June 12, 2011 Tigers at Lions | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




$ピーナッツとクラッカージャック-20110612


  ★Tips 1 : 今日の雄星さん、ストライク率は約58.5%と2/3を大きく下回る、物足りない成績でした。

         14度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ5度、
         3ボールまでいったのがのべ4度、そして四球1と64.3%が1ボール以内での勝負、

         またアウトの内訳が犠牲バント2を除くと三振2とグラウンドアウト3で
         エアアウトが0だったことからもわかるように

         高めに制球が乱れることはほとんどなく安定して低めに制球できていたものの

         慎重になりすぎて低めに外れるボール球も多くみられ
         カウントを苦しくしてしまったり暴投で失点したり、

         また低めにそろえ過ぎるあまり狙い打たれ連打を浴びたりと2.1イニングで4失点、

         ストライク・ゾーンで勝負するためにはまだまだ工夫が必要なことがわかった
         今日の初登板だったのではないでしょうか。

  ★Tips 2 : 続いて今日の平野さん、ストライク率は約62.5%、2/3を下回るまだまだ物足りない成績でした。

         全17度の打者との勝負のうち1ボール以内での勝負が約52.9%、
         先発投手として安定して活躍するためにはまだまだ課題の残る投球でしたが

         何にせよ、野手陣の攻守による素晴らしい援護を受け
         ようやく今シーズンの初勝利を挙げることができましたね。

  ★Tips 3 : 今日のライオンズ攻撃陣、得点圏にランナーを置いて7-12、1四球・2犠打(うち1スクウィーズ)・1犠飛。

         今日の11安打はすべてシングルでしたが5四球・1死球・4犠打・1犠飛・2盗塁、
         そしてタイガースの守備陣の1捕逸・1ボーク・2失策をからめて         
         11得点と大量得点を挙げることに成功しましたね。

         得点圏にランナーを置いて得点を挙げられない期間が長く続きましたが

         それを打ち破ったのは若き銀仁朗さんの決して会心の当たりとはいえない、
         低めのボール球を打ってふらふらっとあがり中堅手の前にポトンと落ちた同点シングル。

         また続く熊代さんの逆転とするシングルも高めのボール球をチョップして叩きつけたもの、
         さらには5回の再びの同点・逆転の一打となった平尾さんのシングルも
         これも力むことなくコンパクトに振り切った素晴らしい一打でした。

         浅村さん、星さん、銀仁朗さん、熊代さん、原さん、秋山さんといった若手が、
         そして大ベテランの平尾さんが、泥臭くラインアップの下位で躍動した素晴らしいゲームでした。

  ★Tips 4 : 今日のライオンズ外野守備陣、特に右翼手の熊代さんと秋山さんは
         ほんとうに多くの失点を防ぎ不安定な投手陣を救った一戦でした。

         熊代さん、3回1アウト満塁での金本選手の浅いフライをスタートよく捕球、
         また5回のBrazell選手の大飛球を反応よくジャンプ一番フェンス際で捕球、

         また2塁にランナーをおいてのシングルで1回に1度、3回に1度と
         計2度、ランナーの本塁突入を諦めさせました。

         続いて秋山さんも7回に1度、2塁ランナーのシングルによるランナーの本塁突入を
         素晴らしいストライク返球を魅せながら諦めさせました。

         それ以外にも1塁ランナーの三進を諦めさせたのも
         熊代さんが3回にシングル後1度、秋山さんが7回に同じくシングル後1度と計2度、

         また7回には秋山さんが満塁から犠牲フライで本塁生還は許したものの
         2塁ランナーの三進を防いだという場面もありました。

         このように外野手の広い守備範囲でアウトを稼ぎ、そして肩で失点を防いだからこそ
         今日のタイガースは12安打を放ち2暴投で2点をとりながらも
         結局5点を挙げるにとどまったと言えます。

         これからも秋山さん、熊代さんには外野の芝の上でぞんぶんに躍動し魅せどころを作りながら
         投手陣が不安定な時にはどんどん助けていってあげてほしいですね。