昨日はNYCは、大雪との予報。
大雪や大雨の日は、お料理三昧で過ごすことが多かったのですが、
冷蔵庫には食べきれなくなりそうなほど、作った料理が球ってしまっていまして、
また、料理をして食べきれないものを作って一日を無駄にしたくないな、
と思い。あらかじめランチの予約をして、もらいました。
雪が降り始めたころ、家を出てレストランに向かいます。
13:00のリザべーション。
私ども日本人なので、ついついON TIME に着くよう家を出て、レストランを向います。
まだ、雪は降り始めたばかり。
でも、大雪になると予報が嘘ではないと思うような、「粉雪」
きっと積もるね。
15秒前に着きました。
きっと私たちしかいないだろうな?
少しまとうかな?と思いましたが、思い切ってドアを開けました。
どんな風に迎えてくれるんだろう?なんてちょっとドキドキしながら・・・・。
待ってくれていたのは、自分の家のような優しい空間。
まるでどの方かのリビングみたいでもあり・・・・・。
でも、予想通り私たちが最初のお客さまでした!(笑)
対応してくださったホールのマネージャーが一言。
「開店の準備があるので2~3分お時間をいただけますか?」
グリークひどい訛りの英語で申し訳無さそうに仰います。
もちろんです!急ぎませせんよ。
(その間写真でもとりますし!むしろラッキー!なんちゃって。)
このレストランは、現在の経営者のお母さまが始めたお店なんですって。
もともとはこのお店は、
古代ギリシャ文明以来しられている「pilo」つまり、ケンタウルス(CENTAUR)の山で生まれたそうです。
メニューを拝見して、感動しました。
木のメニューを開くと・・・・。
このレストランの名前「Philoxenia」とは、「Hospitality」=「Love for strangers」
まさに、「一期一会」。
おばあちゃんは何度も毎日そう話したそうです。メニュー見ただけでで泣きそうになります。
「私の母は、いつも煩いほど言いました。本当のHospitalityとは、あなたが出会う人全てに、あなたの決められたものではなく、彼たちにとって本当に美味しいもの提供するためにあなたの美意識を使い続けることなんだよ。」
それが大事なんだよと私に言い、私も自分の私の娘にも伝えました。
だから、彼女の思いを受けてレストランを開き、娘にもおばあちゃんの思いを伝え、
お店の名前を「Philoxenia」と言う名前に篭めたのです。
泣かせるなよ!
初めて伺ったので、ここでスターターのメインとなっている、ピタパンと一緒に食べる「spread」。
Sample 。
四種類のspreadをチョイス。
ピタパンとサーモンのspreadはサービス。
それとは別に、彼らが作る「spread」のメインを4種類いただけるのが、Sample 。
美味しい!
次のお料理を持ってきて下さった時、どのspreadがお気に召しましたか?
なんて。
私はサーモンとタラモと茄子!です。
ダーくんは、茄子じゃなくオニオンだと思ってた茄子が一番といっています。
と彼に伝えました。がはは!ばあか!
ダーくんはこんなことを聞いてくれるってすごいよね!
ブログにも書いてね。
なあんて言ってますが、その前に茄子とオニオンの違いを覚えて欲しい・・・。かも。
おいしかったです!ありがとうございます。おばあちゃんさま!!
・・でメインのタコちゃん。
きましたぁ~!うひひ!
めっちゃ美味しいです。
なんと言ったら良いのか・・・。
「なんでもないことが幸せだったと思う、なんでもない夜の事二度とは戻れない夜!」
Roadな感じ。
とにかくなんでもない!
普通。
だからこそ、めっちゃ美味しい。
次のお皿がきました。
ダーくんも興奮。
血圧上がってない?
間違いなく、上がってる。
ま、いっか!
お気づきに方もいらっしゃるでしょうが、
私が写真撮るまでに、この方、お魚がぶっと頂きたくなったらしく、
写真のお魚の左にある焦げてるようなもの。
あわてて、戻した証明でございます。
かなり、そそられたらしく。
本能でいきなり「がぶって」いっちゃったそうです。
まあ、アクシデントには慣れておりますので。
気持ちはお魚へ。
すばらしい焼き加減。
蒸し加減。
大好きなシーバスをこんなに美味しくしてくれてありがとう!
不思議なことに、コーヒーやデザートのお勧めもなく、
え?
っと思い増したけど、私がそんなのいらないって解ってくれたんですね。
ありがとうございます。
このお店、お教えしたいような、こっそり一人いきたいような。
少なくとも私にとっては、大変大事なことを教えてくださったお店。
そして、本当に美味しい。
こんな料理を作れる私になれたらな!?
そんな夢が見せました。
住宅街の隠れたお店。
こんな小さな空間で、おばあちゃまの心意気が息づいているってことだけで、
私は幸せです。
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ちなみに、今夜はNFLの順々決勝の2日目。
私が応援していたチームはことごとく大敗。
うーーーむ。