Oct 4, 2023(Wed)

旧友が二人 石切に会いに来てくれた。

いつもの世間話 艶歌の話 詩人だから

 

 

来ぬ人を 松帆の浦の 夕凪に

焼くやもしほの 身もこがれつつ

 百人一首97番 藤原定家

​​​​​​ 小倉山荘の包みが床しい

どれほどに待っても来ない人を待ち焦がれているのは、

松帆の浦の夕凪のころに焼く藻塩が焦げるように、

わが身も恋い焦がれて苦しいものです。    藤原定家