安芸の宮島は神の島です。
室町時代くらいまで人が住むことは許されなかったそうです。
神聖な島なので、今でも島内で出産や葬儀をすることができません。
だから、島には産婦人科も墓地もありません。
私はこの島の厳島神社で結婚式を挙げました。
それはどうでも良いとして、この島の旧家には、大きな神棚があります。(横幅3メートルに達するのもあるらしい。)
そして、その神棚に毎朝、お供え物をして、その日の幸せを祈ります。


私の実家にも神棚があり、母が毎朝、お供えをして拝んでいます。
たぶん、昔はどの家でも、そんな風習があったんじゃないでしょうか。神棚とか仏壇とかの違いはあっても。

人生って、つまるところ、運に左右されます。
人間の努力で変えることができるのは、それほど多くないと思います。(もちろん全くないとは言いません。)

自分のできることをやって、後は、運を天に任せた方が気が楽です。
人事を尽くして天命を待つ、です。


いくら科学技術が進んで、人間が賢くなっても、幸運を祈る、というのは必要なことだと思います。

日本人は無宗教の人が多いですが、特定の宗教を選ばなくても、ある程度、運命を天に任せた方が楽天的に生きられるような気がします。
何でも自己責任にされる社会は、きついです。