前のブログにも書きましたが
最近では「糖質制限」という言葉が
当たり前になっていて
みなさん普通に言われますが
実際
ご自分の血糖値の値が
どうなのか
わかっている人は少ないと思います。
糖質制限ダイエットで痩せる
などと
情報に踊らされる前に
健康を意識するうえで
ご自分の血糖値が
今いくらなのか
を知る必要があると思います。
年1回の健康診断で
基準値を超えた越えないの
値だけを気にして
一喜一憂すると思いますが、
実は
私達が本当に気にしなくては
ならないのが
血糖値の値よりも
血糖値を下げる
体の機能が低下していないか
ということをまず、
気にしてほしい
と思います。
健康診断などで
空腹時の血糖値を計測して
「正常」と判定された場合でも、
食後に血糖値が急上昇する方がいます。
この場合、健康診断では分かりませんが、
既に糖尿病を発症している場合もあるのです。
気になる方は
空腹時、食後それぞれの血糖値、
さらにはHbA1cを測定して、
糖尿病の検査をしてみることを
おすすめします。
・・・食事をすると
血糖値が上がります。
しかし、
血糖値を下げる
ホルモンのインスリンが正常に分泌されれば
正常値に下がります。
しかし、そのインスリンが出にくくなったり
働きにくくなると「糖尿病」になります。
「糖尿病」は
太っている人がなると思われがちですが、
血糖値の値は
太っているか太っていないのかを
判断するための値ではありません。
肥満との関連性も報告されてはいますが、
痩せている人でも
糖尿病になっている事例は多いのです。
しかし、
インスリンを多量に出してしまうと
脂肪を貯め込んでしまう働きもあります。
それが太りやすい体のもとになるので
インスリンを出さないためにも
糖質を控える食事が大事になります。
女性がよく
「糖質制限」するといって
炭水化物(おもにごはん)を食べないと
いっている人が
「痩せない人」が多いのは
その原因の1つに
「ごはんは食べないけど
甘い物を食べる」ということがあります。
アイスやお菓子などを食べていると
ご飯を食べるより
血糖値が急激に上がります。
「糖質制限」するならば
まず完全に
砂糖の入った
甘い物・甘い飲み物・お菓子
をやめましょう。
それができないなら
「糖質制限」は難しいです。
食欲に勝てない人は
ちゃんとバランスよい食事をして
運動をすると
血糖値を下げることができます。
食事をすると血糖値が上がります。
しかし、
食べる順番や良く噛んでゆっくり食べる
ということでも
乱高下することを防ぐことができます。
また、
インスリンが多量に出ると
血糖値を下げてくれるのですが
下がり過ぎると低血糖になります。
その低血糖もよくないのです。
高血糖、低血糖の状態を繰り返すと
体の調子も悪くなりますが
精神が不安定にもなります。
「ダイエット鬱」とか「摂食障害」
「自律神経失調症」に
なりやすくなります。
血糖値が安定していると
心も体も安定してきます。
・・・いろいろ書きましたが
まずは
自分の安定した状態の
血糖値を知ることが大事だと思います。
まず私が使っている
血糖値の測定器ですが
私は5年前に買いました。
ドラックストアで自費で買いました。
当時は、
まだ世の中に
「糖質制限」という言葉が
一般的ではなく、
一部の糖尿病患者さんの間で
噂や実践されて効果があったということや
江部先生や釜池先生などが
推奨されていたので
「ホントかな?」
と思い、
5年前、このブログにも書いていますが
自分で実験するために
購入しました。
当時
日本糖尿病学会や栄養士会などは、
カロリー制限食しか
食事療法として認めていなかった時期です。
(2012年5月に日本糖尿病学会は
糖質制限食の選択肢もあることを認めました。)
テルモ メディセーフミニです。
カミムさんが「ネットでも買える」と
教えてくださいましたが、
やはり、
肝心のコレだけは、
ネットでは買えないです。
これがないと血糖値が測れません。
