(公式サイトから転載)

 

この展覧会は金曜日は夜8時まで開館。

夜の方が恐らく空いているだろうとの読みからこの日の会社帰りに行くことにしました。

 

会場に着いたのは午後6時40分ごろ。

 

 

 

水玉模様の木。

 

 

 

なお、会場は一部の部屋が携帯電話のカメラによる撮影を許可されています。

ただし、撮影禁止の部屋に撮影禁止の表示がないために他の時間帯では撮影禁止にもかかわらず携帯で写真を撮ってしまい注意されている方が続出しているそうなので、まず注意書きをよく読んで撮影に臨んでくださいね。

 

第一室の展示。

連作「わが永遠の魂」を展示しています。

 

 

室内に入った瞬間、圧倒されました。

凄いエネルギー。

そして作品から醸し出される優しさ。

この優しさが岡本太郎さんの作品と異なる草間さんの作品の魅力と言えると思います。

 

 

この部屋の作品にはもう説明は無用です。

行って、見て、そしてただ感じてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこの部屋だけで十分お腹いっぱいと言う感じですね。

 

書き忘れるところでしたが、展覧会の構成は

 

1.21世紀の草間彌生⑴

2.初期作品

3.ニューヨーク時代 1957~73

4.21世紀の草間彌生⑵

5.帰国後の作品 1970~2000

 

となっています。

 

また、展示作品リストを見ると、最初の第一室の周りを巡っていく構成になっているのが面白いです。

 

他にもいくつか撮影可能な作品がありますので紹介しておきます。

 

 

 

いかにも草間さんらしい強烈な作品ですね。

 

他にも魅力的な作品は沢山ありますが、文章だけでは魅力を伝えることは難しいので説明は割愛します。

とにかくこの展覧会は絶対に見に行かないとその素晴らしさが分かりません。

 

その他この展覧会は屋外展示がいくつかあります。

冒頭に載せた水玉模様の木もその一つです。

 

 

 

 

この三枚は「オプリタレーションルーム」と言う作品で、観客参加型の作品。

観客がシールを貼っていきます。

 

 

「南瓜」

 

この近くから先ほどの作品を外から撮影してみました。

 

 

鑑賞時間は40分ぐらいでした。

 

公式サイト http://kusama2017.jp/