世界に取り残される日本人について…  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
   
    
   情報の伝達・公開てのは、速いほどいい・と思うけど、
   次郎も太郎も必要以上に
   あちらこちらへ飛び回って氾濫するのも問題あるよな。
   歩くべきところをクルマで移動して
   本来その道程を進むべき必要な時間を短縮してる。
   新幹線も飛行機も、凄いスピードだ。
   んで、イタリアでも東京上空から舞い降りても
   時差がある。
   でも、その時差に追いつくために、
   人間の細胞と魂は急激には老化はしない。
   ただ、問題は、
   時間を短縮させた分、寿命が延びてるのかというと、
   そうじゃない。
   むしろ逆に近い。
   急激にあらゆるモノを見て知ってしまった魂の成長が麻痺してしまう状態。
   たとえば、月なら月へ行った人は、
   精神の一部を置き忘れてしまうほどだ。
   肉体の内側に在った神の存在が
   外側へ行っちまうのかも知れない。
   するってぇと、宇宙旅行へ行ける人と行けない人の違いも出てくる。
   この地球上で健全な肉体に健全な状態で魂を宿してないと、
   身長(筋肉)が十何センチも伸びてしまう無重力空間では
   たとえ正常に生きていたとしても、
   地上に帰ってきて、心身共に、
   そのバランスが元通りに納まるとは限らない。
   筋肉の変形も精神の歪みも大変な崩れ方だ。
   21世紀後半に果たして、人々は、宇宙旅行を楽しめるのか?
   凄まじい筋肉の障害と、その肉体と精神の不釣合いが待ち構えている。
   BSE感染やダイオキシンの潜伏期間なんてどうでもよくなる。
   そういう、“宇宙病”については、誰も何も考えてない。
   そして科学は、物体の瞬間移動を実現化させようとまでしている。
   生身の身体で、人間が急速に時空を超えることは難しい。 
   元の場所から移動先へ到着した時は
   肉体はすべて凍りついくほど冷たくなって、
   魂を元の場所へ、ほとんど置き去りにしてしまう。
   冷凍人間の出来あがりだ。
   自分が生きている気配が感じられないのに
   肉体は動いてしまう。…かなり こわばった状態で。
   んで、ほとんど中身(魂/心)がない状態のまま、
   元に決められた寿命の通りには生きることはできない。
   狂ってしまうか、自分で自分の息の根を止めてしまうか…。
   
   スピードってのは恐ぇよな。
   
   んで、これと似たようなことが、今、
   日本経済の上において起こってる。
   スピードや次元を操れない人間が、その中にいる。
   情報化社会の行き着くところだ。
   お隣の韓国や中国の一部、インドの都心も、
   これから先、大変な事態が待ち受けている。
   
   「真綿で首を絞める」ってのは、そういうことだ。
   物事の成り行きがすべて、この崩壊しそうな自然界の中で、
   ゆっくりゆっくりと破壊されて、
   みんなでお手上げ。万歳することになる。
   そういう、“スピードに着いてゆけないパニック”。
   
   姉歯や堀江が どうのこうの言ってる場合じゃないだろ。
   このまま見た目に在るモノに意識を麻痺させ続けて生きるなら
   それはそれでもいい・かも知れない。
   自分独りではなく、みんなでやってることだ。
   集団無意識。
   でもそこに、本来の自由がないことに気がついてる人も増えてきた。
   
   俺なんて、最近になって、かろうじて…な。
   今まだ世間の騙しに引き摺られてる。
   でも覚悟を決めなきゃならない時が いずれ来る。
   明日なのか、あるいは今日なのか。
   
   失ったモノのすべてを決して取り戻せるもんじゃない。
   でも軌道修正は可能だ。
   自分次第でどうにでもなる。
   過酷だけどな。
   
   今後、こういう問題に、大勢の人がぶつかることになる。
   嘘じゃない。
   今のまま生きててみな。
   何食わぬ赴きの平穏なツラ構えで…。   
   そうしているうちに、必ず その時期が訪れる。   
   眼も耳も口も、呼吸さえも塞がれたまんまな。
   
   その証拠に孤独じゃん。みんなが。
   本当に本当のことを誰にも云えなくって。
   
   その先に見える永遠の孤独を覆すためには、
   もう努力なんていらない。
   何も頑張る必要はない。
   堪えて何になる?
   
   ただ気づけばいいんだ。
   
   「何者かに生かされているんだ」っていう事実に。
   
   必要以上の知識や経済や美貌とかいう
   フィルターが被さってるうちは難しいかも知れないけど、
   魂を磨くことをとめないようにするきっかけにはなる。
   と思うよ。
   生きてる証も見出せるかも知れない。
   もう何も模索することもなく、
   自分が望む方向へ生きて行けるようになれる・かも知れない。
   誰も導いてはくれない。
   自分で気づくしかないんだ。
   
   まぁ、「今のままでいい」っていう人の方が多いだろうけどね。
   本心とは裏腹に。
   
   俺は ひと足先に行くつもりでも何でもない。
   本来の自分自身を獲り戻したいだけだ。
   
   「今の日本には馴染めなかった」なんて、
   捨て台詞を吐かないようにするためにもな。