毎回1回につき1個必要で、(消耗品)
上記の器具を持っていても
コレがないと血糖値が測れません。
5年前は
血糖値測定器を取扱いのドラックストアで
買えましたが
今では
医療用医薬品のため、薬局のみの取扱い、
私の地元では
糖尿病患者さんを受け入れている医院・病院の
隣接する調剤薬局でしか
買えないです。
私は糖尿病でないので
全額負担です。
私、予防や意識づけには
自分で血糖値を測るのは
大事だと思うのですが
せめて
糖尿病予備軍の方や
インスリンが必要でない方でも
血糖コントロールが必要な方には
安く買えたらいいのにな
と思います。
このチップ、
買うのに結構面倒くさいのと
(書類に書かなくてはならないとか
薬局の空いている時間に行かなくては
ならないとか、在庫があるかどうかの
確認など)
結構高額なのです。
今回1つの実験に
食前・食後30分・食後1時間と
3つチップを使いましたが
1個当たり108円かかるので
1回の実験に324円かかります。
それを10回するだけで
3240円かかります。
朝昼晩・・・と継続するならば
3日分しかありません。
ホントは2時間後にもしたいところですが
3240円分では
2日分の計測もできないわけです。
さらに使い方ですが
採血するのは
指先で
ファインタッチの注射針をつけて
(注射針は比較的安く、ネットでも買えます。)
刺します。
このように血を出して
それをチップをつけた器具につけて
測定します。
私はアトピ―体質で
ホントは指先が体の中で一番弱く、
今回何度も針を刺したので
辛かったです。
消毒はしましたが
穴をあけるということで
炎症しているのは間違いないので
職場ではずっと手袋して作業しましたし
手荒れも気になりました。
それが一番辛いです。
また私はすぐこのように血が出ましたが
出にくい女性も多いのではないでしょうか?
とにかく
簡単ですが、けっこうリスクはあります。
そして大事な
血糖値の基準値ですが
空腹時の血糖値は
正常値(100未満)
正常高値(110未満)
境界型糖尿病(110~126未満)
糖尿病(126以上)です。
(単位はmg/dL)
ちなみに
私の空腹時血糖値は
平均90mg/dLです。
(今回86~93でした。)
この状態だと
心身共に快調でした。
でも私の場合
血糖値が
80以下になると
だるさや眠気がありました。
空腹時は
80を切っているので
低血糖だなと感じました。
そういう時には
イライラしたりストレスも感じやすく
甘い物が欲しくなります。
なので
甘い物が欲しくなったり
またこってりしたものが
(スナック類など)が食べたくなります。
みなさん、
ケーキやアイスクリーム
ポテトチップスなど
ダメだとわかっていらっしゃるとは思いますが
意外と注意していただきたいのは
「ナッツ類」です。
ナッツ類は
このブログでも書きましたが
利点も多いのですが、
適量が大事です。
(アーモンドなら適度な量は20粒程度。
グラム数にして25gです。
1袋に入っている量を確認してください。
糖質制限では
「食べ過ぎ注意食品」でもあります。
よく摂食障害の方で
「ナッツを食べると止まらなくなる」
という方がいますが、
ダイエットや糖質制限をしている方に
その傾向が良く見られます。
食べる量を決めたり、
止まらないのであれば
食べるのを一旦やめることを
おすすめします。
そして空腹時には食べない方がいいです。
そして
食後の血糖値の基準値
正常値・正常値高値(140未満)
境界型糖尿病(140~200未満)
糖尿病(200以上)
となります。
では2年前に実験した
「空腹時にケーキを2個食べた」
私の血糖値をご紹介します。
2年前の夫の誕生日の
午後に
ケーキを食べました。
ケーキを食べる前の
血糖値は
コチラです
「81」は
私の体の感覚で
「空腹状態」
私の食前の血糖値のベストが
「86~93」なので
ちょっと低血糖の状態です。
甘い物を欲している時間です。
そういうときに・・・
ケーキを食べて
実験しました。
左は、桃まるまる1個使用した人気のケーキ。
右は、夫の大好きなモンブランです。
両方いっぺんに食べました。
飲み物はコーヒーでした。
(無糖・ブラック)
食後30分の血糖値
きゃ~~~~上がった~~。
食後1時間後の血糖値
そして、2時間後の血糖値
下がったからいいものの
下がらなかったら大変です。
インスリンが出ているからだと思います。
このとき
強い眠気がありました。
休日だったからいいけれど
仕事だったら大変ですね。
上記の実験は
2年前に行ったのですが
今回は
夕食後のアイスクリームを食べる
という実験を行ってみました。
ただし、
夕食は、
このような「糖質制限食メニュー」
にしてみました。
(ちなみに350mlを1缶飲みました。
500mlは夫、次女は350ml)
食事は「焼肉」
サンチュ・野菜サラダ・大根おろしで
このようにサンチュで包んで
肉の上に野菜を載せて
食べました。たくさん。
食前の血糖値は90でした。
(写真写し忘れていましたが
何てこった・・・
間違いないです。)
食後約30分20:33計測。
野菜の糖分や焼肉のタレの糖分も
あると思います。
お肉も0ではないですしね。
でもほとんど上がっていないのが
わかります。
ここからの
食後のアイス
甘い物にしました。
食べてて「甘いな~」と感じる甘さですね。
そして
約30分後21:08
「ええ~」
意外でした。
てっきり高血糖値が出ると思っていたのですが。
上記のケーキと違うのは
アイスクリームを食べたのが
食後で空腹ではなかったということ
いつ血糖値が上がったんでしょう?
そこは疑問ですが
数値を見ると
私のベストな状態より血糖値が低いです。
食事をしていたということで
満腹感があったので
インスリンがすぐ対応できる状態に
あったのかな?と
ちょっと心配になったので
また約30分後21:45に計測しました。
ベストな状態に戻っています。
体や心の状態も良かったです。
食べる順番で
炭水化物「ごはん」を最後に持ってくるのも
効果的だとわかりますね。
その後私は、
入浴して
寝たのですが・・・
翌日・・・朝・・・
正直起き辛かったです。
いつもは
4時になるとアラームが鳴るのですが
すんなり起きれたり、
ノンレム睡眠が上手くいっているときには
目覚ましなしでも「そろそろかな?」と
起きれるくらい
目覚めの良い私なのですが・・・
その日は朝、起きるのが
辛かったです。しかも
起きても眠くて眠くて仕方ない・・・
「多分低血糖だな・・・」と思い
測ってみると
やっぱり低血糖でした。
私の場合
80を切ると「低血糖」だとすぐわかります。
頭痛まではいかないけど
頭が重かったです。
・・・しかし、夜寝ている間に
体の中で何が起こっているかわかりません。
前回のブログのように
「40代以上の女性の突然死」⇒コチラ
もありますから、
年齢的にも
注意した方がいいですよね。
夜アイスは常習性ありますよね。
こんな日に
菓子パンとか食べたらダメですよね。
余計頭痛がひどくなったり
するでしょうね。
だからといって食べないのも
良くないですよね。
今回の実験で
私は夜アイスを食べるのは
絶対にやめようと思いました。
もし食べる機会があれば
食べた後すぐ運動(ウォーキング30分)
します。
食後の血糖値が上がる30分以内で
運動(有酸素運動)をすると
インスリンを余り出さずにすみます。
これを覚えておけば
糖質を食べても
影響を軽くすることができます。
いろいろ長々書きましたが、
血糖値は人によって違うので
自分のベストな状態の血糖値を知り、
低血糖や高血糖時に
どんな体の状態や心理状況にあるか
知っておくのも
予防になると思います。
心と体はつながっていて
うまくバランスをとることが大事ですね。
次回は朝食について
書きたいと思います。
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