大きなお世話です

ひぐらしのなく頃に鬼隠し編(1) (ガンガンコミックス)/竜騎士07: ￥610; Amazon.co.jp

勘違いも甚だしい！ひぐらしはホラーではなく「　ミ　ス　テ　リ　」だ！！,

レビュー対象商品: ひぐらしのなく頃に鬼隠し編(1) (ガンガンコミックス) (コミック)

全く面白くありませんでした。
この面白くなさは既に【異常】と言うべき。
「ひぐらしのなく頃に」という作品の導入作品です。
それが改悪だらけで、原作で言うところのTIPS部分も省かれてしまっています。
兎に角「ひぐらし作品」における陰と陽の反転が【物語として】全く表現されていません。
何しろこの鬼隠し編は「ひぐらし」を理解できていないのだから。
コミックス版「鬼隠し」を面白いと思って☆五つも四つもつけている方は、普段どんな漫画を読んでいるのでしょうか。
よほどつまらない漫画を読んでいるとしか思えません。

仮にも商業誌。
改善ならともかく、改悪するのは本当にやめて欲しい。
ページ数の関係でカットシーンがあるのは理解できますが、くだらないところにページ数を割いて、重要な部分が抜け落ちている始末。
もっと力を入れる事のできる部分は山ほどあったはずです。
お陰様で、謎に挑むはずの導入編である「鬼隠し編」が地に落ちてしまいました。

言っておきますが、「ひぐらしのなく頃に」はグロテスクやホラーが売りではないんですよ。
【　ミ　ス　テ　リ　】なんです。
だからキャッチコピーが【正解率１％】となるんです。
はき違えないでください。

これは「鬼隠し編」というより「妄想垂れ流し編」とでも改題した方がいいんじゃないでしょうか。
それほど原作とかけ離れています。
本を大切にする方ですが、読後、あまりの腹立たしさに叩き付けてしまいました。

兎に角、「ひぐらしのなく頃に」の面白さを理解して貰うにはやはり原作をプレイして欲しい。
面白さが桁違いだと言う事が分かるでしょう。
原作の入手が困難な方は、ドラマＣＤをお勧めします。
それほど酷い作品だと思いました。

只今、「罪滅ぼし編」も鈴羅木かりんさんが描いていると思うと買う気が失せます。