ここの大学からは毎年NBA選手を排出しているバスケ名門校。
ピラミッド状のメインアリーナは外観から観るデザイン性はさることながら、施設もありえないくらいに整っている。
バスケットコートはサブアリーナだけで何面!?
ランニングコースにトレーニングマシーン、ワイドTVにヨガスタジオ。
メインアリーナにはNBAさながらのコロシアム風アリーナ。
どこのプロチームや! というくらい!
さて、ここで気になるのは運営。
アメリカでは、もともと人気のあるバスケットボールではあるが、プロならまだしも、学生スポーツは人気だけでは作れないマーケットである。
学生のアプローチはもちろんLA中の一般人にまでマーケティング方法は様々。
もちろん興行収益だけでなく、学校内ではチームの応援グッズ、パーカー、Tシャツ、文具などサブ収益も積極的に販売。 ウェア関係はNIKE製のものもありデザイン性もかなり高い。
試合がある日には地元の人も含めアリーナに長蛇の列ができる。
集まった収益はそのまま大学のスポーツ施設、指導者に投資される。
そして、いいサイクルが生まれる。
試合→収益→スポーツ施設→優秀な生徒が集まる→試合→→→
それぞれの大学には優秀なマーケターが存在する。
日本の様に学校法人だからとか、なんたらかんたらではない。
特技や技術をビジネスに変える方法を知っている。
メジャーになる事はビジネス的な面を兼ねていないとありえない。
アマチュアスポーツ=ボランティアの構造を持つ日本がこれから目指すべき姿が既にある。
先日開催された高校総体も、もっとビジネスライクに展開してほしい。
無料で観戦できるのならせめて、もっとメディアを通じてPRをして集客を高めないと「未来へつなぐ」のテーマにはならない。
学生スポーツでビジネスを構築する事は、そのビジネスで部活生の環境を整えられるという事。
そういうセンスがこれからのスポーツ業界に必要だ。
体育ではなくスポーツ。
時代はもう流れている。
BALL4LIFE
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