川人家長屋門
最近、なかなかお出かけが出来ません。
新たなお出かけネタがありませんので、以前行った徳島県三好市の話題です。
吉野川沿いの市街地からしこしこと山に上がってみました。
以前から聞いてはいたのですが、立派な長屋門が残されているとの情報。
三好市の西山地区にありました。
この場所、とても見つけにくかったです。
ナビを見ても載っていない、というか、道路がない。
道なき道をかきわけて・・
本当にたどり着けるのだろうか?と心配しながら、吉野川北側の県道から山へ入ること約7キロ
へぇ~~、りっぱなもん(門)や・・といつも通りつまらないダジャレをたれながら・・・
でも、立派なもんでしょう。
江戸時代後期(1780年ごろ)に建てられてから、200年以上だということです。
入母屋造りのかやぶき屋根で壁はしっくいが塗られています。
こういった建物にはしっくりきますね。
塗るのも大変だったでしょう。まさか職人さんが ぎっくり 腰にはならなかったかな・・・
1990年に徳島県の文化財として指定され、93年ごろ かやぶき屋根の改修がおこなわれたそうです。
その『かや材』は遠く山城町の塩塚付近から運ばれたのだそうです。
文化を守るには、時間もお金も大変なようです。
間口は22.5Mほどあり、門の脇には『問屋』と呼ばれる場所がありました。
で、ここでもん(門)だいです。
この『問屋』とは、なにがおこなわれていた処でしょうか?
この時代、『問屋』とは、罪人を問いただす場所だったということです。
そして門の左側には番屋と呼ばれる部屋があり、常時4名ほどの番士が常駐していたそうです。
人通りも、車の往来も少なく、静かな山里の一角にありました。
とても静かで、手入れも行き届いていました。
で、この川人さん、全国的には『かわひと』・『かわと』・『かわんど』・・といくつか読み方があるそうです。
ここの川人さんは、どれなのでしょう。
川人姓のルーツをたどると、ほとんどの人が、池田町、阿波町の出身なのだそうです。
久しぶりに訪ねた古民家、味わい深いものでしたよ。
クリック宜しくお願いします。
仕事の絡みもあって、こういった古い建物、よく見に行きます。
現在では入手困難な材料や、想像できないほどの
手間がかけられたものも多くあります。
ずっと大切にしてほしいですね。
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MEMO:
徳島県三好市西山地区
川人家長屋門
徳島県指定の有形文化財です