世界が終わるわけではないさ | Peanuts & Crackerjack

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Manny being Manny 。
マニー・ラミレス選手は賛否両論、
さまざまな評価をされるひとです。

ドレッドロックス。だぶだぶのパンツはきこなし。
練習をよくさぼる、守備が緩慢、大のメディア嫌い、、、
ワガママで、あげく薬物使用問題まで。

でも彼ほどのRBIメーカーは見たことがない。
ポストシーズンの凄まじいまでの活躍。
ここぞの場面で彼ほど頼りになる
“クラッチ”な選手はいないのではないのでしょうか。

とにかく勝負どころでの集中力が画面を通しても
ひしひしと伝わってくるほどすさまじい。

わたしは彼のその素晴らしいメンタルにとても魅かれます。

2007年のMLBポストシーズン、
アメリカンリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ。
7戦4勝制のこのシリーズ、
マニーの所属するボストン・レッドソックスは
1勝3敗とがけっぷちに追い込まれました。

そんななか、メディア嫌いのマニーが
突然取材陣に対して語ったことばとは・・・

「なぜパニックに陥らなくっちゃならない?
レッドソックスは素晴らしいチームだ。
もしワールド・シリーズに出場できないとしてもそれが何なのか?
私たちにはいつも次のシーズンがある。
世界が終わるとかそういった類のはなしではないのだよ」


(※ソースの記事はこちら

ファンが聞いたら顔を真っ赤にして怒りそうなセリフです。
これだけ応援してやっているのにやる気を出せ、とかなんとか。

しかし、勝負どころで期待通り、いや期待をはるかに超える、
そんな結果をだすひとのメンタルとは
実はそんなところなのかもしれません。

緊張を強いられる場面でリラックスし、集中力を研ぎ澄まし
どうやって自分を"ZONE"にもっていけるか。

マニーを見ているとそのヒントが見えてくるようで
とても興味深い選手です。

2009年、薬物規定違反により
50ゲームの出場停止処分となりましたが
それでも色褪せることなくいまでも
あいかわらずのクラッチぶりを発揮しています。

これからもそのプレイで魅了させてほしいと願っています。
(※マニーのスタッツなどはこちら