2021年に完成予定のバリ島ウブドゥのリゾートホテル「ギヤナリゾート&スパ」。
そのホテルの専任契約を弊社がやることになった。
マジかよ。
どこで、どう間違ったら、そんな話になるんだよ!?
ウチの現地法人の人間が、意気揚々と引き受けてきた契約だが、
当の彼ら自身が、そう思っているんじゃないか、と思う。
それもそのはずで、このプロジェクトは、
インドネシア最大手のホテルグループ「ミレニアム」が社運をかけて出資する
一大プロジェクトなのだ。
ジャカルタにいる相手のディレクターは、どういうワケか弊社を過大評価している。
「日本を代表する投資家を束ねている会社」
と思っているようなのだ。
毎日のようにジャカルタから電話をかけてきてのアプローチ。
何度、弊社の規模を説明しても、
「謙遜しなくていい。それが日本人の美徳だ。よく分かっている」
(馬鹿か、オマエ。なんも分かってないよ)
こちらも、普通の規模のホテルなら引き受けることはできるが
ここまでの規模になると、全く自信がない。
何度断っても聞く耳を持たず、劉備玄徳ばりの「三顧の礼」を尽くしてくる。
終いには、ジャカルタから突然やってきて
「専任を受けてくれるまで、帰らない!!」と。
相手の規模は三井不動産みたいなもんで、
「どこで、どうなったら、こんな話になるんだよ!?」
と思うのだが、
担当者は、リスクがあるわけでもないし、「ここまで言われたら」と
押し切られる形になった。
おいおい、ムリだって。
「のど自慢」のおっさんが、東京ドームでコンサートをやるようなものなのだ。
とはいえ、昨日が本契約。
ノタリスを入れたマジもんだ。
こうなった以上、やるしかない。
実際のところ、プロジェクトそのものは素晴らしい。
「日本でのセミナーで話をさせてほしい!!」
とかなりの前傾姿勢。
どうしたものか。。
そうだ!!
マジメに「三井不動産」に持ち込んじゃおうかな。。
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