嬉しい再会と魔法の言葉 | 東松山市・ベビーマッサージサロン*ラトル

東松山市・ベビーマッサージサロン*ラトル

現在、火曜日と金曜日の午前中にベビーマッサージをお伝えしています。


赤ちゃんの脳は肌にある、とも言われるほど、人が産まれて第1に発達するのは皮膚感覚です。
赤ちゃんとお母さんの肌のふれあいを通して、絆作り(bonding)を深めてみませんか?!

東松山市・嵐山町・行田市を拠点としたベビーマッサージサロン*ラトルです。


昨日、今日と次男の通う幼稚園へハロウィンのお祭りのお手伝いに参加してきました。

次男の幼稚園はキリスト教系ミッションなので、クリスマスも盛大ですが、ハロウィンも事前に仮装の衣装を子供たちが制作して、楽しく盛大に行われます。

こういったイベントには保護者のボランティアを募るのですが、お手伝いで園に足を運ぶことで子供の楽しそうな様子も垣間見る事が出来、親も一緒に園生活を楽しむ事ができます。

(学校に上がるとなかなか生活を見る機会もないので、在園中には親も一緒に楽しんだ方がお得!と私は思います)


今日は在園児のハロウィンで、園内のお部屋を子供同士で回ってミッションを遂行し、各場所でご褒美を貰っていました。

幼稚園版のオリエンテーリングと言ったところでしょうか。(笑)

大きい子と小さい子がペアになって周る姿はとても微笑ましかったですよ。

仮装のファッションショーもありました。




そして昨日は幼稚園に入園する前のプレ教室に通うお子さんとママの為のハロウィンのお手伝いにも行ってきました。


そこでなんとラトル*サロンにずっと通ってくださっていたMちゃんとママに再会する事ができたんですラブラブ!

ラトルを卒業する頃はまだあんよもおぼつかない状態だったのに、ママと手を繋いでしっかり歩いてミッションを遂行している様子。

クレヨンを手に制作している姿には感動でした。

髪も伸びてお下げにしていて、すっかり少女な姿。

サロンを卒業されたらなかなかその後の成長に触れる機会がないので、本当に嬉しかったです。


Mちゃんはまだ2歳前なので来年度入園予定の子の更に小さい組さんに値します。

ご自宅も遠いのに、「暁子さんからとても楽しい幼稚園だと聞いていたので。。。」とMちゃんと通って下さっていたとの事。

サロン中の他愛ない話を覚えていてくださったんですね、嬉しいです



東松山市内には沢山の幼稚園があります。

どの幼稚園もそれぞれに特色があって、他園に通う子のママ友から話を聞いても市内の幼稚園はみな魅力的な保育をされています。


私も長男をどこの幼稚園に通わせようか、正直とても迷いました。

二年保育で入園した長男の幼稚園選びの年は私のお腹に次男がいて悪阻もきつかった事もあり、プレ保育に入るタイミングを逃してしまったので尚更。

入園前の一年間、私の体調の良い日は幼稚園や保育園の園庭解放に遊びに行き、様子を見ることしかできなかったのですが、そこで私は「ここにしよう」と思う決め手となる魔法の言葉と出会いました。



長男は小さな頃から電車が大好きで、電車のおもちゃを見るとまっしぐら。

お友達の家でも、自分のおもちゃでも手放す事ができず、貸し借りもできなかったことにとても悩んでいました。

今思えば、そんな小さな子が自分の欲求を殺して人に与えるなんてできなくて当然なのですが、初めての育児の時はそんな息子の姿に落ち込む毎日でしたね。


そんなある日、園庭解放の時間も終わり、お片づけをして帰りましょうとなった時、息子は砂場用の新幹線の形をしたお気に入りのおもちゃを手放す事が出来ず「持って帰る」と頑張っていました。


「もうお片付けの時間!」「これは幼稚園のもので○くんのじゃないでしょ!!」

「イヤ!持って帰りたい!」

と私と息子の押し問答。ひっくり返って泣く息子に私も泣きたい気持ちでした。


そこへプレ教室担当の先生がやってきて

「○くん、じゃぁその新幹線、誰にも取られないようにあっちの滑り台の後ろに先生と隠してこようか。」

と息子の耳元でいたずらっぽく耳打ちしたんです。


息子はその言葉に「うん。」と起き上がって先生と二人で滑り台の後ろに消えてゆき、その後はニコニコで戻ってきました。


そして「○くん、先生、あの新幹線、ちゃんと無くならないように来週まで見張っておくからね。また来週遊びに来てね。」

そう先生に言われると息子は笑顔で園を後にすることができました。


これが私が出会ったプロの保育者の魔法の言葉。



『お友達と仲良く、貸し借りをして遊ばなくちゃ。』

『これは人のもの、欲しがってはいけない。』

『帰る時はお片付けをしなくちゃいけない。』

『駄々をこねて泣いてはいけない』


親は我が子をちゃんとした人格者に育てなきゃと正義感でいっぱいです。

自分自身はそれほどの人格者でもなんでもないのにね。

そして親が子供に対して考える「こうであらねば」は往々にして大人の都合であることが多いのだと思います。


そんな当時の私には「誰にも取られないように」、「隠しておこう」ってメッセージがとても新鮮に思えました。

でもきっと息子にとっては先生が「手放したくない」という気持ちに寄り添ってくれただけで嬉しく、それだけで、気持ち良く手放す事ができたのだろうなぁと思います。

そしてその声掛けは、息子だけではなく、息子に困っていた母親である私も駄々をこねていた息子が悪いわけではないんだと思え、とても気持ちを楽にして頂くことができました。


そんなエピソードから4年、私は長男、次男と今の幼稚園にお世話になっています。

園ではその後もそれぞれの担任の先生から、心に深く刻まれる素敵な言葉をかけて頂いたり、感激するような出来事も沢山ありました。

今となれば子育てのことでうまくいかなかったり、悩んだり、そのお蔭で気づかされた喜びや、与えて貰った優しさがあるなと思うんです。


しかしなにぶんまだ息子が在園中でもありますので、すこし照れくさい部分もあります。

また折を見て、そんな思い出話も少しずつここでご紹介できたらと思っています。



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