林明子さんの描く子どもたちって、ほんとうに可愛くて
図書館で可愛い女の子の絵本を見つけたので借りてきました
定価:¥ 800+税
出版日:1981/10/20
出版社:福音館書店
作者:筒井頼子
イラスト:林明子
ページ:24
【送料無料】楽天市場で詳細を見る 読み聞かせるなら2歳ごろ~
|
日曜日。『あやこ』は今日、お父さんとお母さんとピクニックへ行きます。
台所ではお母さんがお弁当づくりの真っ最中。
あやこは朝食を食べながらいいことを考えました。
『おかあさん、みて!わたし おべんとうを つめてあげたの』
そこにはぐちゃぐちゃのおにぎりと具がみっしりとお弁当につめこまれ、なぜか真ん中にまるごとリンゴが1個ドーーーーン
あやこはお父さんに自分がお弁当をつめれたことを教えてあげようとしましたが、あいにくお父さんはヒゲそりの真っ最中。
ふと見るとお父さんのカバンが開けっ放し。あやこはカバンをしめるのに邪魔だった紐をひっぱり、カバンから荷物がドーーーン
ほかにも、1番好きなお洋服を着せてもらったのに、待ちきれなくて飛び出したお外で転んでお着替えすることになったり、鏡の前で待っていてねと言われたらお化粧をはじめたり……
だけれど、最後は元気に出発です
わかる!わかるよ!もうなんで次から次へとこの子はーが満載。
今は幼稚園へ送り出すまでの時間が毎日戦争。休みの日は休みの日で、おでかけ前の時間が戦争。
この絵本にでてくるお父さんお母さんは優しいです。
あとは詰めるだけだったお弁当をぐちゃぐちゃにされても、お母さんが言ったのは『まあ!』と驚くだけ。
『あやこはきがえなさい』とか、『おてつだいは もうけっこうよ』とか、なんとなくあやこの行動に釘はさしているけれど怒ったりどなったりしない。
ウチだったら『もぉおおおおおおおおおお!なにやっとぉのぉおおおお!!』『うぎゃぁああああああ!!ママぁああああああ』のやりとりが、とても淡々と進んでいく(恥ずかしいよ!)
そして、あやこがずっと楽しそう。朝起きた瞬間から、きっとずっと楽しみにしていたんだろうピクニックへ想いをはせていて
別に悪気があったわけではなくて、優しい気持ちや楽しい気持ちからやったことが、失敗しているだけで
親次第で、こんなにおだやかなお出かけ前の時間になるんだって反省
あやこの優しい気持ちを大切にして、育てていく絵本のなかのお父さんとお母さん、見習いたい。
絵本って、子どもの心を育てるだけではなくて、読み手の親に子育てのヒントをくれるんだなってあらためて感じました
あの『なんでそんなことをするんだ』も、全部優しさや思いやりがうまくいかなかっただけって思ったら、うちの子はなんて優しくて、好奇心抜群で、なんでもやってみる頑張り屋さんなんだって思ったよ。
定価:¥ 800+税
出版日:1981/10/20
出版社:福音館書店
作者:筒井頼子
イラスト:林明子
ページ:24
【送料無料】楽天市場で詳細を見る 読み聞かせるなら2歳ごろ~
|