Sterility Blues で上を向いて歩こう!  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

Sterility Blues

日本語訳はこちらから

I dedicate this song to Gaha-san who feels to go to melt at U.S. :
(And I want to say it is not time when he melts with himself-pity. There is many people in the trouble all over the world.)

Cheer up, Gaha! You'll get well soon!
***

“In Japan, the declining birthrate is a problem.
So, we'll have to make children to fix it.
If you can't make them sooner, late childbearing brings many symptoms for babies.”

“Do lukewarm studies make you with no sex appeal.
That accounts for to keep away your husband from you, doesn't it?
Do extensive readings make you with no charm in a woman.
That accounts for to keep away storks' luck from you, doesn't it?”

A lot of ridicule, A lot of slanders,
Go round and round in my head.
Kicks up a din in my ears.
Then, the time flies with no regard to my distress.

“You should go to fertility expert A.S.A.P.
There are many clinics for erectile dysfunction.
Better late then never.
Time wait for no women.
You should think about both of your parents.
There are many helps for your parenting.”

To as many as assume, To as many as meddle,
Go round and round in my head.
Kicks up a din in my ears.
Then, the time flies with no regard to my distress.

“In Japan, the declining birthrate is a problem.
So, we'll have to make children to fix it.
If you can't make them sooner, late childbearing brings many symptoms for babies.”

A lot of correct opinions, A lot of plaisible lectures,
Go round and round in my head.
Kicks up a din in my ears.
Then, the time flies with no regard to my distress.
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This song is written by ulkamilk.
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不妊症ブルース

さとうさんの「かんきょうブルース」 への返歌がわりに。
***
English version is here

日本が少子化だってさ だから子供を作りなさいってさ
早く子供つくらないと 高齢出産は良くないんだってさ

なまじっか学問しているから
色気なくって旦那が相手しないんじゃないの
本に頭をつっこんでいるから
コウノトリがよってこないんじゃないの

いろんな嘲笑が いろんな中傷が
頭のなかをぐるぐる 耳の奥にがんがん
そうして時間だけ どんどん過ぎていく

早く病院に行きなよ 不妊治療でも受けなよ
最近はED外来もあるって言うじゃないの
産むなら早いほうが 善は急げともいうし
ご実家の両親のことも考えてあげなよ

さまざまな憶測が 余計なお節介が
頭のなかをぐるぐる 耳の奥にがんがん
そうして時間だけ どんどん過ぎていく

***

それは、本編のエピローグを打ち込んでいた頃の話。

姪っ子が生まれました。夫の弟の子供です。
出産予定日よりもかなり早くて大きかった。
私は夫の母から携帯にその知らせのメールを受信した。
夫の母にとっては初孫、しかも女の子で、とてもうれしそう。

結婚してもうすぐ十年の私たちになにもなくって
おととし結婚したカップルに、先に子供ができた。
神様はどうして、こんな不平等なことをなさるのだろう。

それでもがんばって、携帯からお返事を送信した。
「初孫ご誕生おめでとうございます!
こちらにも赤ちゃんの顔を写メールしてくださいねー」って。

翌朝、うちにFAXがとどきました。
九十歳を超える夫の祖母がしたためた毛筆で
「赤ちゃん誕生おめでとう。とてもうれしいです」と書かれていた。

明らかに誤送信だけど、お年寄り相手に抗議する気もおこらなくって
そのFAXの余白にこうしたためた。
「女の子ご誕生おめでとう!
おばあちゃまが喜びのあまり、送信先間違えちゃったみたいだから
そちらへ送りなおします。みなさまにもよろしくお伝えください」

夫の弟のお宅へFAXを送りなおしている先から、
涙が次々にあふれてきて止まらなかった。
どうして、私はこんな目にあわなくてはならないのだろう?

夕方。沖縄にいる自分の母親に姪っ子が生まれたことを報告した。
電話の向こうで、母親は言いました。
「あなたはお姉さんなんだから、早く会いに行って手伝うべきよ」

おかあさん、どうしてあなたは私の悲しみを救ってくれないの?
どうして、模範的な行為ばかり私に求めるの?
あなたには、自分の言葉の残酷さがわからないの?

とてもつらかったけど、小説をかきあげなくちゃいけなかったら、
その使命感で私はなんとか、本編を書き終えた。
書き終えて沖縄に行って、ある方に会ったら、
「あなたはクリエイターには向いていないよ」という言葉と共に
「三十五歳までに子供を作りなさい。それがラストチャンス」と言われた。

その方のおっしゃることは真実だと思うから、
小説は止めにしよう、研究者に戻ろうと決意した。
だけど、子供のほうは一人の力じゃどうしようもないことだ。

いままで、努力に努力を重ねて
なんとかうまくいくようにってがんばったけど
だから良い結論が得られるなんて、どうして断言できるだろう?
いままで、何も起こらなかったのに?
周りから罵倒され続けたのに?

***

日本が少子化だってさ だから子供を作りなさいってさ
早く子供つくらないと 高齢出産は良くないんだってさ

いろんな正論が いろんな説教が
頭のなかをぐるぐる 耳の奥にがんがん
そうして時間だけ どんどん過ぎていく
   
   
   
   
   
   以下、別のページのコメント欄より。
   
   

■Sterility Blues

ずっと前の奴をがんばって英語にしました。どうでしょうか?
やっぱりブルースはむつかしいです。