原発推進=核武装論者=戦争推進者? | BABYDOLL LOUNGE

原発推進=核武装論者=戦争推進者?

原発推進をする人たちがあげる理由として
経済を回すためといったごく普通の理由とは別に
核武装論なんかもあったりする。
中国や北朝鮮などの近隣アジア諸国の軍備状況を
鑑みて日本も核武装しましょう、ということなのだろう。
原子力発電所は原子爆弾の製造に必要なプラトニウムを産出する。
平和時の電力供給の役目から一転して殺人兵器にすることは
日本の技術を持ってすれば簡単に可能だと言われる。
また、原発から排出される廃棄物の「有効利用」の先にある
劣化ウラン弾で中東の多くの子供たちが被爆・死亡している
という事実をあなたならどのように受け止めるでしょうか?
なんというか、核武装論というのは人間の愚かさを
象徴しているとしか思えない。
こういう考えって何か間違ってないかい?
この国のナショナリズムは臆病さに支えられているのかな?
核があってもなくても原発にミサイル一発落とされりゃお終いだよ。
本当に日本、世界の平和を守ろうとするのであれば
世界の寿命を縮める核や他国民を殺害するような
武器を無くそうと近隣諸国そして世界に働きかける努力をし、
国際社会での信用度を上げて見本になるべきじゃないの?
外交カードを核にしたり軍拡して他国を脅かすなんてのが、
そもそも間違ったナショナリズムの考えだと
上野のパンダは笹を食いながら思っていることだろう(笑)

太平洋戦争は日本をどん底に突き落とした。
無謀な戦争へと突き進んだことで
どのような結果が待ち受けていたか?
戦争推進者たちは大本営発表を行い、マスコミは国民を煽り
言論統制で国民の反対感情を摘んで、日本を破滅に導いていった。
このことは現在の原発推進者たちと見事に重なるよね。
我々はいま戦時中と同じ状況に置かれていると
いってもいいのかもしれないね。
負けることがわかっていて、大本営発表で嘘をつき続け、
多くの国民を犠牲にした太平洋戦争。
あと一回の巨大な余震で原発が致命的な状況になる可能性が
あるにもかかわらず、原発を推進し放射能を無害のように伝え
国民を欺く政府と東電。
福島のみならず、再び関東で大きな余震、
言われ続けている東海大地震が
起きたら日本は破滅にまっしぐらだ。
浜岡原発、福井のもんじゅ、青森六ヶ所村に何かあったら
取り返しのつかないことになるだろう。
そうなると経済を憂いている余裕さえなくなり、二度目の
他国の占領さえ受け入れてしまうかもしれない。
政府が統治能力を失い、他国に主権を委ねる形に
なる可能性だって全くは否定できない。
その時点で日本という国の歴史は終焉を迎えるのかもしれない。
大袈裟だろうか?でもありえない話ではない。
こんなことを考えていると
原発推進=核武装論者=戦争推進者に思えてきたりする。
と、夢の中でドラえもんが演説していました(笑)

先の大戦で日本と同じ敗戦国となったドイツを見てみよう。
メルケル首相は対リビアの空爆作戦における合意がなされないため
NATOから軍を撤退させて、軍事行動には参加しないことを明確にした。
そして福島原発での事故を受けて原発早期全廃へ方針を示した。
(以下、東京新聞より)

【ベルリン=弓削雅人】
ドイツのメルケル首相は十五日、「脱原発」の見直しを進めてきた政策を転換、
国内の原子炉全廃を早期に実現する方針を決めた。
野党社会民主党(SPD)を含む国内十六州の州首相らと協議、
連立与党が推進してきた既存原子炉の稼働延長を短縮することで合意。
福島第一原子力発電所の事故を受け、原発政策が変更を余儀なくされた形だ。
メルケル首相は、州首相らとの協議後に記者会見し
「可能な限り早く、原子力エネルギーから脱却したいと思う」と述べ、
風力などのクリーンエネルギーへの転換を早める考えを表明した。
首相は昨秋、平均十二年間の延長を決めた原子炉の稼働期間を短縮するため、
六月中旬までに関連法案を改正する意向。
だが、連立与党内では、電力供給の20%余りを担う原発廃止による
産業活動の停滞やクリーンエネルギー導入による国や各州の多大な経済負担に異論もある。
首相は延長期間や財源については明言しなかった。
メルケル首相は会見で、送電網の整備、電気料金の改定、
核廃棄物処理場の点検などに関する包括的な法的措置が必要とし、
「政策の転換は新しい挑戦だ」と強調した。
ドイツは第一原発事故を受け、稼働中の原子炉十七基の延長を三カ月間凍結。
一九七〇年代から稼働する七基は運転を停止した。
根強い「反原発」の世論に、福島原発事故が追い打ちをかけ、
連立与党は州議会選挙で環境政党に政権を奪われた。
また、連立与党の自由民主党(FDP)が選挙後、
脱原発に急転換し、エネルギー政策をめぐって大きく揺れていた。

きっとメルケルおばちゃんは命がけだと想像する。
しかし、脅しにも屈せず脱原発に舵を切ったことは素晴らしいことだね。
この人のことよく知らないけどこの戦争不参加、脱原発政策だけで
BABY平和賞を進呈したいね、ノーベル平和賞より格上の(笑)
本来、アメリカでもヨーロッパでも原子力エネルギーの比重は崩れつつあり、
そこで後進国に原発を売り込もうというのが彼らの戦略ともいえる。
型の古い戦闘機や兵器を高額で売りつけたりしてくるのと同様に。
だいたい、彼らから武器を買っていたリビアやイラクが
売った国と戦ってる構図というのもおかしいと思わないかい?
そういえば福島原発の一号機もGEという多国籍企業が設計した
ものだったね。しかも不良品だったんだから酷い話だし
任せるほうの東電も責任重大だね。
もうこの国の大人たちは勇気を出して、
はっきりNOを突きつけないとやりたい放題やられてしまうよ。
平和にするのも戦争起こすのも全ての人がスイッチそのもの。
だったらおれは平和のスイッチを押してHAPPYに暮らしたい。
と、ジョンレノンが天からテレパシーを送ってきました(笑)

TEARDROPS/皆殺しのバラード