子供・赤ちゃんの嘔吐(2) 対処法とホームケア
嘔吐時の対処法
汚れた衣服・寝具は手早く取り換える
吐いた物のにおいは吐き気をうながします。
吐き気が治まったら、まず着替えさせ、うがいをさせたり、顔や口の周りなどの汚れたところを拭いて清潔にしましょう。
汚れた寝具は手早く取り換えます。
汚れそうなところにあらかじめバスタオルや新聞紙などをひいておくと良いでしょう。
ただし、吐いた直後に動かすと再び吐きやすいので、着替えは吐き気が治まるまで待ちましょう。
楽な姿勢で、寝ているときは横向きに
衣服をゆるめ、本人が楽な姿勢を取れるようにしてあげます。
寝ているときは、吐いた物が気管に詰まらないように顔を横向きにしてあげましょう。
小さな子供や、寝ている間に吐いた場合、口の中に吐いた物が残っていることもあります。
誤嚥の危険があるので指でそっと取り除いてください。
いつ吐いても良いように新聞紙や洗面器を枕元に用意しておき、いつ吐いてもいいようにできるだけそばに付き添ってあげましょう。
起き上がるのがつらいときは、ほおの横に洗面器を差し込んで吐かせるようにします。
ホームケアのポイント・注意点
水分補給はこまめに
嘔吐が続くと脱水症状が心配されます。
吐き気が治まってから、常温か人肌に温めた経口補水液やイオン飲料を与えましょう。
最初は一口から、飲んでも吐かないことを確認してから、ゆっくり少しずつ飲ませます。
十分な水分が摂れていない時は、脱水症状をふせぐために、眠っていても時々起こして水分補給をしましょう。
また、吐き気止めの座薬を使ったあとは、1~2時間ほど間隔をあけてから水分を補給します。
ストックしておくと便利、嘔吐後の水分補給
二次感染を防ぐ
嘔吐物にはウイルスや細菌が含まれていて、二次感染の危険もあります。
処理する際には窓を開けて換気しましょう。
汚れた床などはできれば薄めた塩素系消毒液(家庭用漂白剤)で拭き、処理後は石鹸で十分に手洗いをしてください。
子どもが消毒液に触れないように気を付けましょう。
汚れた洗濯物は、塩素系漂白剤につけてから洗濯機へ入れます。
食事や調理の前もせっけんでしっかり手洗いをして、タオルなどの共用は避けましょう。
床や寝具に 口に入っても安全な消毒・消臭剤
嘔吐時の食事
水分がとれ、脱水症状が改善したら、できるだけ早くから消化のよいものを選んで食事を開始しましょう。
胃の中がからっぽのまま吐くと、胃が荒れてしまうのであまりよくありません。
栄養補給の面からも、無理のない範囲で食事をとるようにしましょう。
吐き気があるときに食べやすいもの
おかゆやにゅうめん、野菜スープやみそ汁などは食べやすいでしょう。
うどんは固くて太いため、そのまま吐いてしまうこともあります。
リンゴをすりおろしたものや柔らかくつぶしたバナナもおすすめです。
ニンジンや大根も回復期に適しています。
よく火を通してから与えましょう。
離乳食の場合は1段階前に戻します。
避けた方がよい食べ物
柑橘類や糖分の多いジュース、レモンなど酸味の強いものは避けましょう。
揚げ物や脂肪の多いもの、海藻やきのこなども消化によくありません。
牛乳や乳製品も避けた方がいいでしょう。
【子供・赤ちゃんの嘔吐】
1 受診のめやす
2 対処法 ホームケア
3 症状と原因(嘔吐をともなう病気)
汚れた衣服・寝具は手早く取り換える
吐いた物のにおいは吐き気をうながします。
吐き気が治まったら、まず着替えさせ、うがいをさせたり、顔や口の周りなどの汚れたところを拭いて清潔にしましょう。
汚れた寝具は手早く取り換えます。
汚れそうなところにあらかじめバスタオルや新聞紙などをひいておくと良いでしょう。
ただし、吐いた直後に動かすと再び吐きやすいので、着替えは吐き気が治まるまで待ちましょう。
楽な姿勢で、寝ているときは横向きに
衣服をゆるめ、本人が楽な姿勢を取れるようにしてあげます。
寝ているときは、吐いた物が気管に詰まらないように顔を横向きにしてあげましょう。
小さな子供や、寝ている間に吐いた場合、口の中に吐いた物が残っていることもあります。
誤嚥の危険があるので指でそっと取り除いてください。
いつ吐いても良いように新聞紙や洗面器を枕元に用意しておき、いつ吐いてもいいようにできるだけそばに付き添ってあげましょう。
起き上がるのがつらいときは、ほおの横に洗面器を差し込んで吐かせるようにします。
ホームケアのポイント・注意点
水分補給はこまめに
嘔吐が続くと脱水症状が心配されます。
吐き気が治まってから、常温か人肌に温めた経口補水液やイオン飲料を与えましょう。
最初は一口から、飲んでも吐かないことを確認してから、ゆっくり少しずつ飲ませます。
十分な水分が摂れていない時は、脱水症状をふせぐために、眠っていても時々起こして水分補給をしましょう。
また、吐き気止めの座薬を使ったあとは、1~2時間ほど間隔をあけてから水分を補給します。
ストックしておくと便利、嘔吐後の水分補給
二次感染を防ぐ
嘔吐物にはウイルスや細菌が含まれていて、二次感染の危険もあります。
処理する際には窓を開けて換気しましょう。
汚れた床などはできれば薄めた塩素系消毒液(家庭用漂白剤)で拭き、処理後は石鹸で十分に手洗いをしてください。
子どもが消毒液に触れないように気を付けましょう。
汚れた洗濯物は、塩素系漂白剤につけてから洗濯機へ入れます。
食事や調理の前もせっけんでしっかり手洗いをして、タオルなどの共用は避けましょう。
床や寝具に 口に入っても安全な消毒・消臭剤
嘔吐時の食事
水分がとれ、脱水症状が改善したら、できるだけ早くから消化のよいものを選んで食事を開始しましょう。
胃の中がからっぽのまま吐くと、胃が荒れてしまうのであまりよくありません。
栄養補給の面からも、無理のない範囲で食事をとるようにしましょう。
吐き気があるときに食べやすいもの
おかゆやにゅうめん、野菜スープやみそ汁などは食べやすいでしょう。
うどんは固くて太いため、そのまま吐いてしまうこともあります。
リンゴをすりおろしたものや柔らかくつぶしたバナナもおすすめです。
ニンジンや大根も回復期に適しています。
よく火を通してから与えましょう。
離乳食の場合は1段階前に戻します。
避けた方がよい食べ物
柑橘類や糖分の多いジュース、レモンなど酸味の強いものは避けましょう。
揚げ物や脂肪の多いもの、海藻やきのこなども消化によくありません。
牛乳や乳製品も避けた方がいいでしょう。
【子供・赤ちゃんの嘔吐】
1 受診のめやす
2 対処法 ホームケア
3 症状と原因(嘔吐をともなう病気)