職場で個人面接がありました。
三段階評価で、私の評価は、仕事の質はAランクでしたが、仕事の量はCランクでした。
毎日、早く帰るのが、「仕事量が足りない。」証拠なのだそうです。
私は8時に出勤してきっかり5時には退社します。
他の同僚は、9時、10時まで居残っているようです。
私は残業はほとんどしません。今年度の残業は全部で8時間くらいになりそうです。
家庭のこと、趣味のこと、いろいろやることがあって、会社にずっといるわけにはいかないのです。
はっきり言うと、「そんなに暇じゃない。」のです。
だから、仕事は集中して短時間で終わらせます。
このことが、結果的に評価を下げます。
別に出世しようと言う意欲はありませんので、それはそれでいいと思っています。
ただ、私の評価が悪いのを見て、同僚たちはできるだけ会社に遅くまで居残ろうとします。
特に若い人はそうみたいです。
将来、会社内で出世したいという野心があれば当然のことです。

しかし、会社に長くいれば、その分、自分の私生活は犠牲になります。
それでみんな納得しているのでしょうか?
家族の団欒を持ったり、趣味を楽しんだり、家事育児をやる必要はないのでしょうか。
特に結婚した女性にとっては、だらだら長い就業形態は、家事育児に支障をきたすような気がします。
女性の就業を応援する、と政界や経済界の偉い人が旗を振っても、こういう状態では無理なんじゃないでしょうか。

もちろん、私の会社は地方の中小企業で、意識が遅れています。
それでも、このような会社は意外に多いのではないか、と思っています。

日本の労働生産性は、先進国の中で最低です。
特にホワイトカラーの人々は、意識を変えないと、人生を十分に楽しめないような気がします。