仙痛 | 馬苦労オヤジのバクロ話

馬苦労オヤジのバクロ話

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今日の昼前に以前ポニーを買ってもらった○井さんが、やってきた。馬が昨日から餌も食べず寝たきり、とのこと。
そりゃぁ仙痛だって事でとりあえず、聴診器を持って往診に…。馬のお腹の音を聞いて診ると小さな音でとりあえず動いている。健康ならグルグルと聞こえるはず。昨日、蕎麦の実(○井さんは、蕎麦屋さんなのだ)を大量にあげたらしい。そりゃ腹痛起こすはずだって事で、治療開始! まずは、手に石鹸を塗って尻の穴に指を突っ込んでボロ(馬糞)を取り出す。大きい馬ならすっぽり二の腕まで入るから沢山出せるがポニーじゃ指が二本しか入いらない、どうにか二、三個出せた。 固いそんで蕎麦殻だらけだ。もうこうなったら浣腸だ。ホースに石鹸を塗って尻の穴に突っ込む、そして蛇口を捻り水を出す。2、3分だしてから、今度は、曳き運動、これは馬を動かして消化器官の運動を促す為。30分程で出てきた蕎麦殻の黒いボロが。 もう大丈夫!治療終了!今日一日は、水だけで 何も食べさせない事を、告げ帰宅。 最近、普通の家庭でも、馬を飼っている家が増えて、月一くらいに、治療や削蹄に出かける事が増えた。 俺は、装蹄師なので削蹄では、金も、貰えるが、治療は、そうも言えない。まぁそれでも馬を飼う人が増えるって事
は、いい事だ。