10/12にTSUTAYA O-WESTで行われる
舞台『SEutS DIVISION』。
芝居と殺陣と音楽の融合ってな舞台です。
ボクはギタリストとして出演させてもらいます。
すでに一回目の音合わせも済みまして、
今週にはリハがあります。
こういった現場はスタジオ入っても1〜2回くらいしか
弾かせてもらえないので緊張しますねー
事前にしっかりとした予習が必要になってきます。
暗譜(譜面を見ちゃいけない)なのもさらに緊張。
ボクはここ数年でこういった現場もちょっとだけ馴れたので
やり過ごし方?言い方が悪いかな?こなし方か、
できるようになったけど
それでもやはり事前に余念がないよね。
セッション的なノリできちゃうとホントに危ない。
あと、よくある「○○で忙しくて〜」なんて言い訳は
メンツをみればわかる通り、全員がそれぞれハードスケジュールの中でこなしてるから通用しないのです。
そんな「手練」が揃った舞台、楽しみですね〜。
前作はボクは出演者としては関わらなかったんだけど
広告やパンフレットのデザインで関わらせてもらいました。
んでもって引き続き今回もそこらへんのデザインを担当させてもらっているわけですが
先日、ツイッターでRTした「邦画ポスターと洋画ポスターの違い」みたいな記事がまさにあてはまるようなデザイン
まさに邦画チックなモノを作りました。
クライアントとの打ち合せの中で方向性がこうなったのもあり。
結構作っていて楽しかったです。
そのRTした記事にある「私は邦画支持者です」という意見に
なんというか、ちょっと目から鱗というか。
正解の在り方に新鮮味がありました。
大体にしてクライアントの打ち合せと実際に創作してみてのすれ違いはここにあったりして
文字情報量
余白の取り方
ストーリー性(意味合い)を説明し過ぎない
が矛盾となる。
両立させれば?というところにアタマを悩ますのだけど
まあ結局落ち着くとこに落ち着く
同じアーティストなんかがある程度の時期に来ると
アー写とロゴをドーンとさせて
下1/4で文字情報を並べて完成させるフライヤーは
広告としてはある意味正解なんだなって思います。
ひとえにデザインのお仕事といっても
[アート]と[作業]は別の所にあるので
クライアントの満足とその先にある見る人の印象を
どう優れた形にするのか?
まあ、どんな職業においても当てはまる事なので正解は様々ですね。
ああ、そうだサントラのジャケットも手がけました。
4人は合成なんだけど、
そうである事を気にさせないよう(気づかせないようにではなく)に
注意を払う事が大事なんだなぁと思いながら作りました。
見たヒトが「わぁ、雑な合成」「色味や構図がバラバラ」といった
雑情報で惑わされないように。
あたかもそれは最初からそうであるように
すんなりと必要な情報が目に入って、
「理由を述べるのはいちいちめんどくさいけど、なんか良さそう」って印象を与えられたらいいなと思ってます。
その他、このサントラの歌詞カードは開いてみたら、ある特定の方は喜ぶ仕様になってますし。
ああ、あと舞台のパンフレットか、
これも登場人物の相関図なんかも初めて作ってみて
面白い作業だったなと思いました。
色んなドラマや映画などの紹介である相関図を参考に見て回って
見やすい、わかりやすい相関図ってどういうデザインなんだろう?って調べる作業も面白かった。
というわけで
デザイン作業において作り手の“我”を見え隠れさせるのはあまり好きじゃないけど
(こんなブログを書いておいて今更ってのはおいといて)
余裕のあるかたは舞台そのものはもちろんの事、
こういった“作業”を手に取って想像して考えるのも楽しみ方の一つかなとも思います。
ああ!あとブロマイドね!
まだオフィシャル的には未定だけど
たぶんボクのもいくつか販売されると思うから
これはぜひ購入してください!
ボクだけ売れ行きが悪いと悲しいわ。
そしてここらへんをきっかけにバンド界隈に限らず、
小劇場系の芝居のデザインのお仕事が増えてきました。
なんかさ、小劇場系の芝居や映画のデザインは嬉しいよね。
それこそ“作業”だけではなく“アート”要素が増えるので
こういうお仕事をしているとなんだかステイタスとしてテンションが上がっちゃう気がする。
ミネムラ