umbrella revolution | ーとんとん機音日記ー

ーとんとん機音日記ー

山間部の限界集落に移り住んで、
“養蚕・糸とり・機織り”

手織りの草木染め紬を織っている・・・。
染織作家の"機織り工房"の日記

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 チベット・ウィグル・内モンゴルと異民族弾圧をくりかえし、“民族の消滅”を図る中国という国と、中国共産党が解体される時期を待たずに国交を開き、今日のようなさまざまな分野で交流を深めるような策をとってきたのは、自民党であったし、口蹄疫や毒餃子や尖閣問題で中国共産党の意向に沿った対応をしたのは、いわずと知れた民主党政権で、「あろうことか、中国を抜きにしては日本は成り立たない。」というような論調をマスコミを通じて流し続けた。

 ふり返れば、冷戦構造の終焉以降、正確な数がわからないほど中国からボートピープルが日本に押し寄せて不法入国を企てた頃から、日本は対中国の方向性を誤ってきたのではないかと思う。
 きっと、そのころ共産主義のカーテンの向こう側では、一時の北朝鮮の比ではない怨嗟の声が中国人民の側から起ころうとしていたのだろう。

 中国と、国交を開き、経済や文化の交流を通じて、手を差し伸べるにしても、十分に価値観を共有できる民主的な体制が樹立されたことを見極めてからでも良かったのだ。
 結局、日本がとった行動は、中国共産党を温存したことになったどころか、マネーという力を与え、チベットやウィグルや内モンゴルを蹂躙し続ける糧を与えてしまったに等しい。

 旧英国領香港は、中国共産党の迫害や粛清を逃れて、逃げ込んだ旧地主層や資産家層や知識人と呼ばれるの人々もいたのだろうから、「中国共産党の中国」を全く信用していない中国人が英国の撤退とともに残されてしまったのだから、「中国共産党の中国」に取り込まれるとチベット・ウィグル・内モンゴルのようなことになりかねないと危惧するところは切実なものがある。

 台湾や、香港のような、「中国共産党の中国」が、日本や日本人に加える嘘の歴史を良く知っている中国人が、日本に手を差し伸べて欲しいと求めても、日本は今まで無視し続けてきた。

 国際交流とか多文化共生とか、簡単に、そういうスローガンに載っかって、国際派を自認する人が増えているようだけれども、「中国共産党の中国」を招き入れる前に、まず日本に逃げてきているチベット・ウィグル・内モンゴルの人々や、台湾や香港の中国人の言い分をよく聞くことから始めたらどうだろうか。?


チベットを侵略した中国・他国を侵略する中国

 
 北京オリンピックのときのことを思い出してみると良い。留学などの理由で日本にいた中国人が中国からリモートコントロールされたように、日本のなかで日本ではないように振舞って中国の聖火警護隊のように、日本の警察など眼中に無い行動をしていた。

 そういう“異様なもの”に取り込まれてしまうというのが、香港の中国人が最も恐れるところなのだろう。

 過去の戦争責任が云々・・・などということを言っているより、未来を分かち合える人々を助けることを考えて、「日本と日本人は、公正な人権を守るために、香港の香港人による自治や、チベットやウィグルや内モンゴルで“中国共産党の中国”から弾圧されている人々を支援するべきでしょう。」

特集「国防費を超える予算で『中国共産党』の異民族弾圧」
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