ニコレッタさんからコメント欄に

以下のご質問がありました。

今日はそれについて書こうと思います。

ベジの記事なんですが、

彼らはヨーコさんの黄色のハートをとらずに、

常人以上の活躍をしてますよね。

黄色ハートの記事で取らないデメリットが書かれていますが、

彼らは特殊なひとたちだったのでしょうか?
実はマクロビオティックに興味をもっているんですが~…

ヨーコさんのご意見をいただきたいのですが(*´д`*)


ありがとうございます。


何度も書きましたが、私はアトピーなんです。

小さい頃から、肌が弱く夜は体中をかきむしって、

寝られないくらい・・・ステロイド系のお薬と皮膚科通いが

ずっと途切れませんでした。

小学校のとき、ある日、給食を食べおわって運動をすると、

蕁麻疹ができ、呼吸困難になったことがありました。

原因はわかりませんでしたが、食中毒か?ということにもなり、

学校給食の関係の方にもご迷惑をかけた記憶があります。

その後、「迷惑をかけてはいけない」と子供心に思い、

学校給食を食べて、気持ちで蕁麻疹が出ないように

気合を入れて食べていました。

そのかわり、家に帰り夜になるとかゆみがすごくて・・・。


そんな悲惨な子ども時代を送った私は、

結婚したときに、

自分の子どもだけはアトピーにならないようにしよう!

と強い決意をしました。

それで、「動物性タンパク質除去食」をしました。

下記は、私が考えている「5色のバランスハート」という

ものです。黄色の部分を除去したわけです。

管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」脱カロリーで正しい食事指導教えます!-バランスシート

白色ハート炭水化物・イモ類

黄色ハート動物性タンパク質(魚・肉・卵・乳製品)

緑色ハート野菜・きのこ類

赤色ハート果物

青色ハート豆・豆製品、海藻、種実類、小魚・魚介類


妊娠時から、母乳をあげる間、約2年間です。

1人目の出産については、

私は専業主婦で仕事をしてなかったので、

完璧にすることができました。

「私のような思いを子どもにさせたくない」という

強い気持ちがありましたので、できました。

そうすると、長女はアトピーがなく、病気もせず、

肌がキレイで丈夫な体で、生まれました。

その後も長女は食に関しては、

小さい頃から何故かマクロビオテック的な食事を好み、

ファストフードやスナック菓子なども食べないため、

無駄な脂肪がなく、太りにくい体質で、

メイクもほとんどしない感じです。

次女の時には、私が仕事(病院の栄養士)をしていたので、

お昼はみんなと一緒に病院の食事を食べていたので、

完全動物性除去はできませんでした。

でも次女も肌が強い。

もちろん、働きながら母乳も1年は与え、

離乳食も早くから与えませんでした。


・・・ということで、

長女の時には動物性タンパク質ゼロでしたが、

生きていけましたし、胎内の赤ちゃんもちゃんと育ちました。

3600gもありました。

母乳だけで1年間育てたので、私自身も産後の戻りが

良かったです。母乳もよく出ました。


よく、動物性タンパク質のこと

魚・肉・卵・牛乳を

「良質のタンパク質」という言い方をします。

栄養士さんに聞くとそういうと思います。

「良質のタンパク質」って何なんでしょうか?

アミノ酸スコアの高い食品だから・・でも私にとっては

「アレルゲン」なんです。

もちろんアレルギーの子は「大豆や小麦や果物」など

広範囲に渡りますけど。


昔から、栄養バランスを「食品群」に分けていますが、

「魚・肉・卵・大豆製品」と

「乳製品・海藻・小魚」と

動物性食品と植物性食品は一緒になっています。

私は「動物性食品」は分けた方がいいと思っています。

なので、上記の「5色のバランスハート」なるものを

考えたのです。


だから、私の場合自分の体にいいものが、

マクロビオティック的な考え方に近いのではないか

ということになります。


マクロビオテックの詳しいことは、

詳しくは次のブログに書きますが、

昔は私「マクロビオテック」にあまりいい印象が

ありませんでした。

このブログに書いたこともありますが、

江角マキコさんが、まだテレビに出始めの頃

「大豆が好きで・・・」というマクロビ食らしいコメントを

していたので、私はそんな偏った食事をしていたら

だめだろうと思っていました。

栄養士的な見解ですね・・・。


しかも、玄米は、「消化が悪い」と当時いわれたり、

カルシウムとリンのバランスが悪いなども。

しかしあれから10年以上経つけど、

江角マキコさんの肌も髪の毛もキレイ、

テレビに出ているときにはほとんどノーメイク

ということを知って、

やっぱり食が大事だと再確認しました。

「ゆっくりよく噛んで食べる」

ということも、大事だということも。


マクロビオテックの重要な要素

●玄米や雑穀・全粒粉の小麦製品などを主食とする。

●野菜・穀物・豆類などの農産物&海産物を食べる。

(有機農産物や自然農法による食品が望ましい)

●なるべく近隣の地域で収獲された、

季節ごとの食べ物を食べるのが望ましい。

●砂糖を使用しない。甘味は米飴・甘酒・てんさい糖・

メープルシロップなどで代用する。

●鰹節や煮干など魚の出汁、うま味調味料は使わない。

だし汁は主に昆布やしいたけを用いる。

●なるべく天然由来の食品添加物を用いる。

塩はにがりを含んだ自然塩を用いる。

●肉類や卵・乳製品は用いない。

ただし卵は病気回復に使用する場合もある。

●厳格性を追求しない場合には、

白身の魚や人の手で捕れる程度の小魚は、

少量食べてもいいという場合もある。

●皮や根も捨てずに用いて、1つの食品は丸ごと

摂取することが望ましい。

●食品のアクを取り除かない。

ほかにも、調理は電子レンジは使わないで、

温めはスチームか炊きなおす。

電磁調理器を利用することで、

マクロビオティックの料理ではなくなるそうです。

にもこだわり、自然に近いいい水を使うということも

大事だそうです。


マクロビオテックは果物や生野菜

体を冷やすのでNGとされています。


それに反して、

「ローフード」というものがあります。


生の野菜や果物、海藻などを46度以下で

調理したものをいただく食事法です。

生きた食物酵素を体内に摂り入れるためです。

体の中には、もともと代謝酵素や消化酵素が存在しますが、

年齢とともに減少するといわれます。

食物から酵素を摂取することによって、

代謝酵素や消化酵素の無駄な消費が抑えられ、

その結果、

代謝や消化が円滑に行えるようになります。


ローフード・ナチュラルハイジーンは、

私も左サイドに書いていますが、

人間の生理リズム

午前中は排泄・正午から20時までは摂取と消化、

20時から4時までは同化に合わせるということ。


ローフードで使える食材

●果物・生で食べられる野菜。

●低温処理のドライフルーツや海藻。

●納豆や生味噌、生醤油(一旦加熱してありますが

その後発酵を続けるため)

●ぬか漬けや海苔・梅干もローフード。

●ナッツやスプラウト(発酵させた豆や種・穀類)

注意点:

体の中から毒素を出すので、

人によってはかゆみ・湿疹・目やに・鼻水・皮のめくれ・

下痢などがあることがあります。

毒素の排出が終われば、普通おさまります。

ただ、普段肉や魚・乳製品をたくさん召し上がられる方が

いきなりローフードに入ると反応が強く出る場合が

あるようです。


私は、このブログでも書いていますが、

朝は「フルモ二」=スローフードにしています。

自分で実践していいと思っているので、

納得しています。

たまに、仕事のストレスとかで体の調子が悪いと

果物を食べて唇が腫れることがあります。

先日も黄砂が多かったとき、身体のかゆみとともに

唇が荒れました。

果物によるアナフィラキシーか???と思って

何の果物にアレルギーがあるのかと思いましたが、

その後は出ず。

もしかしたら、身体が疲れている調子が悪いときには、

合わない食材もあるのかなとも思います。


やっぱり、

「心」と「体」と「食」のバランス、そして環境

大事ですね・・・。


そんな私は、今

アーユルヴェーダにも注目しています。

前にブログで取り上げた

西洋医学の父といわれる「ヒポクラテス」からくる

インドの伝統医学で、約5000年の歴史があります。


心・体・行動や環境も含めた全体としての調和が、

健康にとって重要とされ、

アーユルヴェーダでは、

病気になってからそれを治すことより、

病気になりにくい身体を作ること、

病気を予防し、健康を維持するという「予防医学」

考え方に立っています。


アーユルヴェーダはインドに生まれた

ヒンズー教・仏教・ジャイナ教は菜食主義を提唱しているので、

ベジタリアンです。

「菜食せよ。生き物を殺して食べるのは、良い食べ物ではない」

という考え方です。

また、

健康に良い食べ物は、

あらゆる生き物の成長の要因である。

健康に良くない食べ物は、

あらゆる病気の原因である。

健康に良い食べ物とは、

身体のバランスを維持する食べ物であり、

そのバランスを崩すものが不健康な食べ物である。

少食な人は長生きする。


アーユルヴェーダでは最高の薬が食べ物であると

考えられています。

身体の病気のほとんどが誤った食事の摂り方に

原因があるようなのです。

もちろん、自然のもの(手を加えていないもの)が主体となります。

禁止されているものを書きますね。

●発酵したもの・缶入りのもの・冷凍したもの

●残り物も食べない。消化が悪いし、生命力に欠けている。

●加工されている食品。イースト菌を使ったパンも含まれる。

●きのこなどの菌類。

●遺伝子工学的な操作で食物の自然な生体構造を

破壊したもの。


私は、仕事柄海外のお客様に食事を提供することがあり、

なるべくその国の風土にあったものを作ってあげたいと

思っています。

モスレム食でもスパイスとか食に対する考え方を学びました。

彼らは豚肉以外の肉は食べるはずなのですが、日本では

食べません。お祈りをしてから殺傷の仕方まで決められた

やり方のものでしかいただかないのです。

「命」を大切にしています。そして食事をするときには、

手をきれいに洗います。日本人は清潔とかいうけれど、

手をきれいに洗うのは、ソコまでないと思います。


「マクロビオテック」「ローフード」「アーユルヴェーダ」
どれも動物性食品を除いています。

徹底した菜食主義者は、ビタミンB12が不足しやすいので

注意するとともに、

私が思うのに、それぞれいいところもあれば悪いところも

あると思います。


そんな私と考え方が似てるな~というブログがありました。

3つの考え方をうまく解釈されて、素敵なお料理作られています。

運命的にこの時期に出会ってビックリ!です。

とても参考になりますよ。→VEGさんのブログ


私が「菜食主義者」になれないのは、

私が管理栄養士として献立をたて、調理する以上

動物性タンパク質は、はずせません。

むしろ、献立のメイン食材です。

それに、みんなが大好き、もちろん私も好きなんです。

「鶏の唐揚げ」「鯖の味噌煮」お弁当には「卵焼き」

肉・魚・卵料理は、私たちにはずせない食材です。

なので、私はそれらをひとまとめにして、

黄色のハートとしてグループにして

「動物性食品・・・控えめに」としています。


何度も書きますが、

私自身の毎日の食事は、

朝食・・「フルモ二」・・・リンゴの生絞りジュースと果物

昼食・・・「自由」→ほとんどが社食。

夕食・・・「玄米と豆腐を主体とした食事」

マクロビオテックとローフードの混ざったようなもの

にしています。でも人とのお付き合いの時には、

羽目をはずして、翌日調整します。


ちなみに昨日の夕食。

昨日は休日だったので、品数多いですが

管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-3
食べる順序としては、

人参リンゴジュースを飲んで、

そのかすとトマトの盛り合わせ

(人参は米油で軽く炒めています)

管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-1
②豆腐盛り合わせ

キムチと納豆とおくらと釜揚げちりめん

管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-2
③煮物系?と味噌汁

大根と長芋と人参とほうれん草(煮浸し)

ここは、朝のお弁当の残りがあれば食べるというかんじ。

味噌汁は揚げと白ネギと生姜が入ってます。

温まります。
管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-3
④さいごに玄米とお茶

玄米はいつもそのままなのですが、

今日は野沢菜昆布入っています。うまし!

今日のお茶は「おから茶」
管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-1
以上なのですが、

十分満足感です。おいしいし。

ところが、うちには最大の敵が!!!

そう、夫男の子です。

玄米も最初は付き合ってくれてましたが、

やっぱり白いごはんが大好き。しかも肉食。

いつも別メニューがつきます。

最近は太ったとかで、肉を控えていますが、

上記のおかずでは足りないとのこと。

この日のごはんの前にお酒を飲みながら

お酒のつまみで、

「アジの干物」を直下鉢で焼いたものと
管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-1
mamaくんさんやとんこさんからの刺激で

オニオンリングフライ(ちなみにノーマルなパン粉で)

新玉ねぎ1個分を作りビールのつまみに。
管理栄養士コーゲヨーコの「バランス喰楽部」-2
甘くておいしいはずなのに、「味がない!」と男の子

おたふくソースをかけまくっていましたプンプン

・・・と食の好みがなかなか合わないのも

大変ですが、

(ちなみに夫男の子はジュースも飲みません)

いいのよ・・・私は若くなるから。

と心の中で呟いています。


といった具合に私は、

それぞれのいいとこどりをして、

自分の生活に取り入れています。

私にとっては、今の状態が調子いいようです。


入院していたときには、

生野菜や果物が食べたくなったりしたので、

身体の声を聞くのもいいのかもしれません。

また、私がもう少し年をとったら、

もっと動物性食品は少なくなると思います。


でも育ってきた今までの食生活、

美味しかった料理は「脳」が覚えています。

ケーキにしても動物性ですものね。

毎日は食べないけどたまには食べたいのも

仕方ないと思います。

たまに食べると幸せな感じです。

またがんばろ~というパワーももらえます。

現代社会は「ストレス」が何よりの敵です。

ちょっとした「おいしいもの」が

ストレス回避につながるならたまにはいいのではと

考えています。

「心」と「体」と「食」と「環境」

これからもいろいろな人の考え方をまとめて、

食の追及をしていこうと思っています。


長くなりました~。

読んでくださってありがとうございます。

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