steady play, dose of luck | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!

$ピーナッツとクラッカージャック-BS20100428

今日もまた息の詰まるような
素晴らしい投手戦でした。

ライオンズ先発の一久さんが

7回を投げ切り打者28人に対し投球数111、
被安打4、与四球3、奪三振7で自責点・失点ともに1と


カーヴを効果的に使った緩急自在の投球で
きっちりQSをクリアしてくれば

対するマリーンズ先発唐川投手も

7回を投げ切り打者29人に対し投球数105、
被安打8(うち被本塁打1)、与四球2、奪三振7で自責点・失点ともに3、


こちらもカーヴを効果的に使い緩急自在の投球で
QSをクリアしてくる素晴らしい投球でした。

両先発投手の素晴らしい投球に
ライオンズ攻撃陣、マリーンズ攻撃陣共に
なかなか得点を奪えないイニングが積み重なっていきます。

結果振り返ってみると両投手ともに
両クリーンアップにしごとをさせずに

失点の場面も“ひとにぎりの幸運”が作用したもの続き。

2回のマリーンズの1得点は
9番今江選手の打球がうまく1・2塁間を破っていったもの、

5回のライオンズの1得点は
ライオンズ視点ではもちろん大﨑さんの素晴らしいスウィングに
惜しみない拍手を贈る場面ですが

唐川投手にとっては
2アウト、9番バッター、そして未だそのキャリアでHRのない大﨑さんに

みごと内角の直球を読み切られて打たれたもの。

そして7回のライオンズの1得点目は
ヤスさんの打ったグラウンドボールが高く跳ね上がり
ギリギリのタイミングを予測した西岡選手が
捕球した後一瞬ボールが手につかずに送球が遅れたための
内野安打によるもの。


ただし、その後のクリさんの打席での勝負で
高めに浮いたカーヴをとらえられシングル、

“もう1点”をとられてしまったことは
大きくこのゲームの勝敗に影響したと言えそうですね。

しかし、今日のゲームは
両チームの素晴らしいディフェンシヴ・プレイが
随所にちりばめられ、ゲームを彩っており

ゲームの最後の最後まで素晴らしい集中力の伴った
勝負の一瞬一瞬を観ることができました。

素晴らしい1プレイ1プレイは、そして
そんなプレイがどんどんと続いていくことは

ディフェンスだけに限らずすべての面において

プレイヤーがいつも通りの安定したプレイを披露し
そしてそこに“ひとにぎりの幸運”というスパイスが
うまく振りかかることによって実際に出現するもの。


初回、シングルで出塁したヤスさんが
クリさんの初球に盗塁を企画してきたことに対し

唐川投手と里崎捕手、西岡選手が素晴らしいプレイでアウトにしたこと、

そして同じく2塁にクリさんを置いてのナカジさんの鋭い当たりを

今江選手がダイビングキャッチでアウトにしたこと、

ランナーを置いた場面での3回の大松選手、9回の里崎選手の
鋭く抜けようかという当たりを高山さんが判断よく捕球し
アウトにすると共にランナーの進塁を許さなかったこと、

8回、俊足荻野選手を1塁においての
あわやHRという井口選手の大飛球が
もうひと伸び足りずにクリさんが捕球しアウトとなり

未だ太陽さんの防御率が0のまま継続中であると共に
ホールドも失敗なしの11回連続成功中であること、

セーブ機会でのシコースキーさんの登板において
未だ失敗なし、失点・自責点なしの防御率0で
連続12度セーヴ獲得中であること、

そして現在ライオンズが4連勝中で
リーグの暫定首位に顔を出したこと。


そこにはもちろん“ひとにぎりの幸運”という要素が
大きく関与していることも無視できない事実。

"99% aspiration & 1% inspiration" とは
トーマス・エジソンの有名なコトバですが

こういった素晴らしい結果は

選手一人ひとりが毎日のトレーニングと準備で培った
自分の持てるチカラを安定して発揮することと

そしてベースボール・フィールドのあちこちに転がる
様々な“幸運”のどちらが欠けても産まれ得ないもの。

だからこそ、結果がどう転ぼうとも
選手一人ひとりができることは

その持てる力を状況に関わらず
安定してきっちりと発揮しつづけること。

そして、その結果として
思うような結果が伴わないときには

それでも“ひとにぎりの幸運”信じ願いながら
変わることなくトレーニング・準備を積み重ね

逆にその結果として
思うような、また思った以上の結果が伴う時は

そんな“ひとにぎりの幸運”に感謝しながら
同じく変わりなくトレーニング・準備を積み重ねること。

今日のゲーム、ライオンズが
みごと勝利を収めることができたのも

そして現在4連勝と思うように
勝利を積み重ねることができているのも

選手たちひとりひとりの安定したプレイと
そして“ひとにぎりの幸運”の賜物。

ライオンズの選手たちにとって
昨年のシーズンはクローザーの早期離脱という
“ひとにぎりの不運”が大きく影を多とし

安定したプレイさえも難しい中
多少の例外はありましたが

チームの軸たる選手を中心に
なんとか最後までそれぞれの特長を見失うことなく
安定したプレイを続けることができました。

そんなシーズンを戦いぬいてきた選手たちだからこそ
チームの軸たる中心選手がきっちり揃い
ここまでケガなどで長期離脱することもなく
そのしごとを安定してこなし続けている今シーズン、

“ひとにぎりの幸運”をうまく
素晴らしい結果へとつなげていけるのでしょう。

今シーズンまだまだ始まったばかりで
残りまだ100ゲーム以上と先ははるか遠く、

これから“ひとにぎりの不運”が襲いかかり
なかなか思うように結果が、勝利が
積み重なっていかないこともあるはず。

そんな時、どれだけできるだけ多くの選手が
変わらず“ひとにぎりの幸運”を信じて

どれだけじぶんのしごとに、役割に集中し専念し
トレーニングや準備で培ったちからを
勝負の“魅せ”場で発揮し続けることができるか。

暫定首位に躍り出たライオンズですが
ここからも見どころは変わらずたくさん。

素晴らしい個人個人と、それをベースにした
素晴らしいチーム、組織を

これからもどんどんと魅せてほしいと思います。

さて、明日のライオンズ先発は
キャリア初先発の田中靖洋投手。

明日のゲームでどれだけ失点を重ねようが
その結果としてライオンズが敗戦しようが
その結果としてライオンズが暫定首位から落ちようが

それは決して田中さんの責任ではなく
起用した首脳陣と、発熱で登板回避した西口さんと
援護できないチームのメンバーたちと

そして“ひとにぎりの不運”のため、と思って

これまで自分が培ってきた
その特長、能力を最大限発揮しながら

マリーンズ攻撃陣との1勝負1勝負に
最大限集中し、専念しきってほしいと思います。

最後に、明日のゲームで
田中さんに、そしてもちろんライオンズにも
“ひとにぎりの幸運”が舞い降りることを
心よりお祈りしております。



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