直売所「フエ農家の店」、安全野菜販売店増加への対応
こんにちは。BAJ東京事務所の瀬川です。
先日、フエへ出張へ行ってきました。
直売所「フエ農家の店」は、開店からそろそろ丸3年が経とうとしています。
開店当時、安全野菜を謳っている野菜販売店はフエ市内にはなかったのですが、
この3年でに10店舗以上に増えました。最近も3店舗オープンしました。
競争が激しくなってきたことを農家もひしひしと感じており、
直売所では、「お客さまの声」をお伺いするノートを置くことになりました。
写真右端の黄色いノートです。
設置から数日後、中を確認すると…
「店内が汚れている。」とのお声をいただきました。
毎日清掃をしているのですが、まだまだ充分ではありません。
この内容は、農家、直売所スタッフ全員で共有し、改善に努めていく所存です。
また、直売所スタッフの、特にお客さまの集中する忙しい時間帯には、余裕のない態度でお客さまに接してしまう対応が問題になることもあります。
これを改善するために、最近フエにも、接客マナー教育の行き届いたお店が出てきましたので、
そのような店に研修、見学に行くことを検討しています。
安全野菜を販売するだけでなく、この活動を続けていくためにも、競合店以上の良いところを作り続けていかなければなりません。
栽培日誌の確認や、
日々の営業(自分の野菜の入荷後、当番制で直売所の仕事をする農家のみなさん)
(お肉を注文しているお客さんと話す農家さん)
軌道に乗ってきたこのような活動に加えて、
より良い活動にするための知恵と工夫を農家のみなさんと探りながら活動しています。
みんなの体験農園〝トゥイビュウ畑〟
初めまして立教大学の前田涼太朗です
これからインターン生として体験してきたことを紹介します
BAJベトナムでは、農家の人が安心安全な野菜や肉を販売する支援のために、直売所をフエに立ち上げました。
そして、直売所が管理する畑で体験農園をつくる事業が始まりました
今回は、その直売所の利用者に向けた体験農園利用者募集の広告作成を私たちが担当させていただくことになりました。
そこで、私たちは広告作成の情報収集のために体験農園の畑であるトゥイビュウ畑に足を運びました
現地を確認して分かったことは、この畑には3つの利用目的があるということです
1つ目は、夏や雨期に普段の栽培方法では育ちにくい野菜を育て、直売所で販売する商品の数を確保すること、
2つ目は、直売所で野菜を販売している農家の人が有機無農薬で育てるには難しく、自身の畑を使うにはリスクのある野菜を試験的に育てる場所として1年間無料で貸し、農家を支援すること、
3つ目は、体験農園を通じて普段直売所で買い物をしている人や新規でお客さんとなるフエ市民に有料で畑を貸し出し、安全な野菜を育てることで、食の安全についてより関心を持ってもらったり、理解を深めてもらったりすることです。
これらの目的から、ただ直売所を運営しているのではなく、直売所や農家の生活の将来へ向けた持続性や向上を視野に入れた明確な活動を感じることができました
体験農園の利用者募集の広告作成をフエ外国語大学で日本語を学んでいるボランティアの学生と一緒に行いました
私たちが日本語で作成したものをフエ外大生にベトナム語に翻訳をしてもらいました。日本語とベトナム語では言葉のニュアンスの違いがどうしても生じてしまう中、フエ外大生が柔軟にベトナム人に伝わりやすい表現へと翻訳してくれてとても助かりました
今回、現地の畑を視察したことやベトナムの大学生と協力して作業ができたことは私たちにとって貴重な体験となりました