雑誌に杉本彩さんのグラビアが載っていました。
彼女、「大人の社交場」というのを主宰しているんですね。
音楽とダンス、そしてお酒を堪能できるパーティだそうです。

参加する男性は初めは臆病ですが、やがて慣れると
「こんな世界があるなんて。」とはまってしまうらしいです。
それをきっかけに社交ダンスを習い始める人も多いみたいです。


私が最初に社交ダンスを知ったのは、18歳のころのクリスマスパーティです。
田舎でしたが、年頃の男女がそれぞれに着飾って踊りました。
日ごろカジュアルな服装しか見たことのないお姉ちゃんたちも、ドレスアップすると見違えるほどきれいでした。
みんなダンスはへたくそでしたが、私も「こういう楽しい世界があるんだ。」と開眼しました。


日本の中高年男性は、こういう華やかな世界を知らない人が多すぎると思います。
みんな仕事にくたびれて、日々の苦労にみけんにしわを寄せて、人生を楽しむ余裕がないようです。
朝から晩まで長時間働いて、家には寝に帰るだけの生活のいったい何が楽しいのだろうと思います。

杉本彩さんは、「愛と性の伝道師」だと呼ばれています。
マスコミでおもしろおかしく紹介されていますが、彼女の主張は意外にまじめです。


自殺者が毎年3万人を超えることに対して、昨日もテレビで特集していました。
経済的な対策を考えないといけないそうです。
確かに貧困が自殺の原因になっているケースが多いと思います。
しかし、日本よりも貧しい国は世界中にいくらでもあり、それらの国で必ずしも自殺率が高いわけではありません。
私は、むしろ経済よりも日本の社会に足りないのは明るい華やかな雰囲気だと思います。
特に男女のロマンスとかエロスが少ないように思えます。
不倫は盛んですが、これはどちらかと言うと人眼をはばかる暗い感じです。
性欲は、生物が強く生きるための根源的なエネルギー源です。
これが枯渇すると、パワーも気力もなくなります。
もっとロマンチックで明るい社会にする必要があると思います。
中高年男性の皆様、たまには蝶ネクタイにタキシードで決めて、パーティに参加してみませんか